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システムキッチンを創っていた男のガチお役立ち話

某大手住宅設備メーカーの子会社でシステムキッチンを14年間に渡って創り続けた男が、新築やリフォーム時におけるプランニング、現場ウラ話、トラブル体験などを語ります。立派なキッチンを創りたい人はぜひ読者登録を。

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【SKガチ話 第10号】 システムキッチンの施工の実態

2017/08/29

SK太郎です。


本日は、システムキッチンの施工について。

特に分譲マンションは、かなりの現場を見てますので、
いろんな思い出があります。



■今号のポイント

・基本は2人1組で施工していく

・マンションの和室は大人気

・1日にさばく数


では、スタート。

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●基本は2人1組で施工していく


システムキッチンの施工は、2人1組を想定して設計されてます。

が、実際の工事になると、人員はケースバイケースです。



施工と言っても、工程はたくさんあります。

・車上受け渡しの荷受け
・各部屋への搬入(間配り)
・開梱
・墨出し
・組立
・据え付け(吊戸棚やレンジフードが先でキャビネットが後)
・カウンタートップ設置
・水栓金具設置
・調理器具設置
・シリコンで目地などを仕上げ
・養生

とまあ、ざっくりとこんな感じです。


施工の合間には、電気屋さん、水道屋さん、ガス屋さんも
絡んできますので、作業の前後関係は、事前に決めます。


大体、キッチンの施工って、フロリーングやクロスも
貼られた後が多いので、気を使うんですよね。

引越し屋さんが事前にやるような周囲への養生は必須。


結構、重労働です。




あ、キッチンの施工に必要な部材は、各部屋に持ち込むと
思いますか?



車上渡しの後、エレベーターでガーっと目的の階まで上げて
各部屋に置いて回るんです。

間配り表というマンション居室の配置図を見ながら。


このエレベーターですが、入居者が乗る棟内エレベーターは
使えないことが多いです。
一応、入居者のためのエレベーターですからね。



建設会社が設置した資材運搬ゴンドラを使う事が多いですね。

大体、予約制(笑)


キッチンだけじゃないですから、各部屋に施工したいモノは。
バスだったりトイレだったり、洗面化粧台、玄関収納に
内装ドア、壁紙、床材など、めっちゃありますから。


いろいろと大変です。



●マンションの和室は大人気


施工現場に行くと、ほぼ和室が賑わってます。


部材の山で(汗)



畳みって、内装の最後の最後の段階で敷き込めばいいので、
それまでは、格好の部材置き場になるんですよ。

というか、そこしか置き場が無い・・・。



山のように部材であふれていますが、キズものにならない
ように置かれているので、大丈夫なんですね。

段ボールで養生もしてますしね。



和室がスッキリし出したら、室内の工事が終盤に
差し掛かっていると判断できます。

たまに、各部屋同じ部材が残ってたりしますが、工事が
遅れてる証拠・・・・でもなかったりします。



あえて、後回しにして、人の出入りが少ない状況を
待っている事もあるんです。
内装ドアとか、クローゼットとか、付いてると邪魔に
なったりするんでね、これは終盤が多いですね。



マンションの工事現場は、下階から内装が仕上がって
いきますから、いち早く居室内を見れる特権も。

モデルルームとは、また違った雰囲気ですよ。


窓から景色が入り込みますからね。



これは遊んでるのではなくて、他社の製品を見るんです。

キッチン、バス、トイレなど、採用しているメーカーが
一致してない事もありますから、他社の製品を見る絶好の
機会なんです。


すごく勉強になりました。



●1日にさばく数


1日にどれぐらいの数のキッチンを施工するか?

そうですねぇ、2人1組だと2セットか3セットを基準に、
状況を踏まえて計画すると思います。



ベストなのは、1フロア分を1日でやってしまうこと。


マンションの規模にもよりますけど、1フロア3室4室程度
なら、やっちまおうかってなる施工店は多いですね。

1チームだとちょっと余裕が無いので、2チームでやるとかね。


現場は2.3件掛け持ちの場合が普通ですから、1つの現場に、
必要以上に長居するのは賢くないやり方なんですよ。
だから余裕がある方がいいわけです。


ともかく施工店は、数さばいてナンボですから。


プロの仕事は正確で早いです。


私なんて、とても真似できません。

金槌で、くぎを打たなければならないのに、釘に添えて
いた親指を叩くというレベルなので(汗)



すっごい痛かったのは、今でも忘れられません。

血マメできましたよ。



工事現場には、様々なプロが出入りしていたので、
見ているだけでも、あっという間に時間が経過しますよ。


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いろいろとしゃべりましたけど、

本日はココまで。




施工の話、面白かったですかね。


建築現場に立ち入るときは、ヘルメット着用は当たり前。



スーツ姿でヘルメットを被り、足場用の階段を昇るだけで
紺のスーツがゼブラカラーにチェンジ(笑)


エレベーターなんて使いません。

スーツ組は脇役ですから。



それでは、ご購読、ありがとうございました。

次回も、よろしくお願い致します。



SK太郎

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創刊日:2017-08-03  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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