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読むだけで幸せになる手紙

悩みの事実、事実関係をカウンセリングの見地から構成します。日本人なら誰にでも思い当る悩みを、ひとりで、スピードで解消できる行動の仕方、人間関係の仕方、生活の仕方が読むだけでパッと分かります。楽しく読めて、読後感も良くなるので「読むだけで幸せになる手紙」です

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なぜ?あえて人に近づかない自分を尊敬して遠距離関係を悩む4つの理由

2017/07/04

◎「ポルソナーレのメルマガ・読むだけで幸せになる手紙」の第四百四十四回目は次のとおりです。

なぜ?あえて人に近づかない自分を尊敬して遠距離関係を悩む4つの理由




       吉本隆明が『共同幻想論』
       (角川ソフィア文庫)の
       「禁制論」で「黙契」と
       「禁制」を説明している。
       「黙契」とはウソの
       言葉のことだ。
       「禁制」とは、ウソ話を
       人にしゃべることだ。
       この2つの言葉、話が
       日本人の心身の病気を
       つくっている。
       このことをポルソナーレは
       現ゼミ生の皆様といっしょに十数年の歳月を
       かけて明らかにした。
       日本人が病気を
       つくるしくみから
       説明する。




●自分をホメて人の視線を気にする女性が無意識にやっている2つのこと

《相談の事例》

 わたし、人の視線を気にします。
 女友だちと喫茶店とかイタリアンの店でスパゲティを食べているとき、トナリの人が自分を見ているんじゃなかろうか?と思ってしまいます。
 実際は見られていることもあります。
 見られていると思うとあがってしまい、緊張してドキドキします。
 とくに知らない男の人が見ているなと思うと、緊張してカップやスプーンを持っている手が震えます。
 友だちとしゃべる声も高くなって何がなんだか分からなくなり、会話も何をしゃべっているのか分からなくなります。
 わたしは、気心の知れている人とか、一人のときはよくしゃべります。しゃべるのが大好きな女性です。これが本当の自分です。
 (29歳、女性)

●ウソすぎる!人がいるのにいないと思考する視線恐怖の3つの方法

 ポルソナーレのカウンセリングも、また、従来の精神科や神経科も、相談の事例のような内容を対人恐怖症とか視線恐怖症、異性恐怖症というように定義づけました。
 吉本隆明の『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)の「禁制論」をみてそのしくみを明らかにすると、「○○恐怖」「怖いんです」という言葉は「黙契」であることが分かります。
 相談の事例でいうと「人が自分を見ている」「知らない男の人が自分を見ている」という言葉が「黙契」です。
 このような「見られている」「人を見ることができない」という悩みを話す人はじつに多いのです。
 ポルソナーレのカウンセリングも、当初の頃は、一体、何を言っているのか?と不可解でした。
 脳の働き方(言葉の生成のメカニズム)を解明してみると、「人が自分を見ている」「男の人が自分を見ている」という言葉は「黙契」であることがよく分かります。
 日本語は「動詞文」です。動詞文とは「品詞は動詞しか無い」ということです。
 日本語には概念としての名詞、抽象名詞はありません。
 動詞は、左脳、右脳ともにブローカー言語野・X経路の言語領域で学習したり、憶えたり、記憶します。X経路とはクローズアップ、触覚の知覚の認知を意味します。
 すると、目で見る、耳で聞く、という身体の感覚の知覚の『実像』(右脳)に表象する「Y経路」(遠くの対象を認知する、ゲシュタルト形態認知)の認知の対象は「全く見えない」のです。
 これが「見られている」という作為の言葉です。自分の目、耳には、現実の人々を知覚します。

●信じられない!夕焼け空を見ればキレイと感覚が知覚するのに喫茶店では人が見えなくなる簡単テク

 人は、空を見れば雲を見るし、夕焼け空も見ます。これが知覚です。
 日本人の動詞の言語野(X経路)はこの知覚の対象を「無い」と認知します。
 動詞の「ル・ラル」(自然成立)は、「男の人はいない」「喫茶店には、他の人はいない」と思考します。
 しかし、それでも目や耳では、他の人を知覚するので、「人がいるようだ」「男の人がいるようだ」と知覚します。「いないはずなのにいる」「見ていないはずなのに、見ている」と、これをおかしい、変だ、と話します。この人に話すこと、もしくは喫茶店に行かないなどの行動であらわすのが禁制です。「おかしい」「変だ」と話すのは「動詞の性質」の「ス・サス」がつくり出す作為です。
 「いるはずがない」という思考は「ル・ラル」の尊敬が判断して肯定するのです。

●対人恐怖の女性が無意識にやっている2つのこと

 現実の事例の女性の悩みの主旨は、次のとおりになります。

 「わたし、喫茶店に入りました。人は誰もいない、仮にいてもわたしには見えない、目に入らないと理解していました。
 ところが、じっさいに喫茶店に入ると、なにやら人がいるのが見えるし、なんと、その人がわたしを見るじゃないですか。これっておかしいですよ、絶対に。
 いないのがあたりまえなのにいる、しかもいないはずの人がわたしを見るじゃないですか。
 なんでこういうことが起こるのか?いつもわたしは、このことで悩まされているのです」。

●知っておくべき!対人恐怖の人の手足、指をふるわせる神経症の常識特選

 「人はいない」が黙契です。動詞の「ル・ラル」がつくります。
 「人が見えた。人が見ている。これはおかしい!」という思考が「禁制」です。動詞の性質の「ス・サス」がつくります。
 人がいなければ、お茶を飲むし、スパゲティも食べる、しかし人がいるので飲めない、食べない、という「止めるつもりで止める考えだけど、手、指が勝手に動いて困ります」、というのが「手の震え」「指の震え」です。当の本人は、カップは持っていない、スパゲティも食べていない、という「ル・ラル」の思考をおこなっているのです。
 しかし、自分の手なのになぜか、勝手に手に動いているよ、なぜこういうことを行っているの?というのが「震え」なのです。
 日本人の心身の病気のしくみは、このように理解するのが正しいのです。
 
以上です。


◆ ─ ゼミのおしらせ ───────────────────◆

●「カウンセラー養成ゼミ」をご案内します

◎平成29年6月24日(土曜日)・午後1時00分より実施しました。

◎おもな内容……………吉本隆明『共同幻想論』が日本人の認知症解体のテクスト

◎…………………………動詞文の動詞は思考の二分法をつくる

◎…………………………自分の「ぺらぺらしゃべること」を「ル・ラル」で尊敬する。内容は「ス・サス」で必ずデタラメを話す。

◎…………………………他者の「知的に話すこと」には「ル・ラル」で近づかない。内容を「ス・サス」でバカにする。

◎…………………………『共同幻想論』・黙契と禁制の生成のメカニズムを教えます
◎エクササイズ…………実益を生む抽象名詞文のイメージ療法
◎テクスト………………『初期ノート』(吉本隆明)
昭和十七年四月、生れてはじめて東京をはなれ、やつと雪解けをむかえたばかりのこの山間の盆地の間へ、列車から降り立つたときのことをいまもおぼえている。鉛色の空からは、みぞれまじりの雨がぽつりぽつりとおち、眼の前には、だだつぴろくみえる街のメイン・ストリートの一つが、まつすぐに延び、両側には異常におしひしがれてみえる低い家並がつづいていた。この暗いさびれた街で、三年暮すのかとかんがえて、おもわずそのまま帰ろうかとおもつたというのがそのときの本音である。(過去についての自註) 

吉本隆明が『共同幻想論』の「禁制論」で説明している「黙契」と「禁制」の内容について、前回のゼミをひきつづいてご一緒に考えます。今回は、「動詞」がつくる二つの性質「ル・ラル…自然成立」(尊敬、近づかない、手を加えない、何もしない)と、「ス・サス…作為性」(手を加える、ただしデタラメに扱う、嘘を話す)という「思考」(ものの考え方)の「二分法」です。「ル・ラル」が「外扱い」で「ス・サス」が内扱いです。

またこの「ル・ラル」、「ス・サス」の思考の仕方が黙契です。禁制とは、次のとおりです。

自分のしゃべることは自分で尊敬する。おもに発声・発音のことである。しゃべる内容は必ず、嘘を言い、虚譚(共同性)をしゃべる。
このようにデタラメをしゃべるのは「自分」だからその自分の話すことを自分で尊敬して、どのようなデタラメも自分で尊敬する(禁制の一つめ)。

他者のしゃべることは「ル・ラル」で「近づかない」。聞かない、見ない、これが尊敬の仕方である。また、他者の話すことは、それが知的であればあるほど「ス・サス」の作為性の対象であるとして、デタラメに解釈したり言い変えて軽く、テキトーに扱う。
すなわち、「バカ扱い」する。初めから「近づかない。手を触れない、分かる気は何もない」ので読むフリ、読んだフリ、聞いているフリをする。これを「ル・ラル」(自然成立)で行うので、知的な内容を「バカ扱いする」自分を自分で「尊敬する」。(禁制の二つめ)。

このことは、吉本隆明が『共同幻想論』の「禁制論」で「虚譚」をしゃべる(共同性をつくる)、「その個人は必ず、嘘を話す」と説明しているところです。
大野晋もまた日本語のしゃべり方の「デタラメさ」の例として「貴様」(キサマ)、「御前」(オマエ、テメエ)などをあげてこれがなぜか成り立っていると、苦しげに説明しています。
山下秀雄は、「内と外に分けて、内どうしのしゃべり方として通じればいいだろう」と「二分法」を説明しています。
「列車の中の隣り合わせの会話。車窓の外の光景の現実は、気がつかなければ、そんなものは存在しない。それが已然と未然の本質だ、という説明」。
これが吉本隆明の説明する「禁制」です。 

●「ゼミ・イメージ切り替え法」をご案内します

◎平成29年6月24日(土曜日)・午後5時30分より実施しました。

◎おもな内容……………吉本隆明『共同幻想論』は認知症(痴呆症)改善のテクスト

◎…………………………動詞がつくる「ル・ラル」と「ス・サス」という思考の二分法
◎…………………………自分のしゃべることを自分で尊敬する。しゃべる内容は、必ず、嘘を話す

◎…………………………他者のしゃべることには「近づかない」。「すぐに忘れる」。話されている内容は、知的であればあるほど「バカ扱い」する。

◎…………………………『共同幻想論』・虚譚と嘘がつくる黙契と禁制のしくみを説明します

◎エクササイズ…………ウェブで正しく読まれる抽象名詞文のイメージ療法
◎テクスト………………『初期ノート』(吉本隆明)
これと対照的に、人間の歴史、古典の内的世界を視る方法をおしえたのは、保田与重郎と小林秀雄である。
わたしは、あるとき自然科学の仮面をかぶり、あるとき人間の内的葛藤の歴史を自己意識のなかに仮装した。
これらは、すべて無意味にちかいほど浅薄なものであつて、解説として以外には、語るに値しない常識的なものにすぎなかつたといつてもよい。
それは知的大衆の誰でもが通つた程度のひろがりで、その程度の深度でしかとらえられていなかつたと卑下してもよい。
これは、わたしのこの時代の手習い程度の作品をみれば、すぐに了解されよう。(過去についての自註) 

日本語の動詞文の「動詞」がつくるものの考え方(思考の仕方)の「二分法」の現実(実際)とは?を説明します。
おそらく、吉本隆明の『共同幻想論』を読んだ人は多いでしょう。
しかし、「むずかしいね。よく分からないね」と誰かにしゃべったはずです。
この「しゃべり」が「ス・サス」の作為による思考で、精神分裂病の腹内側核の発言です。
「人にしゃべること」が、日本人は「禁制」(虚譚)となり、「ス・サス」の作為性による破壊(バカ扱い)となります。
「よくこんなむずかしいことを書いたわね、えらいのね、ちょっと読んでみたけど分かるはずないじゃん、うふふっ」というのが腹内側核タイプの精神分裂病です。
このタイプの人は、同じマンガをなんども見る、同じゲームをなんどもおこなう、家の中でルーティーンのように不毛なことを一日になんどもおこなう(寝ることも)、やがて、脳の中の血管が破れ、マヒで足腰も動かなくなり、ベッドの中、部屋の中、家の中を汚物でいっぱいにするでしょう。
これが「虚譚」(禁制。共同性)です。

今回は、こういうことを、到達点としてお話します。解明できたことを皆様に心より感謝いたします。 

★ゼミテキスト 吉本隆明「初期ノート」は、こちらからご覧ください。
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