名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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ラッセル『結婚論』第十章 結婚 n.8

2018/06/28

 第十章 結婚 n.8: 性的な慣れのために情熱の刃先がなまり・・・

 けれども,結婚(生活)における不幸の現代の原因のその他のものは,そう
簡単に片付けることはできない。私は,抑制されない文明人は,男女を問わず
,本能的には,通例,一夫多妻的,あるいは一妻多夫的である,と思っている
。人はみな(They)激しく恋愛し,数年間は一人の人間にすっかり夢中になる
であろう(可能性がある)。しかし,遅かれ早かれ,性的な慣れのために情熱
の刃先がなまってきて,以前のスリルの復活を求めてあたりを(どこかにない
かと)探し始める。もちろん,この衝動を道徳のためにコントロールすること
はできるが,この衝動が起きるのを抑えることは非常に困難である。女性の自
由が増すにつれて,夫婦が不倫を働く機会は,以前(昔)よりもはるかに多く
なってきている。機会が(不倫をしたいという)想いを生み,想いが欲望(欲
求)を生み,そして,宗教上のとがめ(scruples 呵責)がない場合には,欲
望(欲求)が行為を引き起こす(ことになる)。

Chapter X: Marriage, n.8

Other modern causes of unhappiness in marriages are, however, not so 
easily disposed of. I think that uninhibited civilized people, whether
 men or women, are generally polygamous in their instincts. They may 
fall deeply in love and be for some years entirely absorbed in one 
person, but sooner or later sexual familiarity dulls the edge of 
passion, and then they begin to look elsewhere for a revival of the 
old thrill. It is, of course, possible to control this impulse in the
interests of morality, but it is very difficult to prevent the impulse
 from existing. With the growth of women's freedom there has come a 
much greater opportunity for conjugal infidelity than existed in 
former times. The opportunity gives rise to the thought, the thought
 gives rise to the desire, and in the absence of religious scruples 
the desire gives rise to the act.
 出典: Marriage and Morals, 1929.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/MM10-080.HTM

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
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