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映画館で逢いましょう

「映画との最良の出会いの場は映画館」を信条とし、劇場公開作品のREVIEW、オススメビデオ・名作映画のご紹介、その他特集記事を月一回お届けする映画批評月刊誌です。

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映画館で逢いましょう 第213号 【 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 】

2004/03/10

─映画の真価は、映画館でこそ問われるべき───────────────
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< 紅パパの 映画館で逢いましょう >  vol.213(2004. 3. 10)

発行者:映画館鑑賞推進委員長 紅乃ちゃんのパパ

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       http://www.geocities.jp/kurenataka/  (毎週金曜日更新)
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メルマガ【映画館で逢いましょう】は鑑賞前でも安心してお読みいただける
ネタバレ無添加のREVIEWを心がけております。
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==contents==
1.本日の上映作品
  【 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 】
2.映画館で逢えなかった作品は、ビデオでチェック!
  【 ロスト・イン・ラ・マンチャ 】
3.徒然なるままに・・・編集後記
4.映画批評集「映画館で逢いましょう」注文受付中!!
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1.本日の上映作品
【 ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 】
 原題:THE LORD OF THE RINGS
      THE RETURE OF THE KING
 製作:2003年 アメリカ映画 203分

 私的作品評価 ☆☆☆☆ /前人未到の偉業、ついに完結
     (☆20点★10点 ☆☆☆が標準ライン)

●作品紹介
映画ファンを三年間も楽しませてくれた【ロード・オブ・ザ・リング】がつい
に完結。中つ国の命運を託されたフロドは、無事サウロンの指輪を滅びの山に
捨てることが出来るのか、アラゴルンたち人間の戦いの行方は、スメアゴルの
企みは阻止できるのか、全ての運命が決する衝撃の結末が明らかになる第三作
を観た後、あなたは壮大な旅を観終えた充足感と同時に冒険が終わってしまう
ことに対する焦燥感を味わうことになるだろう。劇場の大スクリーンで観る事
がこの作品を堪能する最低限の条件だ。

●作品データ―
監督:ピーター・ジャクソン(ブレインデッド)(乙女の祈り) 脚本:ピー
ター・ジャクソン/フラン・ウォルシュ/フィリッパ・ボウエン 撮影:アン
ドリュー・レスニー(ベイブ) 音楽:ハワード・ジョア(羊たちの沈黙)(
ゲーム)(ザ・フライ) 出演:イライジャ・ウッド(パラサイト)(ディー
プ・インパクト)/イアン・マッケラン(ゴールデン・ボーイ)(X−マン)
/リヴ・タイラー(ジュエルに気をつけろ)(アルマゲドン)/ヴィゴ・モー
テンセン(ダイヤルM)(クリムゾン・タイト)/ケイト・ブランシェット(
ギフト)(リプリー)

●REVIEW
名作として語り継がれる資格を有する作品はなかなかお目にかかれるものでは
ない。【ロード・オブ・ザ・リング】を劇場で観る事が出来た私たちは、この
作品を過去の名作として観るであろう未来の世代に対してリアルタイムで観た
ことを誇りを持って話していることだろう。三年に渡り、小さなホビットたち
の冒険談を届けてくれたピーター・ジャクソン監督に、一映画ファンとして精
一杯のお礼をここで言いたい。

三部作の完結編となる本作【王の帰還】では、苦難の道を歩んできた登場人物
たちがそれぞれの冒険を終えていく。激しい戦いの末に掴んだ勝利は、ハリウ
ッド流の爽やかな大団円とは程遠く、ラストシーンに至っては、神話の終わり
を告げるような物悲しさすら漂う。冒険の始まりに胸をときめかせた第一作、
これからの旅の仲間の運命にハラハラし通しの第二作と比べて、【王の帰還】
は旅の終わりが幸せの始まりといったおとぎ話的帰結を排したこの作品世界の
暗い側面が前面に出た作品である故に、映画としての娯楽性では三作中一番劣
る作品だ。物語の展開上、最終作がそうなるのは止むを得ないのだが、愛すべ
き旅の仲間の笑顔がほとんど観られない【王の帰還】は、この連作のファンで
あればあるほど、観るのが辛い作品なのかも知れない。

三部作合わせて約9時間、公開後発売されたDVDに収録されているスペシャ
ル・エクステンデッド・エディションだと軽く10時間を越えるであろうこの
大作を一つの作品として撮り切ったピーター・ジャクソン監督の力量と情熱は
安易な続編が出るたびに、その出来にハラハラされっぱなしの映画ファンにと
って、安心して劇場に足を運ぶことができる稀有なる作品を生み出した。忘れ
た頃に公開されるスターウォーズの続編とは違い、毎年作品を公開したことに
よる興行収入効果は、映画の新たなビジネスモデルを生み出した。作品の出来
でも、膨らみ続ける制作費に対する一つの回答を出したという意味でも、この
作品は見事に歴史に名を刻んだ。

これほどまでの賛辞を述べておきながら、なぜに作品評価が4つ☆なのかと疑
問に思うかもしれないが、その訳は、延々と続く戦闘シーンと死体の山に対す
る個人的な拒絶反応によるものだ。【ロード…】はファンタジー作品であると
同時に、戦争映画と呼んでも言いと思えるほど戦闘シーンで繋いだ作品だ。ど
うも私は、その他大勢はばたばた死んで、役名のある人物が死ぬ時だけやたら
盛り上がる戦争映画が好きになれない。故に、ファンタジー映画としては高い
完成度を誇る本作を、愛しながらも、戦争映画としての側面を受け入れがたい
という気持ちも捨てきれないのだ。こればっかりは個人的嗜好なので、評価に
納得できない人もご勘弁願いたい。

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2.映画館で逢えなかった作品は、ビデオでチェック!
【 ロスト・イン・ラ・マンチャ 】
私的作品評価 ☆☆☆☆
2001年 アメリカ映画 93分
監督:キース・フルトン/ルイス・ぺぺ 出演:テリー・ギリアム

映画界孤高の鬼才テリー・ギリアム監督が、自らのライフワークとして取り組
んでいた「ドンキホーテ」の映画化を実現すべく開始した撮影が、いかにして
中止に追い込まれていったかを描いた悲しきドキュメンタリー映画。
50億円もの制作費を予定し、ジョニー・ディップまでスペインに呼んでおき
ながら、「ドン・キホーテ」はまるで呪われた作品であるかのように次々と嘘
のようなトラブルが発生していく。ロケ地では、撮影中に軍のジェット機が飛
び交い爆音が響き、まるで映画のような嵐が発生し、土砂で機材が流されてい
く。挙句の果てには主役まで…。映画制作者にとってはまるで悪夢のような作
品であり、テリー・ギリアムが、全身全霊をかけて撮ろうとした作品が崩壊し
て行く様を悲しげに見届ける様子のなんと映画的なことか。ギリアム映画のフ
ァンとしては是非実現して欲しいこの企画。ギリアム監督が懲りることなくこ
の作品に再チャレンジしてくれることを期待してやまない。

この作品は、新作コーナーにあります。
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3.徒然なるままに・・・編集後記
3月11日(木)
なんと二週間ぶりになってしまったメールマガジン。

父親の心臓手術があり、とてもパソコンに向かう気になれなかったのですが、
無事父の手術も成功、月曜日に退院できたので、ようやくREVIEWを一
本書く事ができました。しかしながら今回紹介した【王の帰還】のような作
品はあらゆる雑誌で批評まがいの文章が散見される為、どうしても読んでし
まう為、いざ自分の批評を書こうとしても、この文章が自分のものなのか、
他人の意見なのか分からなくなってしまい、なかなか書く事が出来ませんで
した。いま読み返してみてもまとまりのない文章で嫌になりますが、どうも
一度人の意見を耳に入れてしまうと、ダメなようなので、次回からはなるべ
く早くREVIEWを書いて皆さんにお届けするよう心がけていきます。

発行が遅れてしまったことをお詫びすると共に、今後とも懲りずにお付き合
いいただけるようお願いいたします。

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ルvol. 1 】【マトリックス・レボリューションズ】【少林サッカー】【
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00号&創刊4周年の集大成。パソコン用のプリンターで印刷し、著者本人の
手による製本での出版です。本格的な出版物に近い状態に仕上がっています。

◆申込方法
電子メールにて住所、お名前、メールアドレスをお知らせください。製本が出
来次第お送りいたします。手作りの為万が一注文が重複した場合お届けが遅れ
る場合もございます。
◆返礼方法
お送りした本に返信用封筒が入っています。封筒に図書券1000円分を入れて添
付された住所までご返送ください。
◆お断り事項
送料はこちらで負担させていただきます。(返信用封筒の切手のみご負担お願
いします)
本の代金は送料+制作費でほとんど占められてます。この本は営利目的ではあ
りません。ご満足いただけない時は、図書券の返送はいりません。
完全手作りの為、お一人様一冊の注文に限らせていただきます。
◆発送日程について
初回掲載時、筆者の予想以上の注文があり、10日間ほど暇な時間はほとんど
本の制作に費やされてしまいました。これでは映画すら観れなくなってしまう
ので、月の受注を5名様までとさせていただきます。これを超える場合は、翌
月以降の発送にさせていただく旨の連絡をさせていただくこともございます。

注文先電子メール  kurenataka@ybb.ne.jp
見本写真あります  http://www.geocities.jp/kurenataka/
では、よろしくお願いします。
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                 HP< 映画館で逢いましょう >  
                 http://www.geocities.jp/kurenataka/

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など映画尽くしのページです。共に映画について語り合いましょう。
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   ご意見・ご感想はこちらまで   kurenataka@ybb.ne.jp

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         【映画館で逢いましょう】 創刊1999年11月16日
● 発行者:紅乃ちゃんのパパ
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