ゲーム

all-fragment +

コンパイル時代のぷよぷよ・魔導物語の小説を配信します。独自設定が多目のシェDアル、サタアルなど。

全て表示する >

all-fragment 54+

2016/11/13

皆様こんばんは。発行者の麻科 逢です。

 このマガは旧ぷよ・魔導物語をベースに、ドッペルアルルとシェゾをメインに、ウィッチ、サタアルの他オリジナル要素を踏まえた二次創作を配信するメルマガです。
 不定期な配信で、まったり鈍行運転です。どうぞごゆるりとお楽しみ下さい。

 現在はシェゾとドッペルアルルの二人がメインの小説を配信しています。
 ぷよぷよ〜んではピエロに扮してアルルに近づいていたドッペルアルル。話の最後に登場し満足な情報も明かされないままエンディングを迎え、謎が多く残っていますが……
 そんなミステリアスな彼女も、皮を一枚剥いでしまえば可愛い16歳の女の子だと思いませんか?
 ドッペルゲンガーというレッテルがめくれ落ちたら、恥ずかしがりながらも笑顔を見せてくれるはず。
 大多数の皆様が思い浮かべる「ピエロのお面で顔を隠しながら笑みを浮かべる」、そんな時期を通り過ぎたドッペルアルルが物語で動いています。


-/-*-/-*-/-*-/-*-/-
いまのお話

------------おさらい------------
ぷよぷよ〜んのストーリーの後、ドッペルアルルはシェゾに出会いました(*)。その後紆余曲折あり、街に出てシチューの香りに誘われ入ったお店で、ウィッチに出会います。ドッペルゲンガーに興味を示したウィッチは、二人を別宅へ招き一晩の部屋を提供しました。
 明けて翌日。ぼろぼろのマントをリメイクすることになりましたが、果たしてちゃんと仕上がるの?

(*)……2006.3.26発行「あの場所の輝き」
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6280347


現在配信中の「あの場所の導き」(2016.4.19発行 49+まで)
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6280407
 今までの配信サービス終了に伴い、バックナンバーをまとめました。
 上記二つを読んでから本文を読むと、流れが掴みやすくなります。

------
「例えば、ここが肩に沿って……」
 縁取りのテープを目印に襟元に見当をつけ、以前の持ち主は右にに寄せていたベルトを中央に据える。
 先程のウィッチの表情の切り替わりは、一体何だったのか。あのように表情を切り替える人間は、ドッペルアルルが集めたサーカス団員の中にはいなかった。我の強くない者を集めたつもりだったし、例外ではあるがサタンの様に術をかけて操作していた者もいる。
 ドッペルアルルの記憶が正しければ、ウィッチはアルルより年下のはずだ。あのアルルより歳が下だというのに、あの小慣れた流れを繰り出す目の前の年端もいかない少女には驚きを隠せない。果たしてこのままウィッチと関わり続けて大丈夫なのか、表面化し始める疑問も寝間着と布切れの間に生まれた暖かさに、次第に溶け薄れていった。

------------おさらい------------


------------本文------------
 それからの手作業は、順調と言えなくとも着実に進んでいた。脆い世間話の皮を被って時折差し込まれる、色恋沙汰の話題に何度か手が止まりながらも。
 不揃いなマントの裾は潔く切り落とされ、その切れ端も意味のある形へと整えらた。手始めにと折り込んだ端を縫い止める手つきのおぼつかなさは、所々に垣間見える刺し痕が拍車をかけているのだろう。
 また一つ新しい痕が生まれ、せき止められていた吐息があふれ出る。整えられたままの生地を畳んで、ウィッチが柔らかく切り出した。
「そんなに根詰めてもすぐには仕上がりませんわ。お夕飯の支度もありますし、そろそろお開きにいたしましょう」
 うなだれていた頭が更に沈んだのを見て、異議無しと捉え廊下へと続く扉を押し開いていく。途端に舞い込んでくるのは野菜の甘味とお肉の出汁、手を組んだが最後この季節は何人たりとも惹き付けてやまない、じっくりと煮込まれたポトフの香り。遅れること数分、ドッペルアルルもリビングへ赴くと、ウィッチと箒が仁王立ちの体でソファを囲んでいた。
「ドッペルさん、これどうします?」
「これ?」
 脇へ逸れた箒の代わりに視界に入ったのは、数時間前と寸分違わぬ姿で寝に入っている黒尽くめの姿。クロスの下の健やかな寝顔を想像して、時計とで反復横跳びする視線のテンポが次第に速くなってくる。
「叩き起こしても良いかしら?」
「さすがにそれは、まずいと思う」
「だって夜急にいなくなって朝戻ってきたと思ったらあの態度……その上この時間まで寝てるんですのよ? ドッペルさんは違ったとしてもわたくしの腹の虫は収まりませんわ!」
 近場をまさぐる手が捜し物にたどり着かずはたと止まる。いつの間にかドッペルアルルの手に三角巾を巻いた箒が確保されていた。声一つ発しないもののそれ故の威圧感に、いきりたつ肩も穴が空いた風船のようにたちまちすぼんでいく。
「本当にドッペルさんはシェゾさんに肩入れされてますのね」
「寝てる人を殴り起こすのを止めただけだ」
「そもそもこんな時間まで寝てるのがいけないんですのよ、こっちは何時間もやり慣れないことして疲れてますのに……ああっもう! 思い出したらまたいらいらしてきましたわ。やっぱり箒返してくださる?」
「それはできない」
「だめだこりゃ!」
「おい……うるさいぞ」

------------本文------------

 やっと起きましたね、闇の魔導師さん。
 ところでどうして寒い時期ってスープものが恋しくなるんでしょう。おでん然りお鍋然り。
 今日はたまらずコンソメ味のスープパスタをこさえてしまいました。コンソメうまー


 それでは今回はこの辺で。
 ご意見、ご感想等がありましたら、このメールへ返信か、もしくはツイッターへお願いします。


*発行者:麻科 逢

・Twitter
 https://twitter.com/all_fragment
 登録も解除もご自由にどうぞ。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2016-09-27  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。