名言

(日刊)ラッセルの言葉366_カレンダー版

英国の哲学者バートランド・ラッセル(Bertrand Russell, 1872- 1970)の名言・警句を毎朝お届けするメルマガです。
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2世、3世は当たり前? − 世襲議員だらけの日本の国会

2016/12/31

 父親の七光りで特別扱いされる人間は,有益な努力をしようとする正常な動
機を失なってしまう。そのような人間は名家に偶然生れたという事実に不当な
重要性を与える人生観を身につけがちであり,また,自分が存在するだけで周囲
の尊敬を受ける資格があると考えがちである。自分は他の人間よりもかなり優
れていると信じるがゆえに,逆に彼らよりずっと劣ることになる。

 The man who is respected merely for being the son of his father loses
 one of the normal incentives to useful effort. He is likely to develop
 views of life which attach undue importance to the accident of birth 
and to think that by merely existing he does enough to command respect.
 He believes himself rather better than other men and therefore becomes
 rather worse. All distinctions not based upon intrinsic merit have 
this bad effect upon character and on this ground, if on no other, 
deserve to be abolished.
 出典: On snobbery (written in Dec. 30, 1931 and pub. in Mortals and 
     Others, v.1, 1975)
 詳細情報:http://russell-j.com/SNOB.HTM

 <寸言> 
 世襲議員(2世,3世議員)や,政治的・経済的あるいは社会的に成功する
と次は閨閥によって箔をつけたがる権力エリートたちによくみられる俗物根
性。(家柄崇拝は俗物根性としばしば同居)。
 日本でも家柄崇拝流行の兆し? 貧富の差の拡大が続く日本。
 天皇「制」の意味合い, 人間を序列化する叙位叙勲制度(天皇が最高勲位,
国民の大部分は無冠)・・・。 
 英国屈指の名門に生まれたラッセル「伯爵」ゆえに,より説得力を持つ(イギ
リス国王を筆頭とする)「家柄崇拝」批判。

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