名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
読者と一緒に育てていきたいと思っています.


全て表示する >

大人(や国家)にとって都合のよい従順な子どもづくりのための躾

2017/03/08

 自分の3歳の息子(注:1921年生まれの長男の John Russell)をモンテッ
ソーリ式学校に入れ,午前中をそこで過ごさせることによって,私は,息子がた
ちまち,以前よりも躾の良い人間になり,喜んで黙って校則に従っていることが
わかった。しかし,息子には,外部から強制されたという感情はまったくなかっ
た。校則は,ゲームのルールのようなものであり,楽しみを得る手段として守ら
れた(ルールに従った)のである。

On sending my little boy of three to spend his mornings in a 
Montessori school, I found that he quickly became a more disciplined
 human being, and that he cheerfully acquiesced in the rules of the
 school. But he had no feeling whatever of external compulsion: the
 rules were like the rules of a game, and were obeyed as a means of
 enjoyment. 
From: On Education, especially in early childhood, 1926, chap. 1: 
      Postulates of Modern Educational Theory
http://russell-j.com/beginner/OE01-090.HTM

 <寸言>
 安倍総理や昭恵夫人を始めとして、保守的かつ愛国主義の立場に立つかなり
の政治家は,(連日マスコミにとりあげられている)森友学園における愛国教
育や躾(学園が正しいと思うことを子供が理解できなくとも「吹き込む」こ
と)に「感銘」を受け,推奨していた。 しかし,国有地の不正取得の疑いが
指摘され,教育の実態(幼稚園児に軍歌を歌わせ、「愛国的な」言葉を連呼さ
せ、果ては安倍総理に感謝の言葉をささげさせる姿)が知られるに連れ、自分
たちの浅はかさを棚にあげて、学園とは自分は関係ないという態度に豹変して
いる。
 幼児は判断力がまだないので言われたとおりに従うが,思春期になって大人
達によってひどい教育を受けていたことに気づいた時,その反動が恐ろしい。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。