名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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「好奇心」は最も重要な知的な美徳

2017/04/23

 性格の改善は知育の目的とすべきことではないけれども,成功裏に(上首尾
に)知識を追求するために非常に望ましく欠くことのできない性質がいくつか
ある。それは,知的な美徳(徳目)と呼んでもいいだろう。これらの知的な美
徳(徳目)は,知育から生じるはずである。しかし,学習に必要な美徳(徳目)
として生じるのであって,徳目のために追求される徳目(美徳のための美徳)
として生じるのではない。そういう性質のうち主要なものは,次のようなもの
であると思われる。即ち,好奇心,偏見のなさ,知識を身につけることは困難
だが可能であるという信念,忍耐,勤勉,集中力,精確さ,である。これらの
うち,好奇心が(最も)基本的なものである。(つまり)好奇心が強く,正し
い対象に向けられた場合には,残りの性質(美徳)はすべておのずと出てくる。

Although improvement of character should not be the aim of instruction
, there are certain qualities which are very desirable, and which are
 essential to the successful pursuit of knowledge ; they may be called
 the intellectual virtues. These should result from intellectual 
education ; but they should result as needed in learning, not as v
irtues pursued for their own sakes. Among such qualities the chief 
seem to me : curiosity, open-mindedness, belief that knowledge is 
possible though difficult, patience, industry, concentration, and 
exactness. Of these, curiosity is fundamental ; where it is strong and
 directed to the right objects, all the rest will follow.
 出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:
     Education of character, chap. 14:  General principlesl
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE14-040.HTM

 <寸言>
 好奇心がなくなったら半分死んだも同然。
 年をとるにつれて「子どものような好奇心」をしだいに持てなくなるにして
も,よほど不幸な境遇に陥らなければ、死ぬまで好奇心を持ち続けることは可
能であろう。
 しかし,そんな子どものときにさえ,あまり好奇心をもてなかった人は,お
となになっても周囲に対してあまり好奇心が持てそうもなさそう。
 その原因として幼児教育の失敗がかなり影響しているのではないか?

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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