小中高校

一つぶんの算数

 算数科やプログラミング教育について、分かりやすく解説します。学校現場での指導方法や保護者・一般目線からの考え方の違いなども解説して参ります。「算数を楽しく」「工夫する面白さ」を伝えることが出来ればと考えています。

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プログラミング教育で大切にしたい点を整理しました。今騒いでいますが、このような実践は三十年も前からありました。

2018/07/12

 プログラミング教育の必要性は、要するに機械化文明が進み、人工知能などが発達し、人間にとって代わって仕事をこなす時代、こども達が就職する未来の職業は大きく変化するので、そのような時代に対応できる素地を作る必要があるということです。
 しかし、いきなりロボットやプラモデルのような車に命令を与え制御する体験をすることがこの教育の目的を達しているとは言えません。ましてそのような内容を扱う教科も存在しません。また、ネットで無料で配付されているビジュアル系ソフトなどを用いて行っている実践は、すでに30年近く前に、「ロゴライター」などの亀キャラクター制御日本語命令ソフトにより、実現できる内容です。
 これらのことから、プログラミング教育は、今に始まったことではなく、かなり前から実現可能でしたし、実際に少し進めていた現場の教師もいました。今の時代になって大切なことは、?時数が確保されておらず教科化されてもいないので、何れか既存の教育活動の範疇で実践すべきということ?総合的な学習の時間の中で行われてきた情報教育のコンピュータ操作能力を高める内容であること?紙に描いた学習ではなく、実際にいくらかのコーディングなりプログラムに触れさせる体験をさせるべきであること?教育環境や提携等に左右されず、公教育として全国どこでも実践できる用意がなされること 等です。
 これらを勘案して、めざすべき理想のプログラミング教育は、無料のビジュアル系もしくは日本語コマンド系によるソフトを用い、コンピュータの基礎技術を向上させつつ、教科のまとめや補充、発展としての内容で実践するのが一番よいと考えます。
 つまり、社会科や生活科、総合的な学習の時間における調べ学習のまとめ等をソフトを用いて表現し交流するというのが現場で考える無理のない実践と思われます。算数や理科などで特殊な単元での実践も考えられますが、それらは単発ものにすぎません。長きにわたって取り組んでいくとすれば、前述した教科等で実践を積み上げていくことが一番適切であると考えるしだいです。
 そうなると必要なのは、プログラム言語ソフトということになります。今ネットでは、スクラッチ以下いくつかのソフトが無料提供されています。文科省でも、スクラッチもどき的なものが提示されています。私の知っているソフトは、平仮名の言語ソフトで、現場の教師が作り上げたものです。テキストファイルに命令を書き込んでいき、本体がそれを読み込んで順次、コマンドのイフ文に基づいて処理していくというものです。小学生でも簡単にプログラムを作ったり変更したりすることができます。文科省のいうようにコーディングそのものが目的ではないのでしょうから、予め組まれたプログラムの文字や画像、位置情報等を書き換える程度の操作で、より良く調べたことを表現するというのが理想ではないかと考えています。近々、その実践を掲載した書籍が世に出る予定があるそうです。

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創刊日:2018-06-13  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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