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映画館で逢いましょう

「映画との最良の出会いの場は映画館」を信条とし、劇場公開作品のREVIEW、オススメビデオ・名作映画のご紹介、その他特集記事を月一回お届けする映画批評月刊誌です。

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映画館で逢いましょう 115号 【ソード・フィッシュ】

2001/12/06

─月4部以上────────────────────発行部数767部─
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    観賞前でも安心!!ネタばれ無しの新作映画お勧め度REVIEW

        紅乃ちゃんのパパの【 映画館で逢いましょう 】 
      
        http://www2.gateway.ne.jp/~kurena/index.html
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─第115号【目次】──────────────2001.12. 6─
                              
(1)今回の紹介作品 【 ソード・フィッシュ 】

(2)話題の劇場公開作品、ヤマカン100%の期待度チェック

(3)ビデオレンタルで迷わない!お勧め作品SHORT REVIEW
    【案山子】【アタック・ナンバーハーフ】

(4)徒然なるままに・・・編集後記

(5)あなたのお勧め作品、教えてください。掲載記事執筆のお願い。

─(1)REVIEW─────────────────────────

          ◆◆◆ ソード・フィッシュ ◆◆◆
            (SWORD FISH)
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●公式ホームページ  http://operationswordfish.warnerbros.com/  
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●作品紹介
 昨年ラジー賞の汚名を着せられたジョン・トラボルタがカリスマ性溢れる悪
役を見事に演じる犯罪映画の佳作。常に観客の先を行く罠をかいくぐり、真実
にたどり着けるか、錯覚を見抜くあなたの力が試される。掘り出し物の1本。
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●監督
 ドミニク・セナ(カリフォルニア)(60セカンズ)
●脚本
 スキップ・ウッズ(THURSDAY)
●撮影
 ポール・キャメロン(60セカンズ)
●音楽
 クリストファー・ヤング(スウィート・ノベンバー)(スピーシーズ)
●出演
 ジョン・トラボルタ(ブロークン・アロー)(フェイス/オフ)
 ヒュー・ジャックマン(X−メン)(恋する遺伝子)
 ハル・ベリー(X−メン)(ブル・ワース)
 ドン・チードル(トラフィック)(ブギー・ナイツ)
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●鑑賞記録
 2001年11月26日21時45分〜23時35分  Ticket 1500円
 ワーナー・マイカル                Pamphlet 600円
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●お勧め度 ☆☆★  /先を読めなくすることに夢中になりすぎたか
  評価基準
  (☆☆☆☆☆→傑作+稀有な魅力)(☆☆☆☆→文句無しの傑作)
  (☆☆☆→ 劇場で観る価値充分)(☆☆→好みの分かれるところ)
  (☆以下→かなりがっかりした作品 現時点では一作のみ選定あり)
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●Review
 
 ありふれた日常が突如、非日常的場面へ切り替わる、物語が動き出すこの瞬
間は私が映画で最も好きなシチュエーションの一つだ。開幕と同時にジョン・
トラボルタが延々と辛辣なハリウッド批判を語り、実はそこが銀行強盗襲撃の
真っ最中と分かる痛快な出だしは、これぞ映画だよ、と思わせてくれる素敵な
滑り出しだ。

 物語の黒幕ガブリエルを演じるジョン・トラボルタは、カリスマ的な魅力を
放つこの悪魔的な男を見事に演じきり、昨年のラジー賞の汚名を完全に返上し
た。己の正義を貫き通す為の必要悪として犯罪に手を染めるガブリエルは、そ
の矛盾を人間的魅力に変えてしまう大物ぶりをみせつける。他のキャラクター
が己のポジションが定まらず迷走するなか、ジョン・トラボルタが作り上げた
ガブリエルの圧倒的存在感が物語を見事に支えている。

 もう一人のキーマン、巻き込まれ型主人公スタンリーを演じるのは、【X−
マン】で人気キャラクターウルヴァリンを好演していたヒュー・ジャックマン
。【ソード・フィッシュ】でも素晴らしい演技力を披露してくれたのだが残念
ながらその役柄は極めて薄っぺらいものとなってしまった。娘を愛する故に犯
罪に手を染めていきながらも、警察もビックリの正義感を振りかざす姿はあま
りに矛盾しており、同じ矛盾を抱えながらもそれを人間的魅力に変えているも
う一人の主人公ガブリエルと対峙するには、明らかに力不足。この傾向は他の
キャラクターにも見られ、ハル・ベリー演じる謎の美女ジンジャーや個性派俳
優ドン・チーゲル演じる刑事も、意味ありげに登場しながらも、たいした活躍
の場も与えられずに終わってしまう。

 この映画が、素晴らしい冒頭シーンに負けない本編を作り上げられたら、ガ
ブリエルが言ったように【狼たちの午後】をも越える映画になりえたかも知れ
ない。しかし、映画が物語にヒネリを入れることに夢中になり、キャラクター
をおざなりにしたお陰で結局は普通のアクション映画で終わってしまった。た
だ、ノーマークの方には、掘り出し物の楽しめる作品ではあるので、この手の
映画が好きな方には、お勧めできる佳作である。

 
─(2)劇場公開作品、ヤマカン100%の期待度チェック────────

【バンディッツ】 → 期待度  80%
  銀行強盗を絡めたロード・ムービーのようだ。予告編の映像に今ひとつ切
  れがない気もしないではないが、ブルース・ウィルスの活躍に期待。 
   公式HP http://www.mgm.com/bandits/

【バニラ・スカイ】 → 期待度 90%
  予告編は、かなりストーリーをベラベラ喋ってくれますが、とても興味を
  持たせてくれます。音楽も心地よく耳に残って期待大。
   公式HP http://www.uipjapan.com/vanillasky/

【アトランティス】 → 期待度 60% 
  アトランティスネタは、アニメ、漫画等でかなりの食傷ぎみ。新しい切り
  口を見せてくれることに期待したい。
   公式HP http://www.disney.co.jp/movies/atlantis/index.html

【スパイゲーム】 → 期待度 50%
  ロバート・レッドフォードは年齢的には立派なおじいちゃん。美しき獣た
  ち、と言うにはちょっと無理が・・・。
   公式HP http://spygame.eigafan.com/

【ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃】 → 100%
  白目のゴジラは、戦争の犠牲者による残留思念の集合体、という凄まじい
  設定の本作。怨霊と化したゴジラを止められるのは果たして誰か。怪獣映
  画の一つの到達点を見せてくれるか、2001年最大のビッグイベント。
   公式HP http://www.godzilla.co.jp/

【ハリーポッターと賢者の石】 → 期待度 60%
  かなり込み合いそうですね。我が家の子供達も予告編を観るたびに、行き
  たいと連呼しておりますよ。
   公式HP  http://harrypotter.warnerbros.co.jp/
       
【シュレック】 → 期待度 100%
  初夏の頃、予告編を観た気がします。やっと12月公開。あのキャラクタ
  ーが日本で受け入れられるか楽しみ。
   公式HP  http://www.shrek.jp/

【スパイ・キッズ】 → 期待度 60%
  今冬は家族で楽しめる映画が目白押し。その中でも馬鹿馬鹿しさではこの
  映画が群を抜いていそう(誉めているつもり)

【殺し屋 1】 → 期待度 80%
  三池祟史監督が放つバイオレンス大作。原作は、モラル無視の凄まじい内
  容でしたが、この映画も負けず劣らずの凄まじいものであるようです。

【血を吸う宇宙】 → 期待度 70%
  映画の法則をバラバラにした怪作【発狂する唇】の佐々木浩久監督が放つ
  とんでもないカルト作。 テアトル新宿にて12月22日レイトショー。

─(3)ビデオレンタルで迷わない!お勧め作品SHORT REVIEW─

個人的に最近はずれが多いんですが・・・
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【 案山子 】 2001年 日本映画  89分
 (監督 鶴田法男)(出演 野波麻帆/柴咲コウ)
人気ホラー漫画家伊藤潤二原作の傑作短編の映像化。恐怖と笑いが混在する原
作の持ち味をどう生かすか楽しみにしていたが、残念ながらただの怪談物に終
わっている。なかなか登場しない柴咲コウもやっと顔が観れたと思ったらすぐ
スクリーンから消えてかなりがっかり。怖がらせるって本当に難しいものだ。
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【アタック・ナンバーハーフ】2000年 タイ映画 104分
 (監督 ヨンユット・トンコントーン)
ゲイのバレー選手達の活躍を描くスポコン物。実話を元にしているというのは
驚きだが、ここまでお笑いの要素をもちながらも不思議と笑えないのは、単に
笑いのポイントがタイとずれている為なのか。個性的な選手を集めるくだりが
妙にさらっと終わってしまうのが残念。集まってすぐ実力を発揮するところも
納得できないところか。
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─(4)徒然なるままに・・・編集後記─────────────────
 高校生の頃、リバイバルで【2001年宇宙の旅】を劇場で観る機会に恵ま
れその素晴らしく優雅な宇宙船のシーンを見たとき、まさか自分が2001年
をこんな世界で向かえるとは想像もしていませんでした。昔映画で想像してき
たことは次々と現実が追いつき追い越していたものですが、どうやら現実の方
は少々失速しているようです。変わらなくて済むものまで、無理をして変えて
いく時代は終わっていくべきなのでしょう。なんて考えるのも先日観た【クレ
ヨンしんちゃん!モーレツオトナ帝国の逆襲】でノスタルジックな気分になっ
たせいでしょうか。

 明日は秋葉原に出かけてパソコンでも買おうかなんて思っております。

─(5)あなたのお勧め作品、教えてください。掲載記事執筆のお願い。──

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