名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
読者と一緒に育てていきたいと思っています.


全て表示する >

「ウィン、ウィンの関係?」−犠牲者はいないかのごとく・・・

2017/01/19

 それゆえ,人びとが生存競争という言葉で意味しているのは,実際は,成功の
ための競争にほかならない。この競争に参加しているとき,人びとが恐れてい
るのは,明日の朝食にありつけないのではないか,ということではなくて,隣人
に勝る(勝つ)ことができないのではないか,ということである。

What people mean, therefore, by the struggle for life is really the 
struggle for success. What people fear when they engage in the 
struggle is not that they will fail to get their breakfast next 
morning, but that they will fail to outshine their neighbours.
 出典:ラッセル『幸福論』第3章「競争」
 http://russell-j.com/beginner/HA13-010.HTM
 
 <寸言>
 勝者がいれば敗者も必ず多数でてきます。よく「ウィン・ウィンの関係」を
築くことの重要性を強調する人が少なくないですが,過当競争によって,多数の
犠牲者や敗者が出ることに目を瞑っていることに対する「煙幕」や」免罪符」
にもなっています。「勝ち組」とか「負け組」とか言う言葉を無神経な人が少
なくないのも残念です。

 ラッセルのこの文章の少し前に,こう書かれています。

「さて,ビジネスマンが生存競争と言うとき,彼が言おうとしているのは,そう
いうことではない。"生存競争"というのは,本質的に些細な事柄をもったいつ
けるために見つけた不正確な言いまわしである。」

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
Score!: 98 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。