名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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 世界的な「学級崩壊」 − XX first(◯◯ファースト流行り)

2017/01/22

 私は,人類の文明は改善され続けると考えたいが,時々起こるように,まった
く逆の考えにとらわれると憂鬱になる。(しかし)今日,当面の見通しが幾分
暗い時には,より遠い将来のことを考えると,しばしば元気づけられる。
 
 I like to think that civilisation will continue to improve, and the 
opposite thought when it comes, as it sometimes will, is depressing. 
In these days, when the immediate outlook is somewhat gloomy, the 
thought of a more distant future is often cheering.
 出典: Taking long views,Mar. 30,1932. In Mortals and Others, v.1, 
         1975.]
 詳細情報:http://russell-j.com/LONGVIEW.HTM

 <寸言>
 どこの国でも,どこの地域でも,「◯◯ファースト」と言っておけば人気が
とれるようになってしまった。一見、大衆に呼びかけているように見えてそう
でない場合が多い。「アメリカ・ファースト」と愛国心をあおっているトラン
プも、以前は「自分の会社ファースト」であった。トランプはビジネスに明る
いと言っても,他社を出し抜いて自社の利益を最大化するのと、一国全体を繁
栄させるのとはかなり異なっている。

 一転,世界全体で見れば、他国は他社であり、自国(自社)の利益を第一に
考えて力で他国(他社)をねじ伏せて従わせようとすれば、アメリカに短期間
の繁栄をもたらすであろうが、数年すれば世界に大きな被害を与えることにな
るであろう。

 どこの国も「◯◯ファースト」とさけんで腕力でみずからの欲求を通そうと
していったら、弱肉強食の世界になるだけであり、弱小国のなかの弱者はテロ
リストとなって、強国(強者)に復讐をすることになるのではないか?
 

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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