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気づけば原発事故避難民

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事故で突然 避難民になってしまった私たちは
今も、それぞれの場所で古里を想いながら暮らしている
あの日のこと、そして今現在のこと
美しい話しばかりではない現実
避難民としての体験や思いを記録として留めたい
そして多くの方々に知ってもらいたい



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メルマガ情報

最終発行日:
2015-09-01
創刊日:
2014-09-30
発行周期:
不定期
Score!:
100点

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東京電力福島第一原子力発電所の事故から3年7ヶ月が過ぎ
今も「原子力事故非常事態宣言」が発令されたままです。
ところが首相は世界へ向けて「アンダー・コントロール」宣言し
世の中は何事も無かったかのように東京オリンピックに歓喜。
廃炉どころか原発再稼働の準備が進められています。
突然 原発事故避難者になってしまった私たちは、
今も、それぞれの場所で古里を想いながら暮らしています。
あの日のこと、そして今現在のこと
美しい話しばかりではない避難の現実。
避難民としての体験と思いを記録として留めたい。
そして少しでも多くの方々に避難という現実を知ってもらえたら、
そんな思いで発行することにいたしました。
メルマガ発行など 不慣れな私たちですが、
宜しくお願いいたします。

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福島県の避難者数は14年9月末で約13万人。
県外避難者は4万6645人(登録をしている方のみ)  ※復興庁データより
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           気づけば原発事故避難民 # 01
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父の転職で引っ越しをしたのは1973年のことでした。
引っ越し先は福島県双葉郡。
東京電力福島第一(第二)原子力発電所が建つ地域。
当時、地元では転校生といえば「東電の子」と思われていたころ。
父の転職先は原発関係では無かったから、私はレアなケースだったらしい。
そのまま、ずっと双葉郡に住み続けましたからすっかり地元民で、
結婚し子どもが産まれ、PTAの集まりは皆同級生という感じでした。

小さな田舎町では、当日、急に同級会等の招集があったりします(苦笑)
例のごとく急な招集がありました!
「来年は年男・年女だ。ちゃんと招集かけて同級会盛大にやろう!」
と声が上がりました。
それが2011年のお正月のことでした。。

(※ 年男、年女。 十二支が丁度回ってくる年齢)

この頃、私の関心事は、高校生の息子の受験でした。
子どもたちの最後の受験が早く終わってほしいと思う日々。
そして自分の仕事のこと。
家事代行と託児の仕事を始めて6年目でした。
仕事が少しずつ増えてきて、それなりに忙しく暮らしていました。
あるお母さんに時間外の託児を相談されました。
「もう1年待ってて、末っ子が高校を卒業したら24時間体制で動くから!」
と伝え、来年の約束をしました。
翌年の春にはもっと自由になれる、、、
もっと動きやすくなると信じていました。。
2011年2月のことでした。

そして2011年3月11日 午後2時46分。。

大地震は東海・関東にくるものだと思っていました。
私は地震の直後、正直、原発のことは心配していませんでした。
原発は「危険なものリスト」から外していたのです。
と言うのも、チェルノブイリの事故の時「ここは大丈夫ですか?」
と東電に尋ねると、多くの専門的な資料とともに
「あれはソ連のことですから」と言われた。
その言葉に「そうだよね、ソ連だもんね」と思っていて、
そしていつの間にか原発を「危険なものリスト」から外していた。
けど、その後も東電が原発内でのトラブルを隠蔽したり
改ざんしたりしていたことがニュースになったったりしました。
大きな問題になったので、東電は地域を全戸訪問して、謝罪。
そして、その後はどんな小さなことでもすべて報告すると約束しました。
実際、発電所内で作業員が階段を踏み外したことまで報道される事もあった。
今思えば日々の小さな事象の報道を「東電のニュース」とひとくくりにして
麻痺していたんじゃないかと思う。
ちゃんと意識を持てていたか反省する自分がいる。
それでも、東電に勤める同級生がいて、友人がいて
それは関連企業を含めればかなりの数になる。
年代的には私自身の友人だけでなく、子どもたちの友人もだ。
東電も原発も生活の中に普通にあったのです。

地震直後から原発を心配した人はいました。
私の近しい人のなかにもいました。
事故後、危険を感じすぐに避難しました。
その方は、原発事故以前から原発は危険だと考えていた人でしたが、
あの地域には言えない雰囲気があったのかもしれません。。
言えない雰囲気は、原発の危険性を知らない人を増やしたように思います。
私も、その中のひとりだったと反省しています。

そして、あの日から気づけば原発事故避難民としての日々が始まりました。。

(次号へ)

                                     [文・Y]
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   +-+-+≪ はま・なか・あいづ ≫+-+-+
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福島県は広いです。大きく3つの地域に分かれています。
あまりご存知ない方のために簡単に紹介します。

はま(浜通り) 太平洋側のエリアで、一番大きな都市はいわき市。
原発立地の地域でもあります。福島第一原発1号〜4号大熊町に、
5〜6号が双葉町にあります。また福島第二原発は楢葉町(一部敷地は富岡町)
古くは常磐炭鉱など日本のエネルギーをずっと支えてきた地域です。
冬の降雪量も県内では最も少なく温暖。
開放的でさっぱりした気質の人が多い印象です。

なか(中通り) 文字通り県の真ん中で、新幹線、東北道等が貫いています。
県都 福島市がありますが最大の都市は郡山市。江戸時代以前から交通の便が
良く(中通りの由来は中山道)商工業が発達し、福島市と郡山市が
経済が最も盛んな地域になっています。物流、人の往来が多いためか
比較的 柔軟な発想をする方の多い地域性ですね。

あいづ(会津) 最も内陸に位置し天候は日本海側に属します。
最大の都市は会津若松市。3地方で最も面積が広いが人口は最も少ない。
が、歴史、スキー、温泉等が多いため観光客数は県内で最も多い。
他所からの人は、とっつきにくくて泣き、暖かくて泣き、離れがたくて泣き、
これは会津の三泣きと呼ばれます。
きっと多くの方がイメージする東北に近い土地柄です。

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明治維新後、繰り返された再編で今の福島県が誕生したわけですが、
文化も経済も歴史というバックボーンも気象すら違う広大な福島県。
原発事故前まで、私の中で「福島県」という概念は希薄だった気がします。
事故後「福島」は「フクシマ」「ふくしま」「Fukushima」と様々表記され、
それらを目にする度に言葉の意味を剥ぎ取られるようで哀しくなりました。
そして改めて漢字表記の福島という古里のことを想うようにもなりました。


                                          [文・AN]
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