名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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性教育は思春期前にほとんど終えておく必要がある

2017/04/14

 性についてほかの子供からまずく教えられる恐れがないのであれば,この
(性教育の)問題は,子供の好奇心が自然に働くままにまかせて置き,両親は
ただ質問に答えるだけにとどめてもおくことも可能であろう。
 ただし,子どもに性について思春期以前に必ず全て理解させるとの条件付き
である。もちろん,これは必須条件である。少年や少女がなんの準備もなしに
,思春期の身体的・情緒的な変化に襲われ,もしかすると何か恐ろしい病気に
かかったのではないかという感情を持たせることは,残酷な仕うちである。
その上,性の題目は全て,思春期以後ではとても刺激的なものであるため,少
年少女は,科学的な精神でそれを聞くことができない。
 もっと幼い頃であれば,それは完全に可能である。それゆえ,みだらな話を
耳にする恐れがあるからということとはまったく関係なく,少年少女は,思春
期に達する前に性行為の本質を知るべきである。

If there were no likelihood of being taught badly about sex by other
 children, the matter could be left to the natural operation of the 
child's curiosity, and parents could confine themselves to answering
 questions--always provided that everything became known before 
puberty. This, of course, is absolutely essential. It is a cruel thing
 to let a boy or girl be overtaken by the physical and emotional 
changes of that time without preparation, and possibly with the 
feeling of being attacked by some dreadful disease. Moreover, the 
whole subject of sex, after puberty, is so electric that a boy or girl
 cannot listen in a scientific spirit, which is perfectly possible at
 an earlier age. Therefore, quite apart from the possibility of nasty
 talk, a boy or girl should know the nature of the sexual act before
 attaining puberty.
 出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:
      Education of character, chap. 12:  Sex Education
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE12-080.HTM

 <寸言>
 北欧のように社会福祉が整っていてかつ民主化されている社会においては進
んだ性教育が行われているが、そうでない社会にあっては、どうしても性教育
に多少の歪みができてしまうのは必然かも知れない。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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