「措置入院」精神病棟の日々(15)

2017/03/12

「措置入院」精神病棟の日々(15)
“シーチン”修一 2.0

66歳になっても人生は毎日が初心者で、心は右往左往、揺れ動くものだ。

老体を 鞭打つ吾は サドマゾか それともただの 軽薄粗忽?

I love you 40年ぶり 言ってみた 妻の心を 溶かす一言

緑寿にて つらつら思う 手弱女(たおやめ)の 心はいつも 齢(よわい)十八

♪青春時代の真ん中は 道に迷っているばかり・・・

老年時代も戸惑うことばかりだ。“孤高のバカ”が勝手に迷走、暴走、破滅するのは、まあビョーキということで箸にも棒にもかからない些事だが、特にクネが大統領になってから韓国はひたすら坂道を転がり落ちている気がする。韓国の迷走は極東地域の地政学に大きな影響を与えることになるから、些事どころか大事、大大事だ。

2、3年ほど前にカミサンが「アンタ、韓国が潰れると言っていたけど潰れないじゃない、どういうこと?」と責められ、「まあ待て。今か、来年か、再来年かはともかく、遅かれ早かれ韓国は潰れるよ」と“慰撫”したものだが、クネが追放された今は「築城八年、落城三日」の落城の日々をついに迎えたようだ。最終章、エンディングだな。

小生は就寝の際は主にジャズバラードを子守歌のように聞きながら眠りに入っていくのだが、先日、押入れを掃除していたらCD「冬のソナタ」サウンドトラック盤が出てきた。ジャケットはハングル語のみの表記だから、多分、韓流ドラマがオバサンたちの注目を集めていた頃にカミサンがソウル土産に買ってきたのかもしれない。訪韓3回目のそのときカミサンは「韓国はもういいわ」と言っていたが、“冬ソナ”が韓流ブームのピークで、後は退潮するばかりだったようだ。

“冬ソナ”の哀切感たっぷりの歌や演奏は“暴れん坊老人”の小生の心を落ち着かせるから精神衛生上も子守歌にもいいのだが、今から思えば韓流ブームあるいは韓国の勢いは“冬ソナ”が最後の蝋燭の燃え上がりだったのだなあと思わせる。間もなく左右の激突に至り、軍事クーデターが起きて戒厳令下、軍事政権が再び三度登場するのだろう。

WIKIによるとクネの親父の朴正煕(パクチョンヒ、ぼくせいき、日本名:高木正雄)は1961年の軍事クーデターで国家再建最高会議議長に就任し、1963年から1979年まで大統領を務めた偉人である。

朴正煕が暗殺された後、1979年12月、保安司令官・全斗煥(チョンドゥファン)陸軍少将がクーデターにより軍の実権を掌握し、1980年に大統領に就任している。

つまり韓国では、対立や混乱を収束できるのは軍しかない、ということで、これはタイとそっくりである。国家の独立を守る最終安全装置として機能している。なぜそうなのかは、別途、考えてみたいが、「自分は正しい、それに反する者は許せない」という民族性というのが影響しているかもしれない。(先進国は選挙で決着をつけて、敗者もそれを受け入れ、次回に復活を期すのがルールなのだが、そのルールを認めない人が多いようだ)

時代の潮流に乗れない人・国(圧倒的に多い)、乗ったものの失速する人・国(ブラジルやロシア、中共)、一方で潮流の変化を読んで上手く乗り続ける人・国(G7の先進国)。「乗り続けるためには変化に対応して自らが変化するしかない」という言葉があるが、小沢一郎もこの言葉を引用したものの変化できずにこけた。難しいものである。

“毎度おなじみ”病棟日記から。

【2016/11/14】11時から出張床屋(予約制)。カットと髭剃りで2000円。床屋さんの話では、本館、新館、東館で数十人も理髪するので、9人で来ているという。「手分けしてやらないと、とてもできません」。

小生を担当したのは、出張専門40年のベテラン。厚木市や相模原市などの病院、介護施設を巡回しているという。おしゃべりをした。

――そう言えば、昔はカミソリ、ハサミ、バリカンなどの研ぎ屋さんがいましたよね。今もやってます?

「あー、今はね、カミソリは替え刃式になり、ハサミは電動の小さな研ぎ機で簡単にできるようになったからね、研ぎ師はいなくなったよ」

――時代だねえ・・・

「ホント、時代だよ」

イノベーションなどの変化により「消える仕事」「生まれる仕事」があるということだ。そう言えば目黒で永年写真屋を営んでいた叔母さんが「デジタル化が写真屋の息の根を止めた」と言っていた。その息子は雅叙園との縁で結婚式のビデオ撮影も始めたのだが、スマホで動画も気軽に撮れるから結局廃業に追い込まれ、今はビデオ編集業と不動団管理でどうにか糊口を凌いでいるそうだ。

潮の流れ、風向きを読む人、読めない人・・・後者が圧倒的に多く、小生はそこそこ時代をマクロで読めても、世間知らずだから・・・確実なのは「これまでの人」であることだ。

昼食前の11時半から、医師、看護師など病院職員5人ほどと患者20人ほどとの意見交換会。小生は耳が遠いので、ほとんど聞こえなかったが、これだけは言っておいた。

「料理のプロによると、熱いものは熱く、冷たいものは冷たく飲食してもらう、これが料理の基本です。病院の厨房では300人分とかを作るから、熱い料理は望むべくもありませんが、今は“冷めたピザ”状態。せめてヌルイくらいに工夫してほしい」

完全に無視された。ホールの主のような“ボス”曰く「電子レンジが1台ある。並ぶこともあるけれどね」。さっそくランチで使ってみたが結構なこと。

電子オーブンレンジが登場、普及し始めてから40年ほどになるが、35年前に親戚から新築祝いでいただいたシャープ製のそれは今も元気だ。今、シャープは台湾企業になり、サンヨーはパナソニックになった。先を読むのは難しい。(つづく)2017/3/12






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創刊日:2017-02-04  
最終発行日:  
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