名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
読者と一緒に育てていきたいと思っています.


全て表示する >

ラッセル『結婚論』第八章 性知識に関するタブー, n.9

2018/05/22

 第八章 性知識に関するタブー, n.9:排泄作用に対する嫌悪感が影響?

 この問題には,私の考えでは,キリスト教の道学者(モラリスト)によって
蓋をされてしまった(隠されてしまった)不浄さから,性を洗い清めたいと望
む人たちが十分に認識していない一面(一つの側面)がある。性という題目は
,もともと,排泄作用に関連付けられてきた。そして,排泄作用が嫌悪感をも
って扱われているかぎり,この嫌悪感の一部が性に付着するのは,心理的に見
て自然なことである。それゆえ,子供を扱う際に,排泄作用のことで潔癖にな
りすぎないようにしなければならない。もちろん,一定の用心は衛生上の理由
で必要であるが,子供が理解できるようになり次第,このように用心をするの
はもっばら衛生上の理由であり,性の自然な働きには,本来嫌悪すべきものは
何一つない,ということを説明してあげるべきである。

Chapter VIII: The Taboo on sex knowledge, n.9

There is one aspect of this question which has, I think, not been 
sufficiently realized by those who wish to cleanse sex from the filth
 with which it has been covered by Christian moralists. The subject of
 sex has been associated by nature with excretory processes, and so 
long as these processes are treated with disgust, it is 
psychologically natural that some portion of this disgust should 
attach to sex. It is therefore necessary in dealing with children not
 to be too fastidious as regards the excretory processes. Certain 
precautions are, of course, necessary for sanitary reasons, but as 
soon as children can understand, it should be explained that the 
reason for these precautions is only sanitary and not that there is 
anything inherently disgusting about the natural functions concerned.
 出典: Marriage and Morals, 1929.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/MM08-110.HTM

 <寸言>
 人類がまだ地球上で少数者であり、野生状態であった時の人類には、性に対
する嫌悪感などなかったか?

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。