国際情勢

シオンとの架け橋・イスラエルニュース

イスラエルの政治・宗教・社会・和平などに関して、日本国内では報じられない現地ニュースを中心に週2回配信します。3日分のニュースが5分で読めます。

全て表示する >

シオンとの架け橋・イスラエルニュース

2000/12/29


◆◆◆◆◆◆◆
|||||||  シオンとの架け橋
_\\|//_    イスラエル・ニュース
__\|/__
___土___  http://www.zion-jpn.or.jp

「エルサレムの平和のために祈れ」 詩 122

本紙の発行は、原則として毎週火曜と金曜です。
=====【今号のポイント】================================
★(27日)エルサレム市長が西壁前の仮設事務所で会議
★(29日)エジプトでの和平トップ会談、一旦延期に
★(29日)テルアビブの爆弾テロで2名死亡、16名が負傷
********************************************************
2000年12月27日(水)
********************************************************
*イスラエルとパレスチナが和平案の検討に時間を必要としているとし
  て、米国は今週水曜に設定されていた検討期限を2日延長する。バラ
  ク首相は木曜にシャルムエルシェイクでエジプト大統領のムバラク氏、
  アラファト議長と会談する予定。(P,H)

*バラク首相は閣議で米国の仲介案について説明。ミロ氏やメルキオー
  ル氏らから神殿の丘の主権引き渡し等への反対論が出た。しかし、首
  相は条件付きで米仲介案を受けいれる方向。(P,H)

*24〜25日に行われた世論調査では、イスラエル有権者の52%が
  伝えられている合意に反対。支持は38%だった。また、パレスチナ
  が和平案を受けいれると予想する人は29%。拒否するとの予想が5
  1%を占めた。(P)

*正統派連盟が生徒を性的に虐待していたラビを断罪。ラナー師は米国
  のシナゴグを指導していた1970年代から80年代にかけて虐待を
  繰り返していたが、度重なる苦情も無視されていたと、報告書は指摘
  している。(P)

*国会の法務委員会が、領土的譲歩を含む合意は国会の承認が必要だと
  の見解。仮にバラク首相が合意に調印したところで、現在の国会でそ
  れが通る可能性は極めて少ない。(P)

*エルサレムのオルマート市長が西壁前に仮設事務所を作り、これから
  1週間、そこで会議等を行う。神殿の丘の主権譲渡に反対するため。
  「バラク首相は国を解体しようとしている」と市長。(P,H)

*昨日、パレスチナ人の投石で2名が負傷。このところ、紛争は小康状
  態になっている。(P)

********************************************************
2000年12月28日(木)
********************************************************
*バラク首相は今夜にも閣議で和平案の受入れを決める構えだが、アラ
  ファト議長は態度を明確にしていない。今日のシャルムエルシェイク
  での三者会談はキャンセルされる可能性が高い。(P,H)

*パレスチナが仲介案の受入れに難色を示している理由は、仮にバラク
  首相がそれを受けいれても国会で否決されて実質的には無効になるこ
  とを懸念しているためだと、パレスチナ関係者が語った。(P)

*パレスチナでは仲介案を拒否せよとの声が日増しに高まっており、ア
  ラファト議長は苦しい判断を迫られている。(H)

*交渉の一つの焦点はパレスチナ難民の帰還問題。帰還権は放棄するが
  一部難民は「人道的」見地から帰還を認めるというものだが、その数
  は報道によって4万〜15万ぐらいまで開きがある。パレスチナ難民
  は人口増加により、現在400万人まで増加している。(P)

*ルビンスタイン検事総長が、和平合意は国会承認が必要だとの公式見
  解を文書で政府に提出した。(P)

*中道党のメリドール氏は、今回の首相選挙が神殿の丘の主権を譲渡す
  る和平合意に対する「国民投票」であると位置づけるなら、シャロン
  氏を支持すると語った。また、メイマッド党も神殿の丘の主権譲渡に
  反対を表明。(P)

*和平合意に関してバラク首相を「裏切者」だとするデモが広がってい
  るため、シャロン氏は支持者に対してこうした扇情的な表現を避ける
  ように求める声明を出した。リクードはラビン首相暗殺事件の前にも
  「裏切者」などの表現を放置していたとの非難を受けていたため、今
  回はそうした非難を受けないための策。(P)

********************************************************
2000年12月29日(金)
********************************************************
*昨日開かれる予定だったシャルムエルシェイクでのトップ会談はアラ
  ファト議長が出席しない方針を明らかにしたため、一旦延期になった。
  エジプトはカイロに実務レベル代表者を集め、調整を行うことを模索
  中。(P,H)

*パレスチナは多くの疑問点のリストを提出し、米国案を基礎に交渉を
  続けるかどうか態度を明確にしていない。クリントン大統領は「もち
  ろん質問はあるだろうが、基本的に合意してからだ」と語り、基本的
  に受け入れるかどうか回答を迫っている。(P)

*パレスチナ関係者は、来週初めにもバラク首相・アラファト議長・ム
  バラク大統領の三者会談が行われるだろうと語った。(P)

*テルアビブで昨日、爆弾テロがあり2名の兵士が死亡、16名が負傷
  した。和平が急展開する中で起こったテロについてクリントン大統領
  は「これで和平が中断することはない。和平を選ばなかった場合にど
  うなるか、人々に考えさせる材料になるだろう」と語った。(P,H)

*移民党のシャランスキー氏が、エルサレム分割に反対する25万人規
  模の大集会を10日以内に行うとの計画を発表。(P)

*次回は1月4日(木)発行予定です。皆様、よいお年をお迎え下さい。

-------------------------------------------------------------
[情報源略号表]
 P=エルサレム・ポスト  http://www.jpost.co.il/
 H=ハアレツ       http://www.haaretzdaily.com/
 I=イスラエルワイヤー  http://www.israelwire.com/
 7=アルツ7       http://www.a7.org/
  T=イスラエル・トゥデイ http://www.zion-jpn.or.jp/israel_today/
 ()内の記号が情報源。I,7では前日付けの場合もあります。
 宗教関係は小事件でも取上げています。

[転載・引用・再配布について]
 教会活動等の非営利目的ならばOKです。ユダヤ人および
 各宗教教派に批判的な文脈での引用はしないで下さい。
------------------------------------------------------------
 わからない専門用語は http://www.zion-jpn.or.jp/p0404.htm
 バックナンバー閲覧、購読解除は http://www.zion-jpn.or.jp/
============================================================
発行:「シオンとの架け橋」  http://www.zion-jpn.or.jp/
編集:石井田直二 naoji@zion-jpn.or.jp
============================================================

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:1999-12-10  
最終発行日:  
発行周期:火金  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。