名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
読者と一緒に育てていきたいと思っています.


全て表示する >

社会的に無害な唯一の私有財産の源泉−不労所得ではなく・・

2017/03/30

 多くの美徳の第一歩は,建設的な喜び経験することから生じる。子供が自分
の作ったものを壊さないでおいてほしいと頼むとき,他の人が作ったものを壊
してはいけないということを,子どもに容易に理解させることができる。この
ようにして,労働から生み出されたもの − 即ち,社会的に無害な唯一の私有
財産の源泉 − を敬う心を育てることができる。同時に,子供に忍耐・根気・
観察への刺激も与えることになる。こういう性質がなければ,子供は,自分の
(積み木の)塔を,心に決めていた高さに積み上げることに成功しないであろ
う。子供と遊ぶときには,子供の野心を十分に刺激し,どのようにすればよいか
を示すために,まず(親が)自分で作ってみせるだけでよい。その後は,建設
は子供みずからの努力にまかせなければならない。

The first beginnings of many virtues arise out of experiencing the 
joys of construction. When a child begs you to leave his constructions
 undestroyed, you can easily make him understand that he must not 
destroy other people's. In this way you can create respect for the 
produce of labour, the only socially innocuous source of private 
property. You also give the child an incentive to patience, 
persistence and observation; without these qualities, he will not
 succeed in building his tower to the height upon which he had set
 his heart. In play with children, you should only construct yourself
 sufficiently to stimulate ambition and to show how the thing is done;
 after that, construction should be left to their own efforts.
 出典: On Education, especially in early childhood, 1926, Pt. 2:
          Education of character, chap. 6:  Constructiveness.
  詳細情報:http://russell-j.com/beginner/OE06-030.HTM

 <寸言>
 努力して得たものに対しては誰も非難したり,奪い取ったりすることも少な
い。しかし、不労所得やあくどいやり方や地位を利用して不当に得たものに対
しては人(国民など)は非難し、剥奪しようとする。しかし、現代においては
国民の財産をかすめとる巧妙な方法を考えつく「利口な人」がけっこういて、
「現行の」法の抜け穴を利用して、合法的な搾取が行われている。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。