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読むだけで幸せになる手紙

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日本人の認知症(痴呆症)は、日本人にとって当り前!と説明するのが、吉本隆明の『共同幻想論』

2016/12/29

◎「ポルソナーレのメルマガ・読むだけで幸せになる手紙」の第三百四十七回目は次のとおりです。


日本人の認知症(痴呆症)は、日本人にとって当り前!と説明するのが、吉本隆明の『共同幻想論』の「憑人論」「巫覡(ふげき)論」「巫女論」です!!




       『共同幻想論』
       (角川ソフィア文庫)は、
       古代の日本人の
       日本語(和語)で
       行動し、話すという
       ことがつくり出す
       病理が語られている。
       「巫女論」では、「女性」の
       つくる言葉は
       異常な
       行動をつくると
       説明されている。現代の
       日本人の認知症(痴呆症)の
       異常行動の
       生成の機序を
       説明している。




●日本人の認知症(痴呆症)の定義

 ポルソナーレのカウンセリング・ゼミが明らかにしたことは、日本人の認知症(痴呆症)とは、仕事の中の言葉や人間関係の言葉、社会の中の常識となっている言葉を「全く記憶しないこと」であることです。
 とくに、「名詞」「抽象名詞」の言葉は記憶しません。
 世界中の誰もがあたりまえにしている常識をいうと、「人間の行動」には、必ず「対象」が必要です。食事を摂るというときの対象は「食物」です。

決して「風呂」でもなく「テレビ」でもありません。
 「食物」という抽象名詞、「ごはん」「みそ汁」「なっとう」といった名詞が対象です。この対象とは「行動の目的」です。
 意外に思うかもしれませんが、日本人は、古代からこの「名詞」や「抽象名詞」の言葉を記憶することができなかったのです。
 こんなふうにいうと、多くの人は、「そんなことは信じられない」と言うでしょう。
 この疑問に答えると、日本人は、「名詞」の対象や「抽象名詞」の対象を「記号」か「道路標識」のように目印をつけて言い表してきています。
 たとえば「花」といえば「きれいなもの」「植物が咲かす色とりどりのもの」「勢いのある盛り」といったふうです。「きれい」「色とりどり」など

が「記号」です。識別して目で見るとか手に取る、指で触れるというのが「標識」です。
 「名詞」「抽象名詞」の説明する概念の内容は、「被子植物」「生殖器官」です。
 「被子植物なんて知らないよ」「生殖器官って何?よく分かんなーい」と言う人は多いでしょう。
 問題は、「知らないよ」「よく分かんなーい」と言う人は、「知らなくて困った」「知らないこととはいえ、とんでもなくみっともないことだ」とは誰も思わないでしょう。
 この「困っていない」「知らなくてもいっこうに平気」「知らなくても今日と同じように明日も、今年中も、来年もうまくいく、だいじょうぶ」「きっといいことがやって来る」と思っているのが日本人です。

●日本人の要介護の現在。女性が圧倒的に多い

 日本人の要介護者は、607万人。
 このうち男性は「187・5万人」。
 女性は「420・3万人」。

 認知症があったり、病気やケガで心身が不安定な人、支援や介助が必要な人は「介護保険」が始まった平成12年以来、毎年増えつづけている。
 当初は「218万人」だった。この15年で2・78倍に膨れ上がっている。
 (厚生労働省調べ)

 この日本人の現実を「自分のことじゃない」「自分の親のことでもない」「介護殺人など、自分が行なうはずがない」と思っているのが、日本人の「認知症(痴呆症)」の症状が顔をのぞかせているところです。

 吉本隆明は『共同幻想論』の「禁制論」で、「意味が分からなくても、仕事の中の言葉(名詞、抽象名詞)など知らなくても、手足の動かし方を憶えれば、そのくりかえしの行動が仕事のルールになる」(黙契)と説明しています。
 「他者が、ああしろ、こうしろと言い、ああしてはいけない、こうしてもいけない、と言うその言葉が共同の秩序になる」(禁制)と説明しています。
 日本人は、古代から現代も、食糧を手に入れるための「仕事」「労働」を「黙契」と「禁制」のとおりにおこなってきています。

●日本人は、知的学習能力のある人、無い人が二極化している理由

 この「黙契」と「禁制」は、吉本隆明ふうにいうと、大きな疑問を浮び上がらせます。
 古代の日本人は、確かに日本語(和語)は、ア、イ、ウ、エ、オの「ひらがなの言葉」だけを話していました。
 だから、「自然」だとか「考える」とか「現実」といった言葉は知りませんでした。すると、ぼんやりとしたもうろう状態のまま毎日が過ぎていく、ものごとを比べたり、違いを分かるといった思考の能力は無かったと考えられます。
 しかし、現代の日本人は明治以降、欧米の文明や哲学、抽象の規範概念(時制、法、民法、など)が輸入されています。
 当時の明治の知識人は、欧米人と同じ「空間概念」や「空間構造」(言語の中でも名詞、抽象名詞など)を学んで習得しています。
 それなのに、厚生労働省の発表にみるように、古代人と全く変わらない強迫観念や分裂病、うつ病の病理症状(認知症)が現代の日本人にも発生しつづけているのは一体、なぜか?という問題です。

●吉本隆明『共同幻想論』。「憑人論」「巫女論」が教えること

 吉本隆明の『共同幻想論』の「憑人論」や「巫女論」などを見ると、その理由がよく見てとれます。
 
 ある村の人が遠野の町で、見知らぬ旅人に会った。
 この旅人は、話した。
 「あの家には、こういう病人がいる」「あの家では、こんなことが起こっている」などと、一つ一つの家の中のことや人間に起こっている心配事を話す。
 それは、この村人がかねてから知っていることばかりだった。
 驚いて「どうしてそんなことが分かるのか?」と尋ねると、それは、おれが小さな白い狐(きつね)を持っているからだ、と答えた。
 村人は、その白い狐を買い取った。
 村人はその日から、よく当る八卦置きになって大金持ちになった。
 だが、何年か後には八卦が当らなくなり、元の貧乏な生活に戻った。
 (『遠野物語』柳田国男)

 この白い狐は「いづな」といって、長野県の飯綱が起こりだといわれています。
 「いづな」とは狐のことです。山の神が特別に能力を与えた狐で、「占い」のような超能力をもっています。
 吉本隆明は、この狐は、村の共同幻想の象徴であり、やがて、この狐の代わりに「女性」が超能力を発揮していく、と説明しています。
 この説話は、日本語のつくる「時間性」の世界の行動と行動の仕方をあらわしています。
 欧米人は、空間性の世界でbe動詞やsein動詞で「対象」の名詞や抽象名詞を捉えます。しかし日本人は、「村」とか「家」とか「道路」とか「水の供給」「橋」といった空間性の実在が「共同の観念」を存続させている中で、日本語(和語)には概念としての名詞も抽象名詞もないので、「女性」が「偽の名詞をつくった」「作為としての抽象名詞をつくった」ということが語られています。
 女性が「視索前野」(視床下部)で母親から学習した言葉が「狐」や「巫女」などの語る言葉の象徴です。
 いいかえると、母親は子どもの女児に、自分の強迫観念や強迫神経症の言葉を、「狐」や「巫女」の話す言葉のとおりに今も、なお話しています。
 これが日本人の「要介護状態」の背景にあるのです。


以上です。

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◎…………………………要介護は、女性が男性よりも多い原因と理由

●「ゼミ・イメージ切り替え法」をご案内します

◎平成28年12月24日(土曜日)・午後5時30分より実施しました。

◎おもな内容……………完全解明。日本人の認知症(痴呆症)を説明する『共同幻想論』(吉本隆明)

説明を前後してお伝えします。ゼミ・イメージ切り替え法は、吉本隆明の『共同幻想論』のうち、「禁制論」を、ケーススタディとしてほぼ全面にご紹介します。ここでは、「黙契」(もっけい)と「禁制」(きんせい)がどのようにつくられるかが「遠野物語」からとり出されて説明されています。
「黙契」とは、ある個人が自分のためにくりかえしおこなう「行動」が「規律になったこと」をいいます。毎日、決まってビールを飲む人は、それがその人にとっての「黙契」です。
ふつうにいう社会的に意味のない行動の反復が「黙契」です。「禁制」とは「人はこうしている」「人がこう言った」「人はこうするらしい」という虚偽(嘘話)を行動のルールにすることをいいます。

日本人の認知症(痴呆症)の「完全解明」を総括すると、どうしても『共同幻想論』でいわれている日本人の「時間性」だけの言葉(動詞文の動詞)は、なぜ、要介護者が600万人とか700万人になってもなお無関心でいられるのか?が問題になります。
吉本隆明は『共同幻想論』の「禁制論」に入る前の「序」で、「古代の日本の国の権力者(支配者)もこれには困った」という主旨のことを説明しています。
「いくら、役に立つことを教えても、すっと山に行ってしまったり、山に行くとサッと村に行ってしまう(変幻自在)」と困惑をとらえています。
これが、日本人の「観念のみのアジア型の専制」というもので、非常に特異で全く独自のものだ、といっています。
これは、日本語(和語)が「時間性」のみの領域(脳の言語野の)で成り立っていることにもとづく特異性というものです。
これが、介護保険制度を揺るがすほどの「黙契」と「禁制」を生み出していて、「年に382万円も自己負担する認知症(痴呆症)」をつくり出しています。


吉本隆明は、『共同幻想論』(角川ソフィア文庫)の「序」で「本稿が決定的な影響を読者に与えた、という証拠も見当らなかったといってよい。そうだとすると、まだ声をあげない読者に寄与したことを信ずるほかはないのである」と書いています。日本語(和語)が古代の国家から明治になっても「黙契」と「禁制」のつくる嘘話や、「遠野物語」の中にある「子どもは生んだ。何人も生んだ。しかし夫から食われたか、殺された」という行動の目的と対象の喪失にさらされてきたことと、吉本隆明も同じように闘ったことが分かります。
それは、日本人の認知症(痴呆症)も、同じ「食われる」「殺される」、の精神風土の中にさらされて浸蝕されています。


吉本隆明はこうも書いています。
「本稿にはさまざまな批判がなされた。その一つは、種の観念論への踏み外しであるというものだ。もっとひどいのになると、自己の能力にあまるために、本稿のモチーフを読みとることができず、衝撃力を失っているという批判にまで陥っているものもあった。そうなれば無智につける薬はないというよりほかはない。どんな過度的な社会でも、無智が栄えるためしはない、というのは自他をともに束縛する鉄則である。どうして理解するための労力と研鑽を惜しむものに、衝撃を与えることなどできようか」。

日本人の認知症(痴呆症)の生成の機序の「完全解明」に到達してみると、吉本隆明のいう「無智」とは、「禁制による虚偽」の名詞、抽象名詞を語る人、ということになります。「脳トレ」とか「アルツハイマー病を治すサプリ」を開発したという製薬会社や九州大学の研究班のことです。


明年からは、『共同幻想論』の「禁制論」につづいて「憑人論」の「時間意識」からとりくむ予定です。どうぞよろしくお願いします。 


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