国際情勢

シオンとの架け橋・イスラエルニュース

イスラエルの政治・宗教・社会・和平などに関して、日本国内では報じられない現地ニュースを中心に週2回配信します。3日分のニュースが5分で読めます。

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シオンとの架け橋・イスラエルニュース

2019/03/30

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|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
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「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(27日)ガザ情勢の悪化で首相が帰国
★(28日)エジプトがハマスと停戦仲介
★(29日)ガザ境界で土曜に大規模デモ
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2019年 3月27日(水)
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*火曜未明に停戦成立が報じられた後も、ガザ周辺では戦闘が継続中。
  空軍はハマスの軍事拠点があるガザ南部を空爆、ガザからもロケット
  砲撃。国連とエジプトはハマスと停戦交渉を行っている。(P,H,Y)

*ガザ情勢の悪化を受け昨日帰国したネタニヤフ首相は、国防関係者と
  協議。AIPAC会議にテルアビブから映像を送り「軍事活動を続け、
  市民を守る」と演説。しかし、音声が途切れるトラブルも。(P,Y)

*国連安保理で演説したムラデノフ特使は、ハマスの無差別攻撃を非難。
  イスラエルのダノン国連大使は、ガザからのロケットが自分の自宅か
  ら数百メートルの場所に着弾したことに、激しい怒りを表明。(P)

*トランプ米大統領がゴラン高原はイスラエル領だとする宣言を行った
  ことは「国際法無視」だと、ヒズボラ指導者のナスララが非難。(P)

*シリア市民が各地で「ゴラン高原はシリア領だ」とするプラカードを
  掲げてデモ。ゴラン高原はイスラエル領だとする米宣言に抗議。(Y)

*米国の第五艦隊司令部が置かれるバーレーンで、5G通信が今年6月
  から開始されるが、機器の一部に中国のファーウェイ製を使用。米国
  は、中国製品がスパイ活動に使われる可能性を懸念している。(H)

*イスラエルの空爆前に、自治政府がガザ住民に電話で避難を呼びかけ
  ていたと、ハマスが主張。「敵に対する協力」だと非難した。(P)

*イスラエルで潜水艦購入をめぐる汚職疑惑が問題になる中、捜査に協
  力するとドイツのボーフム市の検察が発表。ただし、イスラエルの国
  名は言及せず。十数億ユーロの贈賄疑惑。捜査対象は発表せず。(H)

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2019年 3月28日(木)
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*エジプト政府の代表団がガザで、ハマスと停戦を交渉中。境界フェン
  スで毎週続く暴動「帰還大行進」の1周年記念行事を控えるよう求め
  たところ、行進の実行委員会は場所の変更に応じたもよう。(H,Y)

*国連安保理で、ゴラン高原をイスラエル領とした米国を非難する決議。
  15理事国の内、米国以外はすべて賛成。イスラエルのダノン国連大
  使は「戦略的な重要場所を危険な敵に渡す国は無い」と発言。(P)

*EUが、ゴラン高原がイスラエル領だと認めないと宣言。ベネット教
  育相は「ゴラン高原とエルサレムは、英や仏の国ができる千年以上も
  前からユダヤ人のものだった。EUは恥を知れ」と発言した。(P,H)

*昨夜エルサレム旧市街のヨッパ門付近で、2人のイエシバ神学生がテ
  ロリストの運転する車にひかれる事件。犯人は車をバックさせ倒れた
  2人を殺そうとしたが失敗、車から降りて暴行し、逃走した。(P)

*フェイスブック社が、白人至上主義の投稿を全面禁止すると発表。白
  人至上主義の礼賛や、移民排斥の投稿を削除対象にする。(H,Y)

*今月17日にアリエルで2人を殺害したテロ犯アブ・リラの名前を、
  西岸地区のブルキン村が通りの名前に命名したことが判明。(P)

*ヘブライ大学を筆頭に9ヶ国の洞窟研究者からなる共同チームが、死
  海のソドム山にあるマルハム洞窟が長さ約10キロで世界最長だと発
  表。洞窟は40年前から知られていたが、長さは不明だった。(P)

*子持ちの宗教的ユダヤ人男性が、自分は同性愛者でイタリアにパート
  ナーを見つけたとして離婚を申請。ラビは反対したが、離婚を認めな
  いと妻が不利になるため、離婚を承認。男性はイタリアへ。(Y)

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2019年 3月29日(金)
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*ガザ境界フェンスで行われる「帰還大行進」の1周年を迎え、土曜日
  のデモに参加するようガザの各組織が住民に呼びかけ。しかし「国防
  軍に攻撃の口実を与えないため」平和的な行動を求めている。(P,H)

*昨夜は、ガザ境界フェンスでの暴動が狂暴化。500発の爆発物が国
  防軍に投げられ、パレスチナ人6人が負傷したとパレスチナは発表。
  国防軍は予備役を招集し、ガザ周辺での警備を強化している。(P)

*ネタニヤフ首相がガザ周辺で国防軍が配備を強化している様子を視察。
  軍事作戦の可能性にも言及したが「その前には、他のすべての解決策
  を検証する」と語り、積極的には侵攻作戦を行わない考え。(P,Y)

*イスラエルがシリアのアレッポ付近でイランの武器庫を爆撃し、7人
  のイラン系武装勢力要員が死亡したとの報道。死者はイラク人だとの
  報道も。しかし、死者は無かったとシリア軍は発表している。(H,Y)

*英国の警察が、差別主義や憎悪をあおる文書を配布した容疑で、3人
  の労働党員を逮捕。すでに3人とも党からは除名されている。(P)

*最新の世論調査にもとづく議席数予想では、リクード党29、ガンツ
  氏らの青と白党が30、労働党8、新右翼7などとなった。(P,H)

*白人至上主義者の銃撃の被害を受けたニュージーランドのモスクをユ
  ダヤ人共同体の代表が訪問。イスラム教指導者の歓迎を受けた。(H)

*エジプトでは、シシ現大統領の任期を2034年まで延長する憲法改
  正案が可決し、手続きが進行中。野党は阻止に向け最後の努力。(Y)

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 関連用語データベース・1999年10月以降の記事の全文検索は
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[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretz.com/
 7=アルツ7       http://www.israelnationalnews.com/
  I=イスラエル・トゥデイ http://www.harvesttime.tv/israel_today/
 Y=イディオット・アハロノット http://www.ynetnews.com/
 ( )内の記号が情報源。メディアにより掲載日が異なる場合もあり。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
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発行:「シオンとの架け橋」  http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
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創刊日:1999-12-10  
最終発行日:  
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  • エルサレム・ストーン2019/04/01

    ・貴メルマガによれば、ヘブライ大学を筆頭にした9カ国の洞窟研究者共同チームが、死海ソドム山にあるマルハム洞窟が約10Kmで世界最長だと発表したという。あの硫黄と火で滅ぼされたソドム、その名を冠した山にある世界最長の洞窟。「洞窟」の象徴学的意味は、誕生と死の空間・場所、創造と破壊の母胎等考えられる。聖書においては、モーセは岩の裂け目(洞窟)で守られ、洞窟で一夜を過ごしたエリヤは【主】のみ声を聞き、何よりキリスト・イエスが十字架で死に墓(人工的洞穴)に葬られ、3日目に甦られた場所でもある。異界への入口であり、命が生まれ、蘇る、神と出会う場所でもある。ソドムの洞窟。はたして終末、艱難時代にユダヤの民をおおい守る避難場所となるのか、それとも地の底の穴に繫がっているのか?分からない。が、今、この時代において、イスラエルを中心とする洞窟研究チームが「約束の地」にある洞窟の調査を進める意味とは?ある日、偶然、「契約の箱」、発見するかも。あの「死海写本」を見つけた少年のように。先日、歴史を塗り替える最古級の人工鉄を発見した日本調査団のように・・・。「『契約の箱』発見!!!」そのビッグニュースは一瞬で世界を駆け巡り、およそ全世界の人々、特にユダヤ人と『聖書』信じる人々を、熱狂的興奮の坩堝に叩き込むことだろう。「契約の箱」その安置場所として「エルサレム第三神殿建設」が宗教的熱狂で叫ばれ、政治課題、政治目標となり政治日程に上るだろう。当然、反イスラエルのアラブ人の激烈な反発が起きる。エルサレムは諸国家、諸国民をよろめかす杯、重い石となる。エルサレムの平和、今も、そしてこれからも、変わらずに祈ってまいりたい。



     先に訪れた五島列島。潜伏切支丹の皆さんが集って祈っていた海岸沿いの洞窟、拝見する。その祈り、賛美は洞窟の中にこもり、こだまし、命懸けの信仰を一層熱く篤くし純化させていたのではないか。キリストの名で集った「洞窟教会」での分かち合い、喜び、希望、感謝と、幕府の役人に発見され捕らえられたときの驚きと悲しみ、不安な思い、伝わってきた。ただ「切支丹である」それだけの理由で斬首され、穴吊りされ、蓑焼きにされ、十字架で槍に突かれ、火であぶられ、水に没せられ、身動き取れぬ牢に入れられ、自分ばかりか家族も一族郎党も、隣近所も、五人組も、全員無残に殺されていった残酷、残虐。わずか約150年前の出来事である(禁教令廃止は江戸幕府崩壊後1873年)。そして、まもなく迎える77年目の6月26日、キリスト教(ホーリネス)弾圧が本格的に始まったあの日。あの大日本帝国の唯一の主権者にして統治権の総覧者、帝国陸海軍(皇軍)の大元帥にして統帥権者、国家神道における現人神、皇国日本の三位一体を体現していた昭和天皇。はたして特高警察等によるキリスト教弾圧にどのような思いを抱いていたのだろう?『昭和天皇実録』昭和17年6月の条には、特に指示や感想めいたものは記されてはいない。が、直前のミッドウェー海戦において日本海軍が航空母艦4隻撃沈を含む大敗北を喫していたことから、敵国降伏、皇軍勝利の挙国一致祷告祈願に、キリスト教徒が「邪魔」であったことは十分に推察できる。国会図書館で先人の優れた調査を読むとき、あの「ポツダム宣言」が発せられ日本政府に通告された後でさえも、米軍の上陸作戦(オリンピック作戦)が想定されていた九州各地の神社に戦争勝利の祷告文が届けられていたという。が、本土決戦、一億玉砕、一撃講和論による休戦等の野望は、広島、長崎への原子爆弾投下とソ連の対日参戦であえなく打ち砕かれてしまった。あの東京大空襲の惨害を「視察」、その目で見ても、沖縄地上戦の悲劇を知っても、特攻隊のムービーを見ても、それでも敗戦の決断をせず、いたずらに戦争犠牲者を増大させてしまったものだった。もっと早く敗戦の決断をしていれば、否、対米開戦を阻止し、更に遡ってナチス・ドイツとの同盟も断固拒否していれば、300万同胞は無残に死なずに済んだだろうに。美しい山河も焦土とならずに済んだだろうに。今日に至る沖縄基地問題や、北方領土問題もなかっただろうに。誠に誠に残念至極である。が、その戦争責任は東條英機らA級戦犯に丸投げされ、自らの責任は「言葉のあや」、広島原爆は「やむをえない」とし、あの日本焦土化作戦の立案、執行者たる米軍カーチス・ルメイ将軍には勲一等旭日大授章を親授もしている。マック元帥と会談し速攻の「人間宣言」で、現人神、皇軍大元帥が一夜にして「平和の象徴」へと変じたものだった。ということは、今日の「平和の象徴」も「現人神宣言」で一夜にして「皇軍大元帥」「唯一の主権者」となる可能性があるということである。奇しくも本日(エイプリル・フールの日)、新元号「令和」公表さる。「A.D.(主イエス・キリストのもとにおいて・キリスト紀元)」をあくまでも拒否、抗い、人間に過ぎない天皇の代替わりに伴い「時間」を支配せんとする。今、漢字の創始国にして、大日本帝国の惨害をその身に深く刻まれた中国が早速、「平和ゼロ」そう批判をしているという。確かに「平成」で隠蔽、消し去ろうとした「昭和」の亡霊、蘇った感がある。「令」は命令(勅令)の令であり、ゼロ戦の「零(令)」であり、魑魅魍魎の「霊(令)」である。何もなし、ゼロの「〇(令)」、その和はいくら足しても永遠に「〇(ゼロ)」、シオシオノパー、何も残らない。「ヒトラーの正しい動機」「ナチスの手口」を学ぶ政治が、この元号に込めた本当の意味とは?ズバリ「昭和・第二章」、「昭和・やり直し」「昭和・リベンジ」だろう。今、振り出しに戻り、戦後民主主義をゼロにし、太平洋戦争や東京裁判で命を落とした軍人らの怨霊を蘇らせ、対米復讐戦争で不名誉と恥を雪がんとする。略称Rは、“Revenge”(復讐)のRであり、“Remember Hiroshima,Nagasaki”のRだろう。が、昭和の歴史、その末路をこそ忘れてはならないのだ。靖国ナチス路線で「反聖書」「反ユダヤ」「反キリスト」の道を突っ走る日本。世界は「ルーズベルトの正しい動機」「ハリー・トルーマンの正しい動機」「チャーチルの正しい動機」「スターリンの正しい動機」で厳しく激しく臨むだろう。昭和のリピート、零和。その行進の行く彼方、再びの、そして最期の焦土、廃土が待ち受ける。偶像礼拝カルトの例話として、日本が見本とならぬよう、もう祈るほかはない。

     イスラエルの神は日本にとっても唯一の神であり。イエス・キリストは日本人にとっても唯一の救い主である。イスラエルに平安を、ユダヤ人に福音と祝福を、エルサレムに平和を。心から祈りつつ。

  • エルサレム・ストーン2019/03/31

    ・貴メルマガによれば、ガザ境界フェンスでの暴動が凶暴化、500発もの爆発物が投げつけられ、IDF(イスラエル国防軍)は予備役を招集、ガザ周辺の警備を強化しているという。また、今、報道によれば、ガザ地区のアラブ人4万人がデモ、暴徒と化し、境界フェンスに押寄せたという。今、米国トランプ政権による「ゴラン高原イスラエル領」宣言に批判的な国際世論を背景に対イスラエル抗議活動を激化させ、イスラエル側の反撃を誘発、被害の自作自演で国際世論をイスラエル批判に集中させようとしているのだろう。また、間近に迫ったイスラエル総選挙で、苦戦が報じられているネタニヤフ陣営を敗北させるべく、イスラエル世論の動揺、分断をも目論んでいるのだろう。さらには、イスラエル北部、レバノンのヒズボラやシリア領内イラン革命防衛隊による対イスラエル攻撃を援護するための陽動作戦では。「イスラエル殲滅」を憲章に掲げ、執拗に対イスラエルテロ、軍事攻撃を繰り返すガザ地区のアラブ人やヨルダン川西岸地区のアラブ人ら。もう「二国家共存」による中東和平実現は無理、その現実が誰の目にも明らかになってきている。やはりこれら「約束の地」に寄留しているアラブ人は、一刻も早く彼らの父祖の地、本来の本拠地、帰還地であるアラブ地域、アラブ諸国家へと移住すべきである。イスラエルはまごうことなきユダヤ国家であり、「約束の地」はユダヤ人のものである。「イスラエル一国屹立論」による真の中東平和を実現すべきである。

     が、やがて国連VSイスラエル、その決定的瞬間が訪れる「その時」。人間の力ではもはやどうすることもできない事態が顕現、神の御存在が誰の目にも明らかになる「その時」。例えばイスラエルに攻め入ったロシアとイラン、トルコとアフリカ連合軍が大地震と同士討ちで一瞬にして全滅するとき。あるいは「イエスは主」心で信じ口で告白する者が一瞬にして天に引き上げられ、見えなくなるとき(携挙)。世界中の人々はパニックに陥るだろう。恐怖に支配され、イスラエルの神に抗い、敵対し、イスラエルを更に苦しめるだろう。その絶望の淵で、イスラエル(ユダヤ人)は2000年前にエルサレムで十字架にかけた「イスラエルの王」、「ユダヤ人のメシア」を思い出し、悔い、改め、「ホサナ、主の御名によって来られる方に祝福あれ!」イエス・キリストを心で信じ口々に叫び祈り求める、その時。主は来られる。稲妻が東から西にきらめき渡るように、主は来られる。アーメン。異邦人の完成のなるとき、「こうしてイスラエルはみな救われる」のだ。



     先に訪れた長崎、あの『沈黙』の舞台。丘から作家の愛した悲しいほどに碧い海を見つめれば、神の沈黙に「隠れ」でしのいだ潜伏切支丹の声なき祈り、風となって吹きぬける。皆で祈っていたという枯松神社。石碑に見い出す「十」「帰」「、」等刻まれし切支丹の刻印。「枯松」という名自体、十字架を示す「十」の型が3つ(丘の上の3本の十字架、「三」という数字は三位一体の神を象徴)、「十」「口」「公」で「(木々の間で)公に十字架を口に(告白)する」が含まれており、また「カレマツ」という読みにも「彼、待つ」、即ち「彼(主イエス・キリスト)を待ち望む」熱い願いが込められてもいる。しばし瞑想、無骨な岩(ペテロ)の前で多くの切支丹の皆様が必死に祈り込む姿が目に浮かんだ。思わず『神ともにいまして』口ずさむ。そのすぐ下には墓地があり墓石が並んでいた。やがて主が再臨される「その日」。復活される潜伏切支丹の皆さんともお会いでき、当時のお話を直にお聞きすることができるだろう。そこからすぐそば、あの映画『母と暮らせば』にも登場するカトリック教会を訪ねれば、『キリエ・エレイソン』ラストシーンが鮮やかに甦る。ド・ロ神父の命懸けの偉業、その跡を辿り、そこで案内をしてくださったシスターが当時のオルガンを奏でてくださった。『いつくしみ深き』、歌いつつ、主のご愛、かみ締めた。切支丹の血と涙、祈りが沁み込んだ地で出会うキリスト・イエス。ある教会で掲げられていたキリストの肖像画。どこか見覚えがあるそのお顔。地元のご婦人に尋ねれば、ド・ロ神父の時代にもたらされた絵、聖骸布のイエス様だとのこと。十字架で人間の罪(Sin)を贖われ、地上生涯での任務を完了され、墓に葬られたときのお顔。以前購入したDVD『あなたはどなたですか』丹念な調査と広い博識、鋭い洞察で真相に迫られていたコンプリ神父ご紹介の、聖骸布、そのお顔であった。さらに西坂、26聖人記念館のみやげ物コーナーで「いつくしみのイエス」と再会。1931年2月22日、第二次世界大戦の開戦地にして、ユダヤ人ホロコーストの主要な現場となるポーランドで、あるシスターが出会ったイエス・キリストのお姿であり、東京カテドラル大聖堂にも掲げられていたそのお姿であった。思わずはがき大のその絵を購入し、今、机の上、自分の目の前に置き、いろいろ話をさせていただいている。不思議な出会い、偶然、驚き、発見、恵みと感謝、感動の連続。「主は今、生きておられる」アーメン。長崎、外海、五島列島。世界遺産となった教会群は確かに素晴らしかった。が、もっと美しく強靭なのはそれら教会群を建ち上げ、今に継承されている『切支丹』の皆様の「信仰」そのものである。まさに「世界遺産の信仰」を内包する愛する同胞(はらから)日本人が、『聖書』『福音』に触れ、イエス・キリストと出会い、「イエスは主」心で信じ口で告白し、罪の赦しと永遠の命を得ることができますように。今、祈るほかない。イスラエルの神は日本人にとっても唯一の神であり、イエス・キリストは日本人にとっても唯一の救い主である。イスラエルは日本人にとっても希望である。



     イスラエルに平安を、ユダヤ人に福音と祝福を、エルサレムに平和を。心から祈りつつ。