健康・家庭の医学

健康長寿の知恵袋 〜健康で長生きのための実践栄養学〜

今の日本は平均寿命と健康寿命には約10年位の開きがあり、人生の最後の10年間は介護期間です。
そこで、健康寿命延伸対策に必要な骨粗鬆症、生活習慣病、ガン予防のための食事・栄養療法について今まで大学や一般向けのセミナーで話してきた内容について書いていきます

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【週刊】健康長寿の知恵袋 骨を作る対策 【通巻10号】

2013/04/24

骨を作るためにはカルシウムさえ摂ればよいと思っている人が多いのではないでしょうか?

確かに骨の材料としてカルシウムが必要であることは間違いないのですが、
これは100%正しいとは言えません。なぜなら、骨の材料は
カルシウムだけではないからです。

骨の材料は骨の結晶成分であるカルシウムやリンやマグネシウム、
カルシウムの吸収を助けるビタミンD、骨に含まれるオステオカルシンという
タンパクの合成に関与するビタミンK、骨の骨組みを作るコラーゲン、
コラーゲンの合成に必要なビタミンC、コラーゲンの原料になるたんぱく質、
骨の原料の一種であるムコ多糖、ムコ多糖の合成に必要なマンガンなどがあります。

これらの成分で骨が作られていくのですが、まずコラーゲンというタンパク質が
ビタミンCやケイ素の力を借りて網目状の基礎を作り、そこにカルシウムやリン、
マグネシウムなどのミネラルが結晶となり埋め込まれていきます。
そしてこれらのミネラルの接着剤として働くのがムコ多糖という物質です。

こういったことが分かれば、骨を作るためにはカルシウムさえ摂ればよいというのは
100%正しいとは言えないことが分かります。食事から骨を作る対策は、
ただカルシウムを摂取するだけではなく、骨の材料をもれなく摂取することが大事です。

また食事以外で骨を作る対策には骨に適度な負荷がかかるような運動を日常的に
行うことによって骨の強度を強める対策や、適度な日光浴によって体内でビタミンDを
合成することによって腸からのカルシウムの吸収率を高めるなどの対策もあります。

こういった生活習慣の対策と食事の工夫をとを組み合わせて骨粗鬆症対策を
していくと良いと思います。

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創刊日:2013-02-15  
最終発行日:  
発行周期:週刊  
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