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「措置入院」精神病棟の日々(30)

2017/04/26

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「措置入院」精神病棟の日々(30)
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“シーチン”修一 2.0

入院するまでは6畳の和室に布団を敷いて寝ていたが、病院では当然ベッドで、「退院後は原則的に家庭内別居」ということになっていたので、帰宅してからは3Fの14畳の洋室でベッドを利用している。ベッドは寝心地がいいし、屋上にあるので開放感があり、ペントハウスの気分、なかなか快適だ。

ベッドは厚さ20センチの硬いマットの上に同10センチの高級(らしい)安眠マットが載っており、この安眠マットがずれやすいのが気になっていたところ、先日、夜中に寝返りを打った際、ベッドから転げ落ちそうになった。

転げ落ちれば右か左の手や腕を骨折するだろうからと、安眠マットがずれないように柵のような転落防止装置を作ったが、予想以上に具合が良い。

炊事洗濯のほかにそんな工夫・工作やら掃除、片付けもやっているから1日があっという間に過ぎていく。毎日クタクタだ。4/25にはカミサンの運転で往復3時間の精神外来も受診したからなおさら忙しかった。

カウンセラーの“ピーコック”のマスクを外した顔を初めて見たが、結構な美人だった。あれこれ近況を伝えたが、「ずいぶん良くなっているね」とのこと。小生自身も脳ミソがだいぶ復旧してきた感じはするが、さらに上を目指し、世界中からリベラルを追放し、中韓北を殲滅したい・・・生きているうちに。

4月からの異動で担当Dr.は30歳前後の“ヤングマン”に代わったが、何やら初々しい。小生が「犯罪心理学を学んでいる」と言ったらびっくりしていた。

外来待合室で、すっかりヒッキーになってしまった“ボス”に会ったが、“ヤングマン”とは相性が良くなかったようで、以前のDr.が移った先の厚木△△病院へ入院する予定だという。「予定は未定」で、どうなるかは分からないが、「お元気で」「お大事に」と挨拶を交わした。まだ40歳ちょっとなのに彼の未来は暗いなあと思わざるを得ない。“病院渡り鳥”・・・

帰路に東名海老名SAに10年ぶりに寄ったがビックリ。SAは立ち食いうどんのようなジャンクフードのイメージだったが、大きなデパ地下みたいに専門店が高級食品を売っており、オバサンたちがうじゃうじゃいた。今夜は子・孫が来るのでカミサンは大きなシューマイを買った。

東名を降りてからは大きなリサイクルショップに寄って新品のアルミ脚立を安く買えた。これまで使っていた脚立は父から引き継いだ鉄製で、もう50年も使ってきたから錆がひどく、修理も不可能で、壊れそうで怖かったのだが、これからは安心して高所作業に取り組める。今週には3F軒下の修繕を開始できるだろう。

夕食は奄美名物の鶏飯をカミサンが作ってくれるし、昼食の際に中華スープを多めに作っておいたから小生はラクチン・・・と思っていたらカミサンが想定外で熊本産筍(たけのこ)の初物を買ってきたので、翌朝にみんなで食べられるように小生は一気に家事ロボと化したのである、一気にシェフモードへ「ヘンシーン!」。

明るい老人を演じているが、何となく覆水盆に返らずのようなぎくしゃくした感じ。お星さまになってしまったビーグル犬に変身できたら愛されるのかどうか・・・幾つになっても stray sheep。「我はわがトガを知る。わが罪は常にわが前にあり」か? ああ悩ましい。

発狂老人、瘋癲老人の意外に冷静な病棟日記から。

【2016/11/27】*“ボス”が明日退院するが、「90日しかいられないから、正確には転院だね。秦野の○○病院へ行くつもりだ」とのこと。「心の病気は完治しづらいから大変だね」と言ったものの、なんとなく“たらい回し”のような・・・

精神病患者は嫌われ者だから家族が引き取らないケースが珍しくない。結局、患者は独り暮らしをし、生活保護や障害者年金などで賄うのだが、医療費はタダ。病院としてはとりっぱぐれのない“国費の患者様”だから、まあウェルカムなのだろうが、そういう寄生的な患者は働かなくても衣食住+医療が保障されているとなれば、社会復帰する意欲もなくなっていくだろう。

社会保障全般を見直し、子育て支援を手厚くしないと亡国になる。

*“一日でも早く仕事に復帰したい”とリハビリに励む“マジメ”は昨日から外泊。両親が迎えに来たのだが、母親は認知症のようで、彼は何回も母親のトイレに付き添っていた。退院し職場に復帰しても老親を抱えて大変だろう。実に気の毒だ。

50代後半の“コンチャン”は風邪で終日寝込んでいたが、小生がホールで産経を読んでいると昨日の大相撲の結果を聞いてきた。「鶴竜優勝だって。日本人横綱は遠のいたね」と言うと、認知症と言語障害の彼も納得していた。

*フィデル・カストロが亡くなった。彼は最初の武装蜂起で逮捕され、裁判で「歴史は私に無罪判決を下すだろう」と有名な大演説をしたが、敵であるバチスタ政権はカストロ一統を死刑にしなかった。痛恨のミスだ。

フィデルはちょっと過激なリベラル、明治の自由民権運動家みたいだったが、チェ・ゲバラの影響をかなり受けたのではないか。キューバ革命が成功し、バチスタが亡命すると、米国は反発して経済封鎖を断行、フィデルは苦肉の策でソ連の庇護を受けたのは分かるが、よせばいいのにアカになってしまった。

バチスタ政権は追放されるほどの圧政を敷いたわけではなかろう。キューバ同様に米国の影響を受けたカリブ海のジャマイカやプエルトリコはそこそこ発展し、自由、民主、人権、法治は機能していると思う。

革命後、キューバはソ連の属国となり、ソ連崩壊後は二進も三進も行かなくなった。放っておけばいいものをオバマは私欲(レガシーという名誉欲)で経済封鎖を解き、国交を回復した。しかし、カストロ兄弟は共産主義独裁に固執したままだ。権力という魔物に取りつかれている。

キューバ版の改革開放がなければ誰も投資しないだろうに、キューバにトウ小平はいない、まともな人材はみな亡命してしまった。

*病院には職員の子供を預かる育児室があり、乳幼児でいつも賑わっている。今日は日曜日だけれど7人の子供が散歩に出かけた。育児室がないとナースが集まらないのだ。

デベロッパーがマンションや分譲地、戸建てを売りたいのなら、その地区に託児所、保育所、介護施設などを専門業者とコラボして用意したらどうか。2世代、3世代家族は大いに安心だろう。

ニーズ、ウォンツを探り出し、市場にソリューションを提案する――ビジネスの初めの一歩だ。デベロッパー諸君の奮励努力を期待している。

*日曜日だからホールにいるのは数人で、ほとんどの患者は外泊しているようだ。外泊すると里心がついて辛くならないか。

午後から業者が来て2Fの通路、ホールなどの掃除とワックスがけ。小生も家事に復帰したいなあ。

面白く なき世をいかに 棲みなすか 心と仕事 癒しは酒で

ビジネスにしろ家事にしろ、仕事は最高の暇つぶしだが、ご褒美の酒はほどほどに。この「ほどほど」が難しい。(つづく)2017/4/26






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創刊日:2017-02-04  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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