名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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現実直視よりも「神話の温かい衣」に包まれていたい・・・

2017/02/18

 人はなぜ事実を認めたがらないか,またなぜ人は自分たちを神話の温かい衣
にくるみたがるか,その理由は,主に恐怖(心)である。しかし,イバラ(のと
げ)が温かい衣を引き裂き'冷たい突風が(衣の)裂け目から侵入してくる。
そうして,神話の衣の温かさに慣れた人は,最初から冷たい風に対して自己を鍛
えてきた人よりも,風の冷たさにずっと苦しむ。さらに,自らを欺いている人び
とは,概して,心の奥底ではその事実(自己欺瞞)に気づいており,何か都合の
悪い出来事が起きて,歓迎できない事実を認識させられる(せざるを得なくな
る)のではないか,と始終懸念(心配)しながら暮らしている。

Fear is the principal reason why men are so unwilling to admit facts 
and so anxious to wrap themselves round in a warm garment of myth. 
But the thorns tear the warm garment and the cold blasts penetrate 
through the rents, and the man who has become accustomed to its warmth
 suffers far more from these blasts than a man who has hardened 
himself to them from the first. Moreover, those who deceive themselves
 generally know at bottom that they are doing so, and live in a state
 of apprehension lest some untoward event should force unwelcome 
realisations upon them. 
 出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap. 17: Th Happy Man.
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA28-010.HTM

 <寸言> 
  政治家も権力を失ったり,失う危険がせまってはじめて悔やむ。利益(経
済)第一の企業家や経済人(エコノミスト)や富裕層も,利益追求第一により
,社会からたたかれて利益を得られなくなったり,社会に深刻な危害や弊害を
与えるようになってはじめて反省する。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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