転職

fortissimo

人材紹介で多くのの実績を持つアークスターが発行するメルマガです。転職を考えている方を力強くバックアップいたします。

全て表示する >

転職支援マガジン《 fortissimo 》 = 2004.01.05号 =

2004/01/05

■□□───────────────────────────────□
■●                                                                ■
□    −●−○  ∬ 転職支援マガジン《 fortissimo 》∬  ○−●−

            −  VOL.123  2004.01.05 (隔週月曜日) 発行  −           ■
□                                                                ○□
■───────────────────────────────■■□

■─────■───────────────────────────■
│  目  次  │
└─────┘

     ┏ 転職コラム 〜 連載 〜
          アークスター転職コンサルタントからのリポート

        『 マダガスカルで考えたこと(1) 』

     ┏ 王様の耳はロバの耳  ▲▽ 好評連載 第74回 ▲▽
        〜転職経験者現役エンジニア "わにぞう" の心の声〜

        『 叫びの74:新春放談・音楽業界から考えるIT業界 』

●──────────●──────────────────────●
│転職コラム          │マダガスカルで考えたこと(1)
└──────────┴──────────────────────●

  新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

  本欄は’転職コラム’ではあるが、年初ということで、私の頭の回線が仕
事モードに切り替わらないため、少々脱線をお許しいただき、年末に行った
旅行で感じたことを何回かに渡って書きたいと思う。些細なことでも何かを
感じとって頂ければ幸いです。

  年末年始の休暇を利用して、マダガスカルというアフリカの西側に浮かぶ
島に旅行してきた。目的は、世界でもこの島にしか棲息しないというキツネ
ザルや、この島にしか生えていないバオバブという木を見ることと、通常の
生活では感じることのできない色々なヒト・モノ・コトと触れ合い、カルチ
ャーショックを受けることにあった。

  マダガスカルはちょうど雨季に入ったばかりで時には嵐のような豪雨に見
舞われることもあったが、大抵は移動の車中でのことで、トレッキングは一
回だけ小雨が降っただけであった。逆に雨が降ってくれたお蔭で通常は35
度近くある気温が随分下がり、真冬の極東の地から来たものにはとても過ご
しやすく、天候に恵まれた気持ちのよい旅行となった。

  事前の情報では、マダガスカルは世界でも4番目に貧しい国と聞いていた
こともあり、また以前に目にしたトルコやインドでの物乞いの少年たちの印
象が心に残っており、多分、マダガスカルでも町を歩けば声を掛けられたり、
腕を引っ張られたりするのではないか?と直前の飛行機の中では少し気持ち
が鬱々としていたが、この予想は大きく外れた。

  マダガスカルの人は実に純真かつ親切心に富んだ人々で、都市でも田舎で
も、お金欲しさに寄って来るような人物は皆無に等しかった。また、観光客
がよく連れていかれるような民芸品屋さんなどでも「どう?これ見てみない
?」位の声は掛けてくるが(勿論、現地の言葉なのでそう言っているのかは
不明だが…)、その後は実にあっさりとしていて、その商売気の無さには
「それで生計立てていけるの?」とこちらが心配する位である。

  お金に対する清潔さは、外国人観光客に接する仕事に従事している人々に
も及んだ。普通、観光客相手をしている土産物屋、ホテルのポーター、ガイ
ドなどはこっちにチップを出す素振りがないと、親指と人差指を擦り合わせ
てチップを要求したりするものだが、ここの人はカバンを部屋に運び入れる
とさっさと帰ってしまったりする。マダガスカルには元々チップの習慣はな
いようだがそれにしても肩透かしだ。その時を待って、ポケットの中でチッ
プを選り分けていた私の右手の行き場所がなくなる。

  とはいえ一度、ロッジに泊まっている時に、従業員のお兄さんが右手に白
いハンディビデオのようなものを持って寄ってきた。てっきり「一緒に記念
撮影でもして欲しいのかな?」と考えたが、手に持っていた物体はラジカセ
で電池ケースを開けてしきりにその穴を指差して何か言っている。単三電池
が2本欲しいようだが、生憎懐中電灯に入っている電池しか持っていなかっ
たため、英語で「ごめん、持っていない」というと、とても切なく悲しそう
な顔をして「ノープロブレム」といって泣き笑いの顔をして去っていった。

  日本であれば単三電池4本100円でどこででも手に入るが、マダガスカ
ルの田舎では手に入り難いものなのだろう。もしかしたら嗜好品なので高価
すぎるのかもしれない。ああ何故、替えの電池を持っていなかったのだろう
か?せめて最終日であれば懐中電灯の電池をあげることができたのに。

  日本は経済的には本当に大変に恵まれた国だ。そんなことは誰もが知って
いる。しかし、どれだけの人が心からそのことに喜びを感じ、実感している
のだろうか?たかだか一週間位の海外旅行をしただけでも、そんな疑問が湧
いて来る。家は電化製品に溢れ、音楽などは電車の中でも車の中でもいつで
もどこでも好きなものをほぼ制約無しに聞くことができる。

  彼が済んでいる地域は、サイザルという船舶用のロープや絨毯の材料とな
るリュウゼツラン科の多年草の畑に覆われている場所で、街の人口の70%
がその栽培や刈取りといった仕事に従事している。その中でも外国人向けの
ロッジで働くことができる彼は、収入的にも恵まれているとは思うのだが。
彼はその音楽を聞くこと自体にも制約がある。電池があっても数時間しか聞
けない。電池を買う場所が近くない。電池が高価(?確認していないが)。

  私が訪れたマダガスカルの数カ所の中でもこの地方は経済的に発展してい
ない地域で、木だけで作った四畳半位の小さな家に住み、裸足の人の方が多
い。生計はサイザル畑やその工場、またはライチやマンゴーなどの果実を売
って経てている人がほとんどだ。(失礼な言い方だが)、日本では江戸時代
の小作農の人が住んでいたような小さな家が十数個の集落になって住んでい
るが、彼等はとても明るく陽気で、目が澄んで生き生きと生活をしている。
家の周りなどもとても清潔な感じで、子供たちが楽しそうに遊びまわってい
る。

  気候や肌の色などは違うが、昔の日本にもこんな風景があったはずだと思
えるような牧歌的な雰囲気がそこには漂っていた。日本とマダガスカルを単
純に比較することはできない。日本には日本の歴史、風土、文化があり、マ
ダガスカルにはマダガスカルのそれがある。それは良い悪いの二元論で論じ
るべきものではないと思う。しかし、日本人が忘れてしまった古き良き時代
の空気がマダガスカルには流れているような気がした。

  ※続きは、2004年02月02日発行の125号に掲載予定。

●──────────●──────────────────────●
│王様の耳はロバの耳  │叫びの74:新春放談・音楽業界から考えるIT業界
└──────────┴──────────────────────●

  あけましておめでとうございます。本年が皆さんにとって禍少なく幸多い
一年でありますよう心からお祈り申し上げます。

  さて、今年一回目のお話は昨年最終回の予告通り音楽業界・CD等について
の放談です。元々僕はバンド小僧でハードリスナーだったので、ちょっとだ
け業界事情を含めて音楽関連に強いという事を最初に申し上げておきます。

  80年代末位に洋楽が主流だったCDの売り上げが邦楽中心に完全にシフトし、
以後ミリオンセラーが多発するという異常なまでに邦楽…というか J-Popと
か呼ばれるポップ・アイドル系がセールス的に絶好調となり、長い間それが
続きました。が。

  CDが売れないものになって久しいのはご存知かと思います。具体的な数字
を出すと生々しく業界の状況を把握して頂けると思いますが、大体何枚売れ
ればヒットと言われると思いますか?

  数年前のミリオン連発の頃のような状況は過ぎ去り、現在は20万枚売れれ
ばヒット、50万枚で大ヒットと言われる状況です(SMAPの「世界で〜」が如
何に突出したものだったかがお判りになるかと思います)。音楽シーンが数
年前と比べて盛り下がっているかというと実はそれ程変化は無いのですね。
前からイベントで集客できない人・グループはいましたし、集客力がある人
達は相変わらず人を集めます。が、集客とセールスがイコールではないのは
それこそ昔々からあることで、別段驚くことでもなかったりしまして。

  「売れない」という事実に対して各レコード会社は「ネットでの違法な音
楽ファイルのやり取りや、CDの複製によって販売機会を失っており、セール
ス減に多大な影響を受けている」という趣旨の発言を繰り返しています。で
は実際はどうなのでしょうか。

  確かにファイル交換等で違法なやり取りは行われています。が、実際には
何かを手に入れようとすると音楽ファイルを持っているだけでは相手にされ
ないというのが実情に近いですし、その手の行為に手を出している人達はも
っと違法性が強かったりマニアックなモノに興味を持ち、音楽ファイルには
あまり固執していなかったりします。また、CD-Rによる複製が簡単になった
のは事実ですが、元々レンタル店や友人から借りたCDをコピーする人達は以
前はテープやMD等へのコピーを行っていた訳で、メディアが変わった事によ
りモラルの変化が発生するとは考えられません。そして音質が劣化しないと
いうのは実は一般ユーザにとってあまり大きな事ではなかったりします(MD
やMP3はCDと比べて確実に音質が劣化しますが、多くの人は利便性を優先し
ますし、一聴して分かる人も少数派です)。

  そもそもミリオンを記録したような音楽を聴く人達とネットジャンキーの
ような層は思った以上に重なっていません。90年代の音楽シーンは女子高生
等を中心とした購買層が某コムロサウンドを中心とした各「ブランド」に惹
かれて買い支えていたという面がありますし、実はレコード会社自体がセー
ルス堅調を誇示する為に買い支えをして倉庫に山積みになった…というよう
な話もあったりします。要は「流行り」と「実態のない売り上げ」の上に成
り立ったミリオン連発だったと言えるでしょう。

  音楽業界は「良い曲」「感性」といった数値化できないものを信用せず、
というか出来ずに「売れているタイプ」「実セールス数」といった数値を拠
り所にします。そして売り上げが落ちた原因を何かしか理屈付けることが出
来る事に求め、世間的にも問題視されていたネットでの違法なやり取りや、
CDの複製が攻撃対象になった…というのが実態に近いと思います。

  コピーできなくすれば本来的な売り上げが確保できるという考えから、音
楽業界は対抗手段としてCCCD(コピーコントロールCD)なるモノを投入して
きました。が、本来CDはレッドブックという規格に基づいて制作されなけれ
ばならないものであり、CCCDは規格から意図的に外れる事によってコピーを
防止しようとしています。その結果「プレイヤーによっては再生できなかっ
たり故障してしまう場合があります」という通常考えられないものが流通す
るという異様な事態が現実になってしまいました(実際にCCCDの危険性を調
べている人がいまして、既に数台のプレーヤーが壊れているそうです)。

  因みにCDのマークはレッドブックに準拠した物にのみ付ける事が出来るの
で、CCCDにはお馴染みのCDマークは付いていません。お手元にありましたら
確認してみて下さい。アレはCDと呼べるものではなく一部の人の間では「不
出来な銀色の円盤」と呼ばれたりしています。

  業界の主張が正しければCDの売れ行きは回復している筈ですが、実際は前
年実績を下回っています。反面、通常のCDで発売しても良いセールスになる
事も多々あります。業界主導型で「売れるモノ」を作るという方法論が終わ
り、リスナーが自分で選択するという方向に行っているようです。地方やラ
イブハウス、ラジオ等から火がついてヒット…というパターンが増えている
のがそれを表しています。そして、それは音楽というもの、ひいては業界に
とっても健全で重要な事だと思っています。

  オーディオファンや音楽好きの人の中には「CCCDだから買わない」という
選択をする人達もいます。万が一を恐れる人もいますし、本来持っている権
利を取り上げられる事に対する反抗表明の人もいます。権利というのは、私
的複製は著作権上認められている事を指し、これ迄認められてきた行為を物
理的に不可能にされる事に強い不満を感じているのですね。例えばカーステ
レオにオリジナルのCDを入れるのは怖いのでコピーしたものを…と考えるの
は自然だと思います。それをダメと言われれば「何故?」と言いたくなるの
が普通でしょう。また、オーディオ機器を持たずパソコンで音楽を聴くとい
う人もいますが、Windowsマシンだと音質を劣化させて(!)再生させるソフト
が勝手に組み込まれ、Macintoshに至っては再生不能という物を「音楽業界
の健全な発展の為に云々」と言われても納得できるような人はまずいないで
しょう。アーティスト側にもこの流れを嫌う人達は居て、レッドブックに準
拠した音楽と映像を同じディスクに入れる事が出来るハイブリッドCDという
規格を利用して短いビデオクリップを入れCCCD化を防いだりしています(ハ
イブリッドCDは映像再生機能のないデッキでも音楽部分は全く問題なく安全
に再生できるようになっており、かつ、技術的問題でCCCD化する事が出来な
いというのがミソだったりします)。

  結局、CCCDなどはユーザビリティを低下させるものであり、利益を守る為
にユーザビリティを損なうような選択をすると、確実にユーザは離れる方向
に向かいます。音楽に関しては「良い物を送り出す」という姿勢こそが大切
で、それを忘れて単なる産業の一種と考えた瞬間におかしな方向に向かうこ
とになってしまいます。多分、ミリオン連発の頃から現在に至るまで日本の
音楽事情というのは世界でもかなり特殊な状況にあると思います。


  さて、ここでIT業界に目を向けてみましょう。数多く稼働しているシステ
ムですが、ユーザビリティを切り捨ててシステム側の都合を優先しているも
のは決して少なくなかったりします。勿論ビジネスですから納期・予算等と
折り合いを付ける為に妥協しなければならない場合も多くありますが、工期
の遅れを取り戻す為であったり、利益率を高める為にユーザに無理を強いる
ような事をすると、大局的に見れば確実にマイナスです。良い物を届けると
いう意識が大切という意味では音楽もシステムも一緒ではないでしょうか。

  また、会社が競争力をつける為にはブランド化が有用なのは間違いないの
ですが、音楽業界の話で述べたように、ブランドは賞味期限があります。老
舗は老舗であることが一種のブランドですが、それだけでは上手く行かない
のは多くの業種で証明されています(例えば愛用されている方もいらっしゃ
るかもしれませんが、定番革靴の REGALが不振の為に大がかりな改革を打ち
出そうとしているのもその一例です)。

  ブランドの賞味期限を無期限化する事はできません。一度発生し、ユーザ
に受け入れられたブランドの「売り」の賞味期限は限りがある、と言った方
が分かりやすいでしょうか。「変わり続け、しかし変わらない」メーカー、
アーティストが売れ続けるのは、新作を出し、それが何らかの「売り」を持
っていて、新しい賞味期限が発生するからです。同じ事を続けているうちに
世間の指向が一周して受け入れられるというケースもありますが、それもま
た「売り」が生まれ、その賞味期限が発生したと捕らえる事ができます。

  あ、所謂職人芸はブランドですが賞味期限はその技術が不要とされる迄だ
ったりします。例えば勘だけでミクロン単位のネジが切れるような旋盤工の
方などは換えがきかないだけでなく、技術を支える屋台骨という意味でも無
くてはならない存在です。ではIT業界のエンジニアは「職人」でしょうか?
僕は断じて違うと思ます。もっと「現在」を追いかける流動的な存在と捕ら
えています。あなたはどのように考えるでしょうか。

  少々(例によって)脱線しましたが、音楽業界、とりわけCCCDの問題からだ
けでも我々は多くを学ぶ事ができると考えています。そして学ぶ先は他にも
世の中の多くの事象にあります。エンジニアには勉強は不可欠と繰り返し述
べていますが、技術に関するものだけではなく、取り組みや会社組織といっ
た部分も重要です。学んだ事は確実に何らかの形で引き出しになります。

  今年も勉強の日々です。というか多分一生勉強なのでしょう。というか、
今は辻加護のモー娘。卒業に…あぁ、ヲタだとバレてしまった…。こんな僕
ですが今年もお付き合い頂きたく宜しくお願い申し上げますです。はい。

○─────○───────────────────────────○
│ 編集後記 │
└─────┘

  あけましておめでとうございます。

  本誌では本年も転職を目指す転職者の方を力強くバックアップしていきた
いと思います。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

□─────────────────────────────────□
  転職支援マガジン《 fortissimo 》は株式会社アークスターの企画・編集
  で発行しています。掲載内容には十分に注意を払っていますが、不明な点
  や誤りに気づきましたら、お手数ですがメールにてご連絡ください。

■アークスターとのコンタクトに関して■

  ・最新の求人情報を知りたい!
  ・自分のキャリアで市場価値はどれくらい?
  ・転職をしたいけど、どうすればよいの?
  ・求人の依頼をしたいのだが?
  ・メルマガの前号の記事を見たい!
  ・アークスターはどんな会社?

□当メルマガの購読を解除したい方は以下のURLからお願いします。
  →  ◇  http://www.melma.com/taikai/

※その他、当誌に関する質問、ご意見等は下記のメールアドレスまでお願い
  いたします。

□─────□───────────────────────────□
│編集発行元│
└─────┘

  株式会社アークスター
    〒170-0013
      東京都豊島区東池袋1-48-10 25山京ビル2階

    E-Mail:mailmag@arkstar.co.jp
    URL   :http://www.arkstar.co.jp/career/ (人材紹介サイト)
           http://www.arkstar.co.jp/i/      (人材紹介imode)
           http://www.arkstar.co.jp/haken/  (人材派遣サイト)
           http://www.arkstar.co.jp/MBA/    (MBAサイト)
           http://www.arkstar.co.jp/medical/ (Medical転職/派遣サイト)

 Copyright(C)1999 Ark Star Corporation 掲載内容の無断転載を禁じます
----------------------------------------------------------------------
◆メールマガジンの退会・解除はこちら↓ by melma!◆
            http://www.melma.com/taikai/
----------------------------------------------------------------------

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2000-11-16  
最終発行日:  
発行周期:隔週月曜日  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。