名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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(「意志の塊」の)政治家に感受性を求めても無駄?

2017/03/21

 
 感受性の望ましい形態の次の発達段階は、共感(同情)である。・・・。
必要なのは、次の2つの方向への拡大である。その第1は、苦しんでいる人が
特別な愛情の対象でない場合でも共感を覚えること。その第2は、その苦しみ
が感覚でとらえられる形では現存していなくても、いま起こっているのだと知
るだけで共感を覚えることである。

The next stage in the development of a desirable form of sensitiveness
 is sympathy. .. The two enlargements that are needed are: first, to 
feel sympathy even when the sufferer is not an object of special 
affection; secondly, to feel it when the suffering is merely known to
 be occurring, not sensibly present. 
From: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 2: 
        The Aims of Education
http://russell-j.com/beginner/OE02-170.HTM

 <寸言>
 「感受性」には「想像力」が必要。「意志の強さ」ばかりを強調する政治家
に感受性を求めても無駄な努力に終わるであろう。また,他人に対する思いや
りが大事だという政治家も、可能なのは(ラッセルの言う)第1の方向だけで
あり,第2の方向、即ち,「その苦しみが感覚でとらえられる形では現存して
いなくても、いま起こっているのだと知るだけで共感を覚えること」などは,
知性も,想像力も乏しい政治家には所詮無理なこと。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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