住宅・不動産

システムキッチンを創っていた男のガチお役立ち話

某大手住宅設備メーカーの子会社でシステムキッチンを14年間に渡って創り続けた男が、新築やリフォーム時におけるプランニング、現場ウラ話、トラブル体験などを語ります。立派なキッチンを創りたい人はぜひ読者登録を。

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【SKガチ話 第9号】 システムキッチンの価格のナゾ

2017/08/28

SK太郎です。


本日は、システムキッチンの価格について。

高いか安いかは、あなた次第!!



■今号のポイント

・グレードがあります

・原価まで知っちゃってました

・もちろん代理店やゼネコンに渡す価格も


では、スタート。

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●グレードがあります

システムキッチンの価格は、自動車のようにグレード別に
なっていると思って下さい。


安いグレードだからダメっていう事ではなくて、

・扉の種類(材質とか質感とか)
・人工大理石カウンタートップの材質
・標準設備


という違いです。


生産現場にも居ましたから、ハッキリと言えますが、
グレードに関係なく製作での手抜きはありません。


なのでグレードを気にして買うのはナンセンスです。



最高級グレードでも、使う人によって、キッチンが泣く
ことがありますから理想を追い求めても良いと思います。

もちろん予算との兼ね合いですが(笑)



●原価まで知っちゃってました

製造現場に居ますと、自ずと製造原価もわかります。


子会社で作ったものを親会社が買い取るわけですが、
買値は指値ですよ、当然に。

更に協力金という名目で値引きもします。



すごいですね、親子間でのカツアゲです(汗)


そういう構造なので、子会社としては利益を確保する
ために、材料の仕入れ先にコストダウンを依頼します。

早い話、コストダウンって意識高い系のワードですが、
単純に値引き、もしくは単価を下げろってお願いです。


製造原価知って、カタログの定価を見たら、笑います。



苦笑いです・・。



ブランドが大きければ大きいほど、いろんな費用が
積み重なります。


しかし、お客さんに向けた販売価格は、何も暴利を貪ろうと
しているわけではないですよ。


高い、安いと感じるのは、その人と価格帯やグレードに
マッチングした結果です。

これはどの商品も同じですよ。



うまい棒、標準小売価格は1本10円です。
大抵の人は「安い」と思う価格です。

だけど、例え10円だとしても必要ない人は買わない。


10円でも出さない。

タダでも要らないと言う人もいるでしょう。


根底には、貨幣と交換するに値しない、つまり高いと
感じているから手を出さないんです。



だからキッチンを選ぶ際は、高いグレードを無理して
購入する必要も無いですし、虚栄心に駆られて背伸び
する必要も全くないです。

販売する側も、購入するグレードによって、接客が
変わることはありません。
あったとしたら、その店で、購入することは避けた方が
良いです。


元々、富裕層と言いますか、ある程度の線引きをして
客を選んでいるかもしれませんのでね。



●もちろん代理店やゼネコンに渡す価格も


ここまでは対個人に向けての価格の話ですが、メーカーから
代理店に渡す、代理店からゼネコンに渡す、つまりはBtoBの
取引価格も情報は入ってきてました。


特に分譲マンションなどの集合住宅では、1件で数十台から
数百台納入しますから、売り上げも利益もデカイわけです。

多少、最初の取引で値引き幅を大きくしても、取りたい。
後続物件建設が見込まれるディベロッパーなら特に。



マンションディベロッパーが、〇〇さんのキッチンしか
使わないという状況が一番ベストなんです。

こういうお得意さんを多数抱えることが、集合住宅分野では
大事なんですね。


よく営業会議で、

「あそこはもうA社が入り込んでるので逆転は無理だ」
「あっちはまだゼネコンが相見積りの段階」
「B社は次の物件から当社を採用見込みです」

なんて話が飛び交ってました。

戦場ですよ。



単純に引渡し価格勝負なら、予算に見合ったキッチンを
提案するのですが、価格勝負でもダントツに強かったのが
タカラスタンダードさんです。


あ、言っちゃった(笑)



ある時、ナスステンレスさんが集合住宅から撤退という
ニュースが流れた時は、営業さんは忙しかったと思います。

各メーカー、チャンスだったんですがね・・・。



現在、ナスステンレスさんは、東建コーポレーションさん
系列のナスラックとして生まれ変わっています。

ステンレスキッチンに強みがあります。



いろいろとしゃべりましたけど、

本日はココまで。

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価格の話、面白かったですかね。


えーっと、ショールームで嫌われる客を最後に言って
おきますね。



・値引きを強要する人
・他所で買うぞと脅迫めいた事を言う人


どの店舗でも嫌われる率が一番高い客ですけどね。






それでは、ご購読、ありがとうございました。

次回も、よろしくお願い致します。



SK太郎

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創刊日:2017-08-03  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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