西村信夫の「MNC」256
発行日:4/27
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▼西村信夫の「マネ−ニュ−ス・コメント」 No.0256▼
MoneyNews Comment(MNC)/ 2004.04.27
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▼日米財務相会談/為替安定を歓迎する意向表明でドル円平静
▼貸出アンケート調査/
貸出減少=必ずしも景気ピークアウトのシグナルではない
▼世界景気/G7合意が内包する、世界的な長期金利上昇リスク
▼デフレ解消/日銀による追加的な金融緩和が不可欠だ
▼第三次産業活動指数/
2月大幅低下は、そのまま景気ピークアウトを示唆せず
▼長期金利/週初から「超長期債の好需給vs外部環境悪化」の綱引き
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▼株式相場/12,200円前後の高値圏抜けないと、再び調整局面へ
<ヨーロッパ発>Tanaka CRM社長の田中雅さん(Tadashi Tanaka/
President,TanakaCurrency Risk Management.v.o.f.)は、日経平均株価、NY
ダウ、ナスダック相場の見通しについて次のようにコメントするーー。
<NIKKEI 225 cash: 中期強気中>
先週は週初UFJ 銀行の不良債権増との報をきっかけに急落、先々週に
引き続き11600 円台をつけた。しかし翌日には12000 円台をつけるなど急
反騰したが、その後は12000円を挟んでもみあい。週末には米株高もあり
結局12100 円台と高値引けした。ここ2週間はほとんど同じレンジでの往来
相場となったが中期周期的には、まだ下落波動である。この12200 前後の
高値圏を抜けないと再び調整局面となるだろう。今週の買いストップは
12643。売りストップは11598。(下図は中期週足)
<DOW JONES Ind.30:長期弱気中(短期強気転換)>
先週は火曜日にグリーンスパン発言をきっかけとした米金利の急上昇の
影響から、デイリー売りブレークアウト発生し急落。しかし木曜日には企業
の好決算の発表等から買い戻され、結局いってこいの相場となった。
当面は10200〜10600 でのもみあい相場となりそうだ。
今週の買いストップは10707、売りストップは10239。(下図は短期日足)
<NASDAQ100 cash:長期弱気中>
(ご注意:ナスダック100 は通常引用されるナスダック総合指数と異なります。
シカゴにて先物が上場され、指数取引の流動性が最も高いナスダック100
のオリジナル指数です。)
3月に長期売りシグナル点し長期弱気中である。この1500 前後は戻りの
目処でかなり重たくなってくるレベルである。ここを上に切り返せないと
再度下値方向か。4月の買いストップは1513、売りストップは1364。
(下図は長期月足)
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▼ドル・円相場/過去3年、4月最終週と5月頭の週はドル反落・・・
アキ投資顧問・社長の堀内昭利さん(Akitoshi Horiuchi/ President, AKI
Investment Advisor)は為替相場について概ね、次のようにコメント
(ほぼ原文通り)する−−。
やっぱり、週末のNYクローズはいじられたものだったみたいだね。
日曜日には通信社のレートもチェンジして、すべて修正されてスタートだっ
たしね。<まずは、今日の高値安値をチェック> さて、今週も引き続き
ドル買いからスタート。政府が余計なことをしなくなってから自然なリズム
になっており、もう少し息の長いものになるかもしれない。ただね・・・、
ドル円に関しては、過去3年くらいのデータからいくと、この4月の最終週
と5月の頭の週はドルが反落してるんですよね。ちょっと注意しておきたい。
まずは、今日の高値安値をチェックかな。(4月26日月曜日)
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▼日米財務相会談/為替安定を歓迎する意向表明でドル円平静
フォレックス・ディーラー物語(http://www.d4.dion.ne.jp/~smatt/)の松田哲
さん(Satoshi Matsuda )は為替相場の見通しについて、次のようにコメント
(ほぼ原文通り)する−−。
週末にワシントンで開かれたG7(先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議)
では、為替は大きなトピックスにならなかったようだ。今回のG7声明も、
手抜きのコメントで、前回のG7声明と同様であった。為替に関する表現に
修正がなかったことは、市場参加者の多くが事前に予想していたことであ
り、ことさらな驚きはない。
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▼貸出アンケート調査/
貸出減少=必ずしも景気ピークアウトのシグナルではない
クレディ・スイス・ファ−スト・ボストン証券会社、経済調査部( CreditSuisse
First Boston:CSFB)は、本日、日銀から発表された4月の主要銀行貸出
アンケート調査に関して、「金融機関貸出はまだ、増加する局面ではなく、
場合によっては対前年同月比ベースでの伸び率の減少幅は、住宅ローン
需要がピークアウトすれば、再び拡大する可能性も否定できないということ
になる」と語る。
<長期金利が、本格的な上昇局面に入る段階ではない>
アンケート調査では企業向け資金需要判断DI が前回(1 月)の+1pt から
▲12pt と大幅に低下し、貸出回復の期待を裏切る結果となった。また、
同様に、個人向け資金需要判断も1 月の+16pt から4 月は+7pt と低下し
た。その一方で、地方公共団体向けの資金需要DI は+20pt と前回(1月)
の+1pt から大幅に上昇した。
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▼世界景気/G7合意が内包する、世界的な長期金利上昇リスク
UBS証券会社・経済調査部チ−フエコノミストの白川浩道さん(Hiromichi
Shirakawa/ Chief Economist, UBS Securities Japan Ltd.)は今日のポイ
ントとして「世界的な長期金利上昇のリスク」を挙げるーー。
<日米欧3極=現状の為替相場水準に満足しているが・・・>
週末のG7会合は、大方の市場予想どおり、為替市場に関するステート
メントの変更はなく、ニュース性の低いものとなった。日米欧の3極は現
状の為替相場水準に満足していると見てよいだろう。しかし、これは世界
経済の先行きにとって必ずしも好ましいものではない。昨年来、世界経
済がエンジョイしてきた流動性は、米ドル相場の下落を出発点とした日本
・中国の金融緩和拡大であったからである。 米国がこれ以上のドル安を
望まないとなれば、市場では、?米国における金融政策正常化に対する
期待と、?日本・中国による為替介入額の減少予想が、ともに高まること
になる。その結末は、米国における長期金利の大幅上昇と世界的な株
価調整である。
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▼デフレ解消/日銀による追加的な金融緩和が不可欠だ
クレディ・スイス・ファ−スト・ボストン証券会社、経済調査部( CreditSuisse
First Boston:CSFB)は、最近のデフレ圧力縮小過程を統計的に検定して
みると、「その起点はやはり、昨年以降、断続的に続いた財務省による大
規模為替介入であった可能性が高い」と語る。
多くの市場関係者の「直感的」認識の妥当性を確認するために、?マネタ
リーベース、?株価(日経平均株価)、?「需給ギャップ」、?長期金利
(新発10 年国債利回り)、?CPI(除く生鮮食品ベース)の5つの変数から
なる経済時系列モデル(VAR モデル)を作り、それに基づいて各変数間の
統計的な因果性の検定を行った。
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▼第三次産業活動指数/
2月大幅低下は、そのまま景気ピークアウトを示唆せず
23日(金)、発表された2月の第三次産業活動指数は季節調整済対前月
比で▲3.9%の大幅低下となった。指数自体(2月は106.2pt)は、昨年7月
の105.6pt 以来の低い水準であった。また、3年程度の中期的なトレンドを
みても、今回の大幅な下げによって昨年8月以降の上げを帳消しにした
形となった。しかし、クレディ・スイス・ファ−スト・ボストン証券会社、経済
調査部( Credit SuisseFirst Boston:CSFB)では、「2月の大幅な低下は
ある程度は予想されていたことであり、これがそのまま景気のピークアウト
を示唆するものであるということではない」と見ている。
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▼長期金利/週初から「超長期債の好需給vs外部環境悪化」の綱引き
日興シティグル−プ証券会社・債券本部フィクスト・インカム・リサ−チ、
チ−フストラテジストの佐野一彦さん(Kazuhiko Sano/ Chief Strategist,
Nikko CitigroupLtd.)は、債券相場(長期金利)の見通しについて概ね次
のようにコメントする−−。
本日の想定レンジ=137 円10 銭〜137 円51 銭
本日の債券相場見通し… 早くも反落の公算大
週初から「超長期債の好需給vs 外部環境悪化」の綱引きになろう。株価
が予想以上に堅調なら後者の力が勝り、相場は早くも反落と見込まれる。
10年の1.40%台は重そうだ。(AM6:36、佐野さん) 。本日の筆者の想定レン
ジ(長国先物6月限):137 円10 銭〜137 円51 銭。
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See you! (^o^)
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編集長&発行人 : 西村信夫 (C)Copyright1999−2004
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