「措置入院」精神病棟の日々(32)

2017/05/02

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「措置入院」精神病棟の日々(32)
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“シーチン”修一 2.0

5/1朝、長女一家はマイカーの想像を絶する姿を見てびっくりした。4つのタイヤがなく、代わりにブロックの上に車が置かれていた。多分、F1レースみたいに油圧ジャッキで車体を持ち上げ、4人ほどで一斉にタイヤを外し、ブロックを置き、ジャッキを下げ、さっさとトンずらしたに違いない。早わざ!

それにしても「セコ!セコスギ!・・・よーやるわ、日本人じゃないだろう」というのがわが一族の大方の感想だろう。トヨタが狙われているとか。タイヤ1本売って1万円、4本で4万円、一晩に3台やって12万円、1人当たり3万円の儲け・・・「セコ!セコスギ!」とカミサンも次女も苦笑していた。

「セコイ」は舛添センセーが世界に広めてくれたようだが、そのうち「カローシ」並に認知度が深まるに違いない。

捕まれば懲役3年はくらうだろうが、蔵が建つわけではないから余りにもリスキーだ。以前、支那人などは「ジパングの田舎には田んぼの中に金庫が落ちている」と重機でATMをかっぱらっていたし、ビルに穴を開けて金庫を盗むとかしており、「うーん、大胆だなあ」と小生は思ったものだ。しかし貧すれば貪すで今や「タイヤ泥棒」、コソ泥になってしまった。

通勤で自宅〜駅間を車で行く婿さんはキレマクッタそうだが、田舎では最寄り駅まで車で30分、そして車が3〜4台ある家も珍しくないから、徒歩でたった5分のところでも車を使うのが当たり前だ。筑波山麓に育った婿さんにとって車は体の一部なのだろう、それがなくなったのでショックを受け、怒りまくり、出社する意欲もなくなり、自宅作業に切り替えたとか。

キレマクル気持ちは分かるけれど、キレ過ぎたり我慢し過ぎると小生のように発狂するから、まあほどほどにしたほうがいい。

小生は退院からちょうど3か月たったが、このところ気分は良い。小生の「佐吉主義」が奏功しているのかもしれず、春琴カミサンのご機嫌も斜めならず。

昨年11月の心理検査の結果はちらっと読んだだけで、たまたま見舞いに来ていたカミサンに渡し、以来、ほとんど忘れていたのだが、先日、カミサンのチェックを経て戻ってきた。あらためて見ると、とても面白い。自分が思っている自分と、他者が思っている修一さんは微妙に違っている。以下、心理検査報告書を転載する。【 】は小生の感想。

<実施した心理検査:1)TEG?、SCT、ロールシャッハテスト、S-HTP、2)WAIS-?>

1)性格検査からわかること

*TEG(意識している自己像):逆N型=「孤高の人」タイプ

社会ルール、規則などは厳しく守り、もしそれを破る人がいると厳しい叱責をする場合もあります。特に時間には厳しく、一日の行動スケジュールは綿密に立て、予定通りに事が運ばないとイライラしてしまいます。

また、遅刻したり、約束を反故する者に対してはひどく手厳しく、絶対に妥協しません。厳格で理想を追求する「孤高の人」と言えるでしょう。

【なんとなく野球漫画「巨人の星」に登場する、星飛雄馬の父、星一徹みたいだが、小生にはアバウトさもあるから1〜2割引きした方がいい】

このタイプの人は、小さい頃かなり厳しく育てられ、自己主張を十分に通してもらえなかった不満が残っているケースが多いようです。そんな不当な扱いに対する反発と、親から取り込んだ手厳しさが共存して、相手のあら探しをしてしまう場合が多いようです。

【父は厳格で「口で言うより手の方が早い」人で、必死で働くのが当然かつ正義、遊びは許せないというタイプだった。小生は小4で「父を反面教師にすべきだ」と思ったものだが、父は口には出さないが、叔父さんによると父に反発する小生のことを陰ではずいぶん心配していたようだ。高校入試発表の時は小生より早く見に行っていたし、保釈されたときは酒を用意して待っていてくれた。ニヤニヤしていたが、うれしかったのだろう。

松陰先生は弟子の良いところを指摘したが、小生は悪いところを見て「あれはダメだ、使い物にならん」と切り捨てる傾向がある。「あら探し」をしているつもりはないのだが、

「あいつ、上智大で何やっていたんだ、麻雀とゴルフを学んだだけだ、映画が好きだというから、『人生に一番影響があった映画は何?』と聞いたら『未知との遭遇』だってさ、無知との遭遇だよ、バッカじゃない」

と口には出さないが心では思うことがよくあった】

*TEG以外の検査からわかること(必ずしも意識されていないご自身の性格傾向)

対人関係においては、表面的には無難に対応できるものの、本質的には何らかの難しさを抱えているために、時には人との関わりがご本人の負担となっているのかもしれません。

SCT(文章完成問題)で、「私が好きなのは静かな暮らしだ。晴耕雨読」と記述されたり、「静物画が好き。見ていて落ち着く」と発言されるなど、ご自身でも孤独な環境の方が楽に過ごせることに気づいておられるようです。

人前に出ると、相手と張り合ってしまうためか、多弁になりがちです。そして、ご自身では、常に知的に客観的に話していると思っていても、いつしか主観的で強引な主張となり、自分と価値観が合わない相手は、“能力が低い”と切り捨ててしまいます。

結果的に、価値観を共有できる相手のいない孤独感に襲われてしまうことが多くなるのかもしれません。

【孤独感・・・いつも孤独だったから、それが常態化しているので小生自身はほとんど意識しないが、会話が嫌い、電話は大嫌い、人混み大嫌い、人のあまりいない山、川、田舎大好きなだけなのだけれど、孤独とか「孤高の人」と言われると「そうかもしれない」と思わざるを得ない。

GWで今日から子・孫が来るし、女児の4歳誕生日祝もあるので、6部屋の掃除(春琴に今朝頼まれた)と8人分の調理でかなり忙しい。「一日の行動スケジュールは綿密に立て、予定通りに事が運ばないとイライラ」するから、続きは次回以降へ】(つづく)2017/5/2






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創刊日:2017-02-04  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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