「措置入院」精神病棟の日々(50)

2017/06/16

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「措置入院」精神病棟の日々(50)
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“シーチン”修一 2.0

PCのバッテリーパックを交換したら処理速度が格段に向上した。視力も衰えてきたので型式の「S」を「3」と読み間違えたので、最初に届いたものは使えない、で、交換したから日にちが経ってしまった。

力仕事をすると回復するまでに2、3日間はかかるようになった。老人用の交換パックはないものか。産経には「ピンとする!」「スッキリ!」「ぐっすり!」なんていう老人向けの広告があふれている。

そんな“不老長寿の秘薬”があったら若者のブレーキになるから倫理にもとるだろう。老人はブログや趣味で余生を楽しんでいる方がいい。後がつかえているし、労働市場に参入すれば若者の仕事を奪いかねない。子・孫の支援をしてポックリ逝くのがいい、が、現実はダラダラ逝くのだろう。

市役所から検診の案内が届いたが、医者に行くと病名をつけられるから嫌なものである。キチ○イ、多動児(翁)だけで十分だ。

その多動児は6/13にイタズラ道具の工具とネジなどのパーツ類の整理に着手した。病院の作業工房には小さいながら旋盤と溶接機械もあってとても充実していた、戻りたくはないが。

同時期に園芸、造形芸術、裁縫にも大いに目覚めたから忙しい。さらに男児の6歳誕生パーティなど立て続けでキッチンヂイヂもこなしたから14、15日は体が動かないし、気力も萎えて、3日分の新聞を読むだけで精一杯だった。

今朝は心技体がそこそこ良い(と言うか悪くない)ので記事を書く。公休の“春琴”は友だちとスーパー銭湯へ。結構なことだ。小生は午前中に記事を仕上げて、午後からは息子の部屋だった8畳間(今はおもちゃ部屋と呼んでいる)の壁の補修を開始する予定だ。男の子は腹が立つと壁にゲンコツで穴を開ける、そうしないと高ぶる神経を冷やせないのだ。

それにしても4つも穴を開けるのはやり過ぎだが、体育会系なので先輩や先生、師匠に面と向かって歯向かえないから拳で壁に当たりかかるしかないのだろう。小生のように「お縄頂戴」よりはよっぽどマシ、ベターだが。

夕べは数年ぶりに楽しい夢を見た。内容は忘れたが、一時期、枕元にメモ用紙をおいて夢の内容を夢うつつで書いたことがあったが、読み直すとまったく面白くもなんともないのですぐにやめた。発狂から6か月で、確かにオツムの病状は改善しているようだ。

ワースト老人の病棟日記から。

【2016/12/6】*6:30、起床とともに採血。老化で静脈が見えにくくなっているから2発目で成功したが、チト痛い。ナースの?女帝”曰く「ごめんね」。2回目までは許容範囲だ。

喫煙所に向かう慢性期病棟の金髪ヤンキー娘は23歳ほどか、右腕に青の刺青をしていた。極妻一直線。

【12/7】*2日連続で道に迷ってパニクル夢を見て、ぐったりした。初日の舞台は神田とか人形町、門前仲町、箱崎あたりで、取材なのに道に迷い、高速下の用水路沿いに行くと行き止まり。車外に出たらなんと、ケータイも財布も車の鍵も車内に残したままでドアをロック、二進も三進もいかず、ひたすら迷路のような狭い道をうろつくという悪夢。

翌日は箱根で会議があるのに、時刻表の読み方が分からず、電車も来ないので呆然としているという悪夢。いずれもカフカの「城」のような焦りともどかしさを“堪能”させられた。原因は何か。

“春琴”への「謝罪と誓い」の推敲で脳ミソを酷使したこと、完全に小生の一方的な無条件降伏、完敗したことによるだろう。小生は「7勝7敗1分け人生」と思っていたが、今は終盤戦で崩れて5連敗。結局6勝14敗で、平幕に落ちた気分だ。来場所で勝ち越さないと十両さらに幕下に転落しかねないという「焦り」が悪夢になったのではないか。

【12/8】*日米開戦記念日。ホールの吾がテーブルに新人“ヒッキー”が来た。?ドカベン”と同じ19歳。?ドカベン”は挨拶するようになったが、“ヒッキー”もそのうち声を出すだろう。

*“令夫人”の旦那が見舞いに来て、やがて帰って行ったが、1F広場に出た旦那が2Fを振り仰いで廊下の“令夫人”に手を振ると、彼女も盛んに手を振っていた。近くで運動していた小生が「“あかねさす紫野行き標野行き 野守は見ずや君が袖振る”だね」と声をかけると、彼女は「修一さんは?」と聞いてきたので、妻の数だろうと思って人差し指を一本立てたら「一回で十分ですよね」だって。

結婚はしないより、した方がいいが、確かに1回すれば十分だわな。トランプは3回、オマケに倒産(会社更生法適用)も5回。再チャレンジが好きなのだろうが、いやはやお元気。

ヒラリーは何をしているのだろう。疲れ果てて入院でもしているのか、それとも三度目の正直を準備しているのか・・・

*今朝もリアルな悪夢で目が覚めた。小生ら4人はフランス人で、オーナー社長のもと、深海調査を生業とし、その日は海底火山を調査していた。社長が自ら深海艇のロボットアームを操作していた際、突如として噴火し、岩石が船体正面のアーム操作室を直撃、ガラス窓にひびが入って熱湯が社長の顔面を直撃した。

それを見た我々部下3人は、救出はできない、今はアーム室を密閉するしかないと判断、同時にアーム室の排水を開始した。

数時間後、ようやく海上に浮上し、アーム室を開けると、顔面を大やけどしたものの社長は生きていた。

我々3人は「3人の命と船を守るためには、ああするより仕方がなかったのだ」と思いつつも、いつも自責感を抱いていた。社長も「逆の立場なら私もそうしたよ」と慰めてくれたが、複雑な思いだった。

仕事は順調に拡大し、世界有数の深海調査会社になった。「苦労は共にできるが、繫栄は共にできない」という教訓通りなのか、我々3人は十分な報酬を得ているにもかかわらず、恩人の社長を排除しようと画策し、ついには創業家派、古参派の2派閥に分かれて対立し、やがて銃の撃ち合いになってしまった・・・

ここで場面が日本のリゾート地になり、“春琴”と小生が別荘に暮らしている。下の谷側は大きくて深く、自衛隊の潜水艇訓練基地になっていた。“春琴”はどういうわけかゴミを高台の別荘から下に捨てる。いくら注意しても聞かない。

やがて事件が起きた。潜水艇の空気取り入れ口にプラゴミが詰まって隊員一人が死んだのだ・・・

不思議な夢はそこまで。いろいろな原因が考えられるが、今の読書の影響がかなりありそうだ(表と裏の二重人格的人物が登場する。「織田信長」の松永弾正、「失われた時を求めて」のスワンとか、島尾敏雄夫妻の狂気とか)。

*9:00、新人“イネムリ”が加わり、部屋は3人になった。彼は昼夜逆転どころか朝から晩まで食事の時以外は寝っぱなし。11:00、“ハカセ”はホールで新聞をいつも読んでいるが、同じ面ばかりを何度も読んでいる。若年性健忘症、認知症か?

30歳ほどの娘さん“ヒマン”と、見舞いに来た姉妹2人、母親は皆そっくりのメガネっ子。1Fの喫煙所でみんながスパスパやっていた。ホールでは聖書のようなものを出していたからエホバかと思っていたが、まったく違っていた。

*15:45〜14:20、?ピーコック”による心理面接。「謝罪と誓い」を読んでもらい、まずは合格だったようだ。これからは「夫婦の接点、(シルバーボランティアなどを通じての)社会との接点を探しましょう」とのこと。(つづく)2017/6/16






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創刊日:2017-02-04  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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