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「情報と中小企業」メールニュース

中小企業の経営者・技術者と行政関係者の方を対象に、中小企業の経営戦略、情報ネットワーク、技術、産学連携、支援制度等の情報を提供していきます。今月の一言、トピックス、今月のレポート等から構成。

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「情報と中小企業」メールニュースNo.091

2008/01/03

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   中小企業の経営・技術開発支援情報
   経営/情報/技術/連携/特許/支援等

   「情報と中小企業」メールニュース
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★2008/01/03 No.091    発行:降旗清司
★毎月第1木曜日発行
★issf(情報と中小企業)<http://www31.ocn.ne.jp/~issf/
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情報と中小企業  情報と中小企業  情報と中小企業
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もくじ
[今月の一言]
問題解決法の考え方
[今月のレポート]
休載
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  ■今月の一言■
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問題解決法の考え方

1.問題解決法

近くの本屋で、「問題解決法入門」という本がビジネス部門の人気本と
して紹介されていた。この問題解決法の参考書の一つに、大前研一・
斉藤顕一が書いた「実践! 問題解決法」がある。大前研一氏が監修
している経営管理者養成プログラム「本質的問題発見コース」の紹介
版として書かれたもので、「基礎スキル講座」と「「業界分析・企業分析
の基礎講座」からなる同コースの基礎スキル講座のエキスが収録され
ているとのことである。

大前氏がMITの博士課程に留学したとき、何でも本質から議論を始め
独創的な発送をする級友に刺激されて、どんな問題を与えられても本
質的な議論からスタートできるように自己改造し、リーダーシップをふる
えるようになった。このMITでロジカル・シンキングの基礎訓練を受け、
何事も基本からすべての応用ができる力、原則に戻りアプローチし直し
て必ず答えにたどり着く力を身につけていたからであるとのことである。
このロジカル・シンキングの基礎は、アリストテレスの論理的な思考法
だ。アリストテレスの論理学ではA=B、B=C、よってA=Cというロジック
(論理)を使う。また、全体をTとすれば、それはAとBから成り立ち、
他にモレもダブリもない、という論理の組み立てをする。

この本の第1部で大前氏は、「答えの無い時代を乗り切るためにはロ
ジカル・シンキングを身につけよ」「PSAを会得すればあなたは企業を
立て直すヒーローだ」「PSAがすぐ理解できる「3つの原則」と「3つのス
テップ」を取り上げている。問題解決法(PSA)がすぐ理解できる「3つの
原則」と「3つのステップ」として、原則1「すべての問題は解決できると
いう強い信念を持て」、原則2「常に「What if・・・?」と考えよ」、原則3
「原因と現象を混同するな」。実践ステップ1「足して100になる質問で
問題の原因をあぶりだす」、実践ステップ2「問題の本質が見えてきた
ら仮説を立てる」、実践ステップ3「仮説を実証するためデータを収集し
証明する」。

このように「A&B」の厳密な論理回路を積み重ねて原因を突き詰め、
仮説を立ててそれを事実やデータで証明し、そこから導き出した本当
の原因に対して改善策を講じるのがPSAだ。実際のビジネスの現場
で直面する問題を解決するためには、このような思考回路に加えて、
問題解決力の基礎となるスキル、具体的には、データの収集と分析の
スキル、得られた結果から本質的な問題・課題を論理的に抽出するス
キル、その内容を分かりやすく、的確にチャート化して表現するスキル、
そして経営トップに対する正しいロジックで効果的にプレゼンテーション
するスキルをしっかりと身につける必要がある。

2.問題解決法の応用 

すでに紹介した、茂木秀昭著の「ロジカル・シンキング入門」(日本経
済新聞社発行、日経文庫)の第2章「問題解決に活かすロジカル・シ
ンキング」では、次の点などを実践することが重要だとまとめている。
(1)徹底した情報収集により、問題の全体像を浮かび上がらせる。
(2)その際には、従来のやりかたにこだわらず、予測や偏見を排し、
客観的にゼロペースで行う。(3)チェック・リスト(リサーチ・シート)を早
めに作成し、問題点のピックアップやデータのファイリングに活用し、さ
らなる情報収集をしてMECE(モレなく、ダブリなく)を意識しながら適
宜項目を追加したり、修正していく。(4)ある程度情報収集が進んだら、
重要な問題点に絞込み、早めに問題解決のロジック・チャートを仮説と
して構築してみる。(5)論理の一貫性を含め、ロジック・チャートの各ポ
イントをどれだけ具体的に証明できるか、データと照らし合わせ、必要
なデータを絞ってさらに情報収集をする。

さて、ある自治体の公民館が実施している「家庭菜園コース」が今年限
りでなくなるといわれ、なぜ中止するのかと受講者の間で話題になった。
担当者の話から想像すると、「今年の申込者がすくなかった」「参加者
の中に数年続けて参加している人が少なくない」「同好会などの形式で
できるのではないか」「予算に限りがあり、他のコースに振り向けたい」
などのようである。そこで、この「なぜ、家庭菜園コースは評価されない
のか」を理解するために、問題解決法を適用して、本質的な問題点を考
えてみた。

1)需要の問題
 ●申込者が定員に達しない。⇒ ○成果のPRなど新たな顧客の取
り込みを行う。
                ○参加が期待される60歳前後の人は、
非常勤等で仕事をしている人が多いので、土日に行う。

2)人の問題
 ●同一人が同じコースを続けて受講して
いるのは理解されない。⇒ ○英会話でも、入門、中級と、コースが分
かれている。複数年受講する必要性があるのなら、入門コース、無農薬
コース、地場産開発コースなど、年度ごとにテーマを明確にして行う。

3)社会性の問題

家庭菜園コースには、下記のような社会的な意義のあるテーマが関係
するが、このコースがどの課題を取り上げているのか、わかりづらい。
どれも関係するという商品は売れない時代。

 ●食料自給率40%以下。⇒ ○地産地消がエネルギー効率高く、自
給率向上の切り札である。
 ●後継者不足により放棄農地が少なくない。⇒ ○定年退職者が増え
るが、農業は第二の人生のテーマとして人気がある。
 ●地域活性化が注目されている。⇒ ○農産物とその加工品を活用
した地場産製品開発を取り上げた地域活性化の成功事例が注目されて
いる。
 ●地球環境の改善が重要なテーマ。⇒ ○無農薬・低農薬農業やバ
イオマスエネルギーが見直されている。

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 ■今月のレポート■
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休載

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