名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
読者と一緒に育てていきたいと思っています.


全て表示する >

重要な学習事項ではあるが,退屈だと思われる部分

2017/04/29

 既に正確さに関連して述べた理由で,私は,真に完全な教育を徹頭徹尾興味
深いものにすることができるとは,私は信じない。ある科目をどれほど強く知
りたいと思ったとしても,その中には退屈な部分を見いだすのは確実である。
 しかし,適切に指導すれば,少年や少女に,その退屈な部分を学ぶことの重
要性を感じさせることができるし,また,強制しなくてもその部分を学習し終
えることができる,と私は信じている。課題(set tasks)の出来不出来に応
じて,褒めたり,たしなめたりするという刺激を利用したい。ゲームや体操の
場合と同様に,生徒が必要な技能を身につけているかどうかを,あきらかにし
なければならない。また,ある科目の退屈な部分の(学習の)重要性も,教師
がはっきり説明してあげなければならない。
 もしも,これらの方法が全て失敗したならば,その子供は知能の劣った子供
として類別され,普通の知能を持った子供(たち)とは分離して教えられなけれ
ばならない。ただし,このことが罰だととられないように配慮しなければなら
ない.

For reasons already given in connection with accuracy, I do not 
believe that a really thorough education can be made interesting 
through and through. However much one may wish to know subject, some 
parts of it are sure to be found dull. But I believe that, given 
suitable guidance, a boy or girl can be made to feel the importance of
 learning the dull parts, and can be got through them also without 
compulsion. I should use the stimulus of praise and blame, applied as
 the result of good or bad performance of set tasks. Whether a pupil
 possesses the necessary skill should be made as obvious as in games 
or gymnastics. And the importance of the dull parts of a subject 
should be made clear by the teacher. If all these methods failed, the
 child would have to be classified as stupid, and taught separately 
from children of normal intelligence, though care must be taken not to
 let this appear as a punishment.
 出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:
          Education of character, chap. 14:  General principlesl
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE14-140.HTM

 <寸言>
 興味を持って学ぶことができるのが一番よいが、全てについてそれを求める
ことはできない。また,本来興味深い事柄であっても、受験勉強のように、時
間が限られているために、深く学べないような場合も、退屈だと思ってしまい
がちになる時がある。
 ある程度学年があがってきたら、しだいに能力別にクラス編成をする必要が
でてくる。そうしないと、出来る子どもにとっても、出来ないこどもにとって
も、授業がつまらなくなったり、非効率になったりする。もちろん、生徒に教
える教師の説明能力も重要な要素であるが・・・。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。