名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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ラッセル『結婚論』第八章 性知識に関するタブー, n.17

2018/06/01

 第八章 性知識に関するタブー, n.17:見慣れてしまえば・・・

 裸を非とするタブーが,性の主題(問題)についてまともな態度をとるため
の障害となっている。幼児に関するかぎり,このことは,いまや,多くの人び
とに認識されている。自然にそういう機会が生じたときは常に,子供たち(幼
児)は,子ども同士や両親の裸を見るのはよいこどである。おそらく3歳ごろ
,子供は,父母の(身体の)違いに興味を持ち,その違いを自分と自分の異性
の兄弟姉妹との違いと比較する一時期があるであろうが,この時期はすぐに終
わり,その後は,衣服に対してと同様,裸には興味を持たなくなる。両親が子
供たちに裸を見られるのをいやがっているかぎり,子供たちは必ず,何か秘密
があるのだ,という感じを持つようになる。そして,そういう感じを持つこと
で,子供たちは好色かつみだらになる。みだらさを避ける方法は,一つしかな
い。それは,秘密を避けることである。

Chapter VIII: The Taboo on sex knowledge, n.17

The taboo against nakedness is an obstacle to a decent attitude on the
 subject of sex. Where young children are concerned, this is now 
recognized by many people. It is good for children to see each other 
and their parents naked whenever it so happens naturally. There will 
be a short period, probably at about three years old, when the child 
is interested in the differences between his father and his mother, 
and compares them with the differences between himself and his sister,
but this period is soon over, and after this he takes no more interest
in nudity than in clothes. So long as parents are unwilling to be seen
 naked by their children, the children will necessarily have a sense 
that there is a mystery, and having that sense they will become 
prurient and indecent. There is only one way to avoid indecency, and
 that is to avoid mystery.
 出典: Marriage and Morals, 1929.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/MM08-190.HTM

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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