映画

映画館で逢いましょう

「映画との最良の出会いの場は映画館」を信条とし、劇場公開作品のREVIEW、オススメビデオ・名作映画のご紹介、その他特集記事を月一回お届けする映画批評月刊誌です。

全て表示する >

映画館で逢いましょう 第210号 【 死ぬまでにしたい10のこと 】

2004/02/09

─映画の真価は、映画館でこそ問われるべき───────────────
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

< 紅パパの 映画館で逢いましょう >  vol.210(2004. 2. 09)

発行者:映画館鑑賞推進委員長 紅乃ちゃんのパパ

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
───────────────────────────────────
       http://www.geocities.jp/kurenataka/  (毎週金曜日更新)
───────────────────────────────────
メルマガ【映画館で逢いましょう】は鑑賞前でも安心してお読みいただける
ネタバレ無添加のREVIEWを心がけております。
───────────────────────────────────
==contents==
1.本日の上映作品
  【 死ぬまでにしたい10のこと 】
2.映画館で逢えなかった作品は、ビデオでチェック!
  【 恋に落ちたジョージ・ルーカス 】
  【 DUEL 2LDK 】
  【 ファム・ファタール 】
3.徒然なるままに・・・編集後記
4.映画批評集「映画館で逢いましょう」好評発売中!!
───────────────────────────────────
1.本日の上映作品
【 死ぬまでにしたい10のこと 】
 製作:2002年 スペイン・カナダ映画 106分

 私的作品評価 ☆☆☆  /死を宣告された女性のささやかな願いとは
     (☆20点★10点 ☆☆☆が標準ライン)

●作品紹介
23歳で二児の母親、失業中の夫とトレーラーハウスで暮らすアンは、日々の
生活に追われながらも平穏に暮らしていた。ところが突然の腹痛をきっかけに
発覚した病気の為、医師に余命二ヶ月と診断される。突然終わりを告げられた
アンは、残り少ない人生の中で、やり遂げたい思いをノートに綴り、一つ一つ
実行に移していく。残り少ない時間の中で、思うがままに生きようとする中で
人生に輝きを取り戻していくアンを優しい視点で描いた心温まる作品。

●作品データ―
監督/脚本:イザベル・コヘット(あなたに言えなかったこと)/撮影:ジャ
ン・クロード・ラリュー/音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラロンガ/出演:サ
ラ・ポーリー(バロン)(イグジステンズ)/マーク・ラファロ(楽園をくだ
さい)/スコット・スピードマン(デュエット)

●REVIEW
主人公アンは、ごく平凡な、さしたる特徴も個性も無いおよそ映画の主人公ら
しからぬ特徴の無い女性である。早婚で家は貧乏、夫は優しく自分を愛してく
れているが、失業中で金銭面ではまったく恵まれていない。結婚と同時に子供
を授かった為、育児と家事に追われ、家計の為に働く中で、いつの間にか23
歳という年齢になってしまったアン。不満すら感じる暇の無い生活の中、突然
医者より余命二ヶ月と診断される不幸によって、アンの灰色の人生は、一変し
ていくこととなる。

物語は、アンが余命を告げられた後、タイトルに在るとおり「死ぬまでにした
い10のこと」を綴ることから動き始める。その願いは、女の子らしい他愛の
ないことから、子供達を思いやる母親の優しさ、そして若くして家庭に青春を
犠牲にしたロック好きな女の子の不満を解消するような大胆なものまで実に様
々。平凡な暮らしの中で自分自身の願いを押し込めていたアンは、、死を目前
にしたことで、行動力を得、人生に輝きを取り戻していく。

映画は、闘病による苦しみや家族の落胆を極力排除し、アン個人が自らの人生
に決着をつけていく様子を淡々と見つめ続ける。母親としての愛情と、ティー
ンのような大胆なかつロマンチストな恋愛感を残された時間の中で叶えようと
するアンに対して、監督でもあり、脚本も書いているイザベル・コヘットは、
優しく手を差し伸べるかのように、幸せな結末へと導いていく。このご都合主
義的な映画の優しさを素直に受け入れるか、拒絶するかで、評価は大きく二分
されるだろう。

余命を診断されるというのは、非常に厳しい現実である。しかしながら、余命
を知らされることで、自分自身の人生に悔いを残さないように努力する時間が
あることは、人によっては幸せなことかも知れない。自分自身がその立場に立
たされなければ、なんとも言えないことだが、突然訳もなく死が訪れるより、
愛する人たちに別れが言えることのほうが、幸せかもと、この映画は考えされ
てくれた。
───────────────────────────────────
2.映画館で逢えなかった作品は、ビデオでチェック!

【 恋におちたジョージ・ルーカス 】
製作:2001年 アメリカ映画 9分 
私的作品評価 ☆☆☆
監督:ジョセフ・レヴィー 出演:マーティン・ハインズ/リサ・シャクブ

SF映画史上最も有名な作品【スターウォーズ】の生みの親であるジョージ・
ルーカスの青春時代を描きながら、【スター・ウォーズ】ファンを唸らせるパ
ロディ作品に仕上げた短編映画の傑作。この作品を楽しむ前提として、当然な
がら元となっている【スター・ウォーズ】をこよなく愛してることが前提とな
る。短編ながら、この映画が魅せるカメラワーク、俳優たちの演技、そして溢
れんばかりの元ネタへの愛が、作品を輝かせている。あっという間の9分間を
何度でも観たくなるはず。

この作品は、大型レンタル店のSF映画もしくは恋愛映画コーナーにあるかも
----------------------------------------------------------------------
【 DUEL 2LDK 】
製作:2003年 日本映画 69分 
私的作品評価 ☆☆★
監督:堤 幸彦 出演:野波麻帆/小池栄子

「限られた空間で2人だけの対決」という制限の中での競作で話題となった企
画「DUEL」。北村監督の【荒神】に対してテレビ、映画で大活躍のヒット
メーカー堤監督が選んだのは、マンションの中での美人女優二人による殺し合
い。冒頭の些細ないざこざから、やがて殺し合いへと歯止めなく発展していく
様をブラックジョークとして受け入れることが出来る人は楽しめるだろうし、
凄惨な殺人劇と受け取る人には殺伐としたバイオレンスと感じるだろう。女同
士の殺し合いは、なんとなく致命傷となりにくく、泥沼化していく様が、私と
しては妙に怖く感じてしまったので、堤監督が意図する笑いへとは転化できま
ませんでした。小池栄子のふてぶてしい態度が妙に堂に入っています。

この作品は、大型レンタル店の新作コーナーにあります。
----------------------------------------------------------------------
【 ファム・ファタール 】
製作:2002年 アメリカ映画 115分 
私的作品評価 ☆☆☆★
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:レベッカ・ロメイン・ステイモス

完璧なプロポーションを披露するレベッカ・ロメイン・ステイモスが、悪女の
限りを尽くして、男も女も翻弄する破天荒なサスペンスドラマ。ミステリアス
な展開を期待すると後半大きな肩透かしを食らうことになるが、デ・パルマな
らではの映像テクニックは、普段監督の存在を意識しない人にまで強烈にアピ
ールするほどの個性を発揮している。正直物語自体には物足りなさが残るもの
の、映像としてのパワーを感じるだけでも十分価値のある作品。それにしても
あの宝石はほとんど裸でしょう。

この作品は、大型レンタル店の新作コーナーにあります。
───────────────────────────────────
3.徒然なるままに・・・編集後記
2月 8日(月)
好天に恵まれた日曜日。しかしながら私は人様が休んでいるときが一番忙しい
流通業に身を置く身の為、家族サービスをすることが出来ません。その為かみ
さんが、週末は子供達をつれてお散歩に行きます。

で、7日は近所にある千波湖に出かけたそうです。子供達は湖のほとりで黒鳥
にエサをあげ、かみさんは5〜6メートル先で湖を観ていたと聞いております
。そして事件は起こったのです。

「ザブーン」という大きな音を聞いたかみさんは「黒鳥が羽ばたいた」のかと
思い子供達がいた湖に目をやってみると…なんと、5歳の息子、孝虎君が湖に
落ちているじゃありませんか。エサを少しでも近くであげようとして落ちてし
まったのです。慌てて駆け寄るかみさん。ところがかみさんが到着するより先
に孝虎君は、小学三年生の姉、紅乃ちゃんに助けられたのです。というのもこ
の湖、江戸時代に出来た人口湖でして、手前の水深は子供でも足がつくのです
。娘は陸にいて孝虎君の手を引っ張って助け出したのでした。

そして孝虎君にとって姉は命の恩人となり、私が帰って夕食を食べてながらそ
の話を聞いている間、息子は姉のお願い(命令)をハイハイいいながら聞くシ
モベと化しておりました。ありゃ、一生頭が上がらなさそうです。
───────────────────────────────────
4.映画批評集「映画館で逢いましょう」好評発売中!!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
メールマガジン 第200号&創刊4周年記念
  「映画館で逢いましょう」 著者 紅乃ちゃんのパパ
     A5版 全211頁販売 価格 図書券1000円分(送料込み)
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【アメリ】【8Mile】【ターミネーター3】【猟奇的な彼女】【キル・ビ
ルvol. 1 】【マトリックス・レボリューションズ】【少林サッカー】【
フレディvsジェイソン】【座頭市】【黄泉がえり】【呪怨】【クレヨンしん
ちゃん】【ゴジラvsメカゴジラ】他、ジャンル、洋画邦画を問わない138
本の映画批評を収録。
映画の真価は映画館でこそ問われる!を信条とし、鑑賞前でも安心のネタバレ
なし批評で映画を紹介し続けるメールマガジン「映画館で逢いましょう」第2
00号&創刊4周年の集大成。パソコン用のプリンターで印刷し、著者本人の
手による製本での出版です。本格的な出版物に近い状態に仕上がっています。

◆申込方法
電子メールにて住所、お名前、メールアドレスをお知らせください。製本が出
来次第お送りいたします。手作りの為万が一注文が重複した場合お届けが遅れ
る場合もございます。
◆返礼方法
お送りした本に返信用封筒が入っています。封筒に図書券1000円分を入れて添
付された住所までご返送ください。
◆お断り事項
送料はこちらで負担させていただきます。(返信用封筒の切手のみご負担お願
いします)
本の代金は送料+制作費でほとんど占められてます。この本は営利目的ではあ
りません。ご満足いただけない時は、図書券の返送はいりません。
完全手作りの為、お一人様一冊の注文に限らせていただきます。
◆発送日程について
前回掲載時、筆者の予想以上の注文があり、10日間ほど暇な時間はほとんど
本の制作に費やされてしまいました。これでは映画すら観れなくなってしまう
ので、月の受注を5名様までとさせていただきます。これを超える場合は、翌
月以降の発送にさせていただく旨の連絡をさせていただくこともございます。

注文先電子メール  kurenataka@ybb.ne.jp
見本写真あります  http://www.geocities.jp/kurenataka/
では、よろしくお願いします。
───────────────────────────────────
      映画館をこよなく愛する紅乃ちゃんのパパがお贈りする

                 HP< 映画館で逢いましょう >  
                 http://www.geocities.jp/kurenataka/

劇場公開作品のREVIEW・RENTALVIDEOのお勧め紹介・PostCardCollection展示
など映画尽くしのページです。共に映画について語り合いましょう。
───────────────────────────────────

   ご意見・ご感想はこちらまで   kurenataka@ybb.ne.jp

───────────────────────────────────
         【映画館で逢いましょう】 創刊1999年11月16日
● 発行者:紅乃ちゃんのパパ
● 登録・解除はこちらからお願いします。
 「めろんぱん」http://www.melonpan.net/mag.php?004204 ID:004204
 「まぐまぐ」  http://www.mag2.com/   ID:0000039615
 「マッキー」  http://macky.nifty.com/index.htm ID:kurena
 「メルマ」   http://www.melma.com/ ID:m00020145
 「posbee」  http://www.posbee.com/user/taikai.php  ID:00002825
  (発行者による解除、アドレスの変更等は一切行っておりません)
記事の無断転載はお断りします
等幅フォントでご覧いただくと読みやすくなります。
───────────────────────────────────

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2000-10-09  
最終発行日:  
発行周期:月四回以上  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。