野球

アマチュア野球スコアラーのスカウティング技術

現役アマチュア野球スコアラーの筆者が、スカウティング(偵察)のノウハウを公開します!!

過去にスコアラーとして全国大会上位を何度も経験しています。

なお、「スコア総研」のアカウントでTwitter開設し、選手の分析も一部公開しています。

全て表示する >

スカウティングその80

2016/07/16

皆さん、おはようございます。

今回は、前回の続きで、全日本大学野球選手権で関わったチームの対策などについて、後半戦です。

前回述べたような分析を経て、私は対戦相手のチームがかなりいいチームではあっても、率直につけ入るチャンスはあると思っていた。

具体的には、バッテリーの配球と機動力、そしてこの試合で4番を任されたある選手についてである。

まずは、配球について。このピッチャーはコントロールがよく、どの球種でも精度が高いにもかかわらず、なぜか状況を特定するとストレートばかりの傾向になる瞬間があった。

そこで、ミーティングで、私はバッターの狙い目として、カウントが悪くなった時と、ボール球の直後球に来るストレートを狙うことを提案した。

次に、機動力について。ランナーが出たときに、盗塁とバントを駆使するチームということを把握していたため、バッテリーに以下の2点に気をつけてほしいと話した。

1つは、ランナーに対しては、牽制を工夫してランナーを釘付けにすること。

2つは、バスターはあまり警戒しなくてもいいので、できるかぎりバントをしにくい工夫をすること。

この日4番を任された選手について。この選手は、とてもセンスがいい反面、カウントにかかわらずストライクゾーンに来たボールであれば球種・コースを問わずに手を出す傾向があった。

言い方を変えれば、ストライクゾーンにさえ来ればあまり考えずにボールを振るタイプだと分析した。

そこで、初球にしっかりと厳しいコースにストライクを取れるように集中してほしい、と。

そして、試合前には、私が指摘したことについては、完全に対策を立ててきた。

試合では、ヒットはさほど打てなかったものの、ある回からヒットを続けて打った場面や、決勝打となったホームランは、ボール球の直後にストライクを取りに来たストレートを狙い打ったモノだった。

機動力の対策について、ランナーに対しては走るタイミングを切りにくい工夫を徹底し、バンとについては(本格派のピッチャーだったので)、高めのストレートを中心の配球をした。

どういうことか。実は、バントをするときに、高めのストレートをきっちり転がすのは難しい。

それは、打球が強くなりやすく、ピッチャー前に転がってダブルプレーになる危険性があるし、もう一方で、バントフライになりやすいのだ。

実際に、バントフライでアウトになったり、バントがファールになって、ことごとく進塁の芽を摘むことができた。

そして、4番に起用された選手については、早打ちでことごとく打ち取ることができた。

残念ながら、全国制覇に協力はできなかったものの、今回も貴重な経験をさせてもらったと思っている。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2014-06-05  
最終発行日:  
発行周期:隔週刊  
Score!: 非表示   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。