名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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「井の中の蛙」状態を治してくれる非個人的な興味

2017/02/06

 非個人的な興味(私心のない興味)は全て、気晴らしとして重要であること
はさておき、他にも様々な効用がある。まず第一に、こういう興味は、バラン
ス感覚を保持することの手助けとなる。私たちは、自分たちの職業や、自分た
ちの仲間社会、自分たちの仕事の種類に非常にたやすく没頭するために、それ
らが人間活動全体の中のいかに小さな部分でしかないか、また、私たちの活動
によって、世界中のいかに多くのものがまったく影響されないかということを
、忘れてしまう。

All impersonal interests, apart from their importance as relaxation, 
have various other uses. To begin with, they help a man to retain his
 sense of proportion. It is very easy to become so absorbed in our own
 pursuits, our own circle, our own type of work, that we forget how 
small a part this is of the total of human activity and how many 
things in the world are entirely unaffected by what we do. 
 出典: The Conquest of Happiness, 1930, chap. 15: Impersonal 
Interests]
 詳細情報:http://russell-j.com/beginner/HA26-020.HTM

 <寸言>
 人間はどうしても「今」(現在/現代等)と「ここ」(日常的空間/自国等)
にしばられがちである。それとは対極的に,現代物理学(や宇宙論)を少し
知るだけで、個々の人間やこの地球が広大な宇宙(空間及び生成の歴史)か
らみるといかにちっぽけなものであるか、誰にでも実感できる。
 しかし、そのことを多くの人が理解していても、すぐに個人や自分の家族
や自国などの狭量な視野にとらわれて短期的な利益を重視し、長期的にみれ
ば不幸を招くことが少なくないことをやってしまう。短期的利益を求める国
の政策(トランプが今やっていることも)も同様である。その最たるものは
戦争(特に世界大戦)であるが、戦後50年(現在は70年以上経過)もたてば
忘れてしまう。
 災害は忘れた頃にやってくるのことわざがあるように・・・。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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