名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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ラッセル『結婚論』第二十一章 結論 n.6

2018/12/20

 第二十一章 結論 n.6: 守旧派からの抵抗

 確かに,古い制度から新しい制度への移行は(移行には),すべての移行がそ
うであるように,それぞれ固有の困難がある。何らかの倫理上の革新を唱える
人は,ソクラテスのように,必ず若者を堕落させる人間だとして非難される。
この非難は,必ずしもまったく根拠のないものではない。たとえ,彼らの説く
新しい倫理がすべて受け入れられるなら,彼らが改めようとしている古い倫理
よりも,実際により良い生活をもたらすものであったとしてもである。イスラ
ム的東洋を知る人はみな,一日に5回祈る必要を認めなくなった人びとは,人
間がもっと大切だと考える他の道徳律をも尊重しなくなったのだ,と断言する
(主張する)。性道徳について何らかの変革を提案する人は,特に,このよう
にして誤解されがちである。そういう私自身も,一部の読者が誤解したかもし
れないようなことを言ったと自覚している。

Chapter 21: Conclusion, n.6

It is true that the transition from the old system to the new has its
 own difficulties, as all transitions have. Those who advocate any 
ethical innovation are invariably accused, like Socrates, of being 
corrupters of youth; nor is this accusation always wholly unfounded, 
even when in fact the new ethic which they preach would, if accepted 
in its entirety, lead to a better life than the old ethic which they
 seek to amend. Everyone who knows the Mohammedan East asserts that
 those who have ceased to think it necessary to pray five times a day
 have also ceased to respect other moral rules which we consider more
 important. The man who proposes any change in sexual morality is 
especially liable to be misinterpreted in this way, and I am conscious
 myself of having said things which some readers may have 
misinterpreted.
 出典: Marriage and Morals, 1929.
 詳細情報:https://russell-j.com/beginner/MM21-060.HTM

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
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