「措置入院」精神病棟の日々(72)

2017/11/08

「措置入院」精神病棟の日々(72)
“シーチン”修一 2.0

10/30は台風一過、ようやく晴れた。風雨が激しいと、少しばかり雨漏りがする。♪尽くし足りない私が悪い・・・

これまで雨漏り対策でいろいろ手を尽くしてきたが、あと一歩か二歩、「尽くし足りない」。今日は屋外作業日和だから最低2か所は直さにゃならん。「男はつらいよ」という面もあるが、ま、DIYは趣味だし、狂ったオツムの治療にもなるからいいか。

お天道様が出ないとやっぱりブルーにはなるが、終日雨の昨日は実に久し振りにカシケーズの「悲しき雨音」を聴いた。小生は東京五輪の昭和39(1964)年に中学生になったが、セコイ考えで放送部に入った。

放送室にいるから毎週月曜日の朝礼に出なくていい、運動会でもテントの中で「次は男子による組体操です」なんてやっていればいい。昼飯も大体放送室で食べていた。予想通り大いにラクチン、その頃から狡猾だったのだ(・・・が、晩年にしくじり9回裏で逆転敗けの気分)。

放送室に内鍵をつけて女の子とじゃれていた期間もあったが、これは先生からダメ出しをくらって「修一は怪しい奴」と烙印を押されたみたいで、職員室で小生を支持してくれたのは英語の小林先生だけになってしまった(女の子は転校してきたばかりで、前の学校で問題を起こしたよう。彼女は早熟だったから先生方は小生を心配してくれたのだろう)。

廊下ですれ違うと小林先生は「お、修一! 頑張ってるじゃないか!」と励ましてくれたから、英語が好きになった。みんなおだてりゃ木に登るのだ、スネ夫もジャイアンものび太も。松陰先生はそうやって若者のそれぞれの良き才能を伸ばした。閑話休題。

放送部では昼休みには全教室に音楽を流すが、ほとんど毎日のように「悲しき雨音」はかけた。プレスリーの「ハウンドドッグ」と「ハートブレイクホテル」をかけたら叱られた。ま、そういう時代だった。

だから「悲しき雨音」を最後に訊いたのは中3の1967年で、昨日は50年ぶりということになる。懐かしいなあ、やっぱりいいなあと、ちょっと感動、ちょっと胸キュンにはなるね。いいものである。

(“演歌の女王”Kは小学校で北島三郎のデビュー曲「ブンガチャ節」を歌っていたら先生に叱られ、師匠の“永世演歌の女王”母親は職員室に呼ばれたという。

♪あの娘いい娘だ こっち向いておくれ すねて横向きゃ なおかわいい
(キュキュキュ キュキュキュ)
咲いておくれよ 淋しい頬に 熱いくちづけ 紅の花
(r)
他人は逢わなきゃ 覚めるとゆうが 俺は逢わなきゃ なおもえる(r)・・・

この歌は1962年だからKが小4の頃で、発売から1週間で放送禁止になったそうだ。今から見ると、一体どこが悪いのか分からない。「熱いくちづけ」はダメなのか。今は「こんなわたしで いいならあげる なにもかも 抱いてください あゝ大阪しぐれ」は誰も咎めない。「大阪しぐれ」が1962年に発売されていたら関係者全員が梟首獄門になっていたろう。

「三丁目の夕日」はそういう時代でもあった)

時代、社会、世界がどう動いていくのかどころか、人は自分自身の明日さえ分からない。

2003年春、会社をたたんでホッとしていたら胃がん、手術後は肝臓への転移が疑われて最新の(高額かつ強烈な)抗がん剤を服用していたが、副作用でほとんど死んでいた。そんな時に「頂門の一針」を知って久し振りに記事を書いて投稿したら、主宰者・渡部氏が「記事を書いてあなたは楽しい、読者も楽しい、いいことだ、やってみなはれ」と励ましてくれた。

お陰で今は雨の日でも退屈知らず、シコシコ記事を書いているが、脳ミソの劣化防止にもなっているのだろう。人のヤル気を起こしたり励ましたりするようなヂイヂにならにゃあかん、と思うが、小4で憲法を読んでから性格が悪くなったので、良きヂイヂになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。

「ヂイサン、時間ですよ!」と声がかかりそうだし、さっさと地球を洗濯、アカを落として後顧の憂いなく「ホントにいいヂイチャンでした」と言われるようになりたいものである。ムリポ?

遺稿集は「ヂイヂが逝く」でどうか。売れそうもないな、自費出版でも迷惑がられたりして。「竜馬がゆく」は大ヒットしたが・・・「飽きもせず 毎度お馴染み 狂気録」、ま、こんなものか。発狂亭雀庵の病棟日記から。

【2017/1/2】*深夜3:30にトイレに行ったが、その後、TVの微細な音が聞こえるので眠れない。調べたらTVではなく空調の音だった。いよいよ幻聴か・・・

【1/3】*外泊の患者が少しずつ帰ってきた。多くの企業は明日の4日(水)が仕事始め、挨拶回り、4時あたりから宴会か。

【1/4】*「人界」人間の世界、「塵界」ちりのような汚れた世の中、この世、俗世間。「人寰」(じんかん)人の住んでいる所、世の中、世間。「塵寰」(じんかん)ちりの世、俗世間、塵界。

宗教は人を救えるのか。

「ユダヤ」紀元前10〜6世紀ごろパレスチナ地方にあった、ユダヤ人の王国。紀元前586年、バビロニアに征服され、滅亡した。

「ユダヤ教」ユダヤ人の信仰する宗教。エホバを信奉する一神教で、モーゼの律法を重んじ、「旧約聖書」を唯一の聖典とする。この世の終末に際しても、必ず神の選良として選び残されるとの信仰を有する。

「ユダヤ人」パレスチナを原郷土とし、ヘブライ人を祖先とするセム系の民族。ユダヤ王国滅亡後その民は欧米各地に離散し、キリスト教徒・回教徒などから迫害と侮蔑を受けたが、経済・思想・科学方面に傑出した人材を輩出した。

一方、シオニズム運動を起こして祖国再興に努力していたが、第二次大戦後の1948年、ついにパレスチナにイスラエル共和国を建設した。

「キリスト」キリスト教の祖。

「キリスト教」キリストの説いた宗教。ユダヤ教を母体とする唯一神の信仰。神の子キリストによる愛と罪の贖いの道を説く。西洋文化に強い影響を与えた。旧教(カトリック)と新教(プロテスタント)に大別される。

「イスラム教」神に全身をあげて服従すること。回教。

「回教」世界三大宗教の一つ。開祖マホメットの語録コーランを教典とし、アラーを唯一絶対の神として信仰する宗教。イスラム教。マホメット教、フイフイ教。

「回教紀元」回教徒の間で用いられる紀元。マホメットがメッカからメシナへのがれた年(西暦622年)を元年とする。

「仏教」本来は梵語(サンスクリット語)。「仏陀の教説」の意。紀元前6世紀ごろ、インド中部のカピラ城主の太子である釈迦牟尼(シャカムニ、釈迦族の聖者)が説いた宗教。迷いを去って悟りを開き、成仏して宗教的自覚者である仏陀になることを目的とする。

アジア東部を中心として普及し、東洋の文化に大きな影響を及ぼした。日本にも古く伝来し、多数の宗派がある。仏法。仏道。釈教。

「神道」祖先神をはじめ神々を崇拝する日本古来の民族宗教。天神地祇(天の神、地の神)、祖先神などを祭り、不浄を払い、現世生活の繁栄を祈る、惟神(かんながら、神の御心のまま)の道。神社崇拝はその普遍的な表れである。これを神社(国家)神道と呼ぶ。

独自の教理・教会などを持つ13の公認された宗派(教派)神道もある。

以上は「広辞林」による。小生は「心の道標(みちしるべ)教団」の開祖だが、宗教ではなく、世の中の真実に近づくための勉強会のようなものだ。メンバーは愛犬トトのみで、トトは2015年12月6日に昇天してしまったので、開祖が唯一の構成員という、空恐ろしいほどの絶滅危惧種だ。

(米国最大の宗派だったクエーカー教は100年ほどで消滅した。性行為=不浄=否定すべき、と教えたから自然消滅したのも当然だ)

一般的に宗教は癒し系産業で、イデオロギーや〇〇主義との違いは明確ではない。それらを正しいと信奉する人を信者/主義者とすれば、彼らは教義を絶対だとして疑うことはしない。ただ、信者は操を立てるが、主義者は都合によって変節、転向することが珍しくない。

いずれにしても宗教/〇〇主義は産業であり、構成員は支配層(経営者側)と貢献層(労働者側)に分かれる。支配層は組織から報酬を得、貢献層はカネを貢ぐ。できの良い貢献層は報酬を得られる職業的宗教家/革命家に出世することもある。(イスラエルではユダヤ教聖職者=ラビは公務員で、副収入は禁止されている。聖職者=公務員には賛否がある)

出世事情は宗派や政党と同じで、雑巾掛けからキャリアをスタートさせるが、「カネも(女も?)名誉も組織、信仰、信念、忠義の中にある」というわけだ。彼らは利益集団、共同体であり、企業などと事情は変わらない。創業家筋とか三代続く名門といった氏素性が重視されることも多い。

組織はいずこもカネ(ガソリン)が必要で、構成員や支持者/シンパから寄付金を得たり、機関紙などの販売が収入源となる。戦後の多子低齢化による人口増で、収入は増えていったが、今は少子高齢化で青息吐息の組織が増えているようだ。新興組織は何代も続く信者/支持者などがいないため、跡継ぎがいなくなればクエーカー教のようにあっという間に亡びる。

高校野球の名門校が甲子園から消えたのは、社会党が議事堂から消えた後だった。

*10:00〜11:10、作業療法、オートバイのペイントを続ける。とても面白い。

*11:30、ナースの“マンティス”から「そろそろ外出したら」との提案。Dr.にお願いしてみよう。

*12:00、女の子が見舞いに来た母親と口論になり、叫び声をあげて、周囲の患者は皆唖然としていた。母娘ともにかなりの肥満、かつヒステリック。同居は無理だろうな。若い人の精神病は気の毒だ、完治しないのだから。(つづく)2017/11/4








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創刊日:2017-02-04  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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