名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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バーナード・ショーにおける「菜食主義の効用?」

2017/08/29

 当時,彼(バーナード・ショー)と私は自転車事故に巻き込まれたが,一瞬
,その事故は彼の生涯に早過ぎる終焉をもたらしたのではないかと(彼の生涯
は早くも幕を閉じるのではないかと),私は恐れた。彼は自転車に乗るのを習
い始めたばかりであり,私の自転車に大変な勢いでぶつかってきて,空中に放
り出され,衝突した場所から20フィート(注:約6m)も先に,背中から着地
した。けれども,彼はまったく無傷で起き上がり,(再び)自転車に乗り続け
た。一方,私の自転車は大破し,私は汽車で戻らねばならなかった。その電車
はひどくのろく,すべての停車場に(停車場につくたびに)彼は自転車をひい
てプラットフォームに現われ,頭を車内に突っ込み,(私を)馬鹿にした。彼
は,この事件全体を,菜食主義の効用を証明するものであると見なしたのでは
ないかと,私は邪推している。

At this time he (= Bernard Shaw) and I were involved in a bicycle 
accident, which I feared for a moment might have brought his career to
 a premature close. He was only just learning to ride a bicycle, and 
he ran into my machine with such force that he was hurled through the 
air and landed on his back twenty feet from the place of the 
collision. However, he got up completely unhurt and continued his 
ride; whereas my bicycle was smashed, and I had to return by train. 
It was a very slow train, and at every station Shaw with his bicycle
 appeared on the platform, put his head into the carriage and jeered.
 I suspect that he regarded the whole incident as proof of the virtues
 of vegetarianism. 
 出典: Bernard Shaw, 1953.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/1036_GBS-020.HTM

 <寸言>
 理屈はなんでもつけられる。ちょっと打ちどころが悪ければ,バーナード・
ショーは死んでいたかもしれない。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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