名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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「御用学者、御用!御用!」

2017/01/11

 本物の科学者に対しては,私は最高度の尊敬を抱いている。本物の科学者は,
現代世界において,真に建設的であると同時に,心底から革命的な一つの力であ
る。科学者は,一般の人たちと同様に持っている偏見に関係ない専門的な問題
を扱っている場合は,他の誰よりもずっと正しい判断を下す傾向にある。だが,
残念ながら,個人的に強い感情を抱いている問題に取り組む場合に,公平無私な
立場を維持できる科学者がほとんどいない。

For the genuine man of science I have the highest possible respect. 
He is the one force in the modern world at once genuinely constructive
 and profoundly revolutionary. When the man of science is dealing with
 technical matters that do not touch upon the prejudices which he 
shares with the average man, he is more likely to be right than anyone
 else. But unfortunately very few men of science are able to retain 
their impartiality when they come to matters about which they feel 
strongly.
 出典: Are men of science scientific? (written in Feb. 24, 1932 and  
          pub. in Mortals and Others, v.1, 1975.]
詳細情報:http://russell-j.com/KAGAKSHA.HTM

 <寸言>
 科学のあらゆる分野において専門化がますます進んでいます。科学の発展の
ためには必要なことではありますが,弊害も少なくありません。そこで境界領
域的な,また広域的な科学も多く生まれてきましたが,十分とは言えません。科
学者にもいろいろなタイプがいて,専門以外のことには口を余りはさまないよ
うにしている謙虚な人もいれば,あらゆることに意見を述べようとする「識者」
もいます。専門バカも謙虚さを失った科学者も不用であり,真の意味で「科学
的な」科学者が増えてもらいたいものです。

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創刊日:2014-12-19  
最終発行日:  
発行周期:日刊  
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