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<3分で大事なことだけ>ザクッと分かる市況まとめ

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創刊日:2012-10-14  
最終発行日:2012-11-12  
発行周期:週刊  
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大統領選が終わり、財政の崖が注目される

2012/11/12

■■1.財政の崖が注目される■■
アメリカの大統領選挙関連のポジション調整は終わり、
次に、「財政の壁」問題に注目が集まっています。

財政の崖問題は米景気を底支えしていた減税や補助金が
打ち切られると景気に重要な影響を与えます。

この1週間の急激な下げについては選挙結果を受けて
オバマ勝利で株安、債券高という市場予想どおりの動きとなりました。
予想以上に調整が進んだことでもう少し後と考えていた財政の崖問題も早めに織り込み、
思った以上にリスク回避が進んだ可能性があります。

気になるのは米債・ドイツ債の利回りで、急低下しました。

緩やかにリスク回避の動きが長期間続いている時は
実需がリスクを回避してきます。
しかし、今週のような一気にリスク回避モードになって、
急激に米債が買われて株が下がるこの状態で、
冷静な実需のポジションが調整に動くかと言えば、疑問が残ります。

ギリシャ、スペインの支援問題など欧州不安が再燃していることなど
リスク回避の材料がクローズアップされていますが、
中国経済の底打ちと思わせる指標なども出てきていたり、
買い方をサポートする材料もあるため、売りが一巡した後は
買い場を探す局面と考えています。

下げがダラダラと続くのであれば、ただの逆張りとなるため、
相場を動かしている材料を見極め、考えを改めなければいけません。


■■2.相場状況■■
11/09 終値 (先週比)
日経 8757.60  (-293.62) 9日東証1部売買代金0.93兆円
NYダウ 13093.16  (-281.84)
上海 2069.070  (-47.98)
ストックス600(欧州) 270.27 (-4.58)

債券(10年債金利%)
日本 0.74
アメリカ 1.62
ドイツ 1.35

商品 (中心限月)
NY金先物  1725.4
NY原油先物  85.09
CRB指数 292.29

ユーロドル 1.2714
ドル円 79.23
ユーロ円 100.73

米大統領選で現職のオバマ氏が再選を果たした。
その一方で、下院は共和党、上院は民主党が過半数を維持する「ねじれ」状態が続き、
財政討議に影響を懸念される。
所謂「財政の崖」に対する警戒がされる。

ギリシャに対する救済融資の不透明感も売り材料視された。 

日経平均は前週比、反落。
9日の東証1部の売買代金は9334億円と、
SQ当日で売買代金が1兆円を割り込んだのは8月以来で、
売買は手控え状態。


■■3.今後の相場■■
来週の指標
■国内■
12日
GDP速報値
白川日銀総裁講演

■海外■
14日
米10月小売売上高

15日
ユーロGDP速報値
米10月消費者物価指数
米10月鉱工業生産
米11月フィラデルフィア連銀業況指数
中国中央委員会全体会議

16日
米、大統領と議会指導部の協議


「オバマ大統領の声明などを受けてNYダウが2─3日で回復すれば、日本株の戻りも期待できる。
回復に時間がかかるようだと日米株価とも調整が長引きそう。

15日には中国で新たな政策方針が発表される可能性があり、中国経済の回復に期待が高まれば、
東京市場でも中国関連銘柄が物色されやすい。

12日に7-9月期の国内総生産(GDP )が発表される。
日本経済の景気後退局面入りを示唆。マイナス成長になると予想されているが、
落ち込みが事前予想の範囲内に収まれば、相場への影響は限定的。 

大統領選等の織り込みは先週で終了し、為替が円安方向へ進むなど買い意欲が続けば、再度9000円へ。

■■4.質問コーナー■■
財政の崖とは。

リーマン・ショックの後、オバマ政権は公共事業などを増やして景気を支えた。
しかし、政府の借金も同時に増える為、財政赤字が積み上がる。
そこで、赤字削減のために2013年から国防費など政府の歳出を法律で強制的に減らすこと決定している。
強制的に削減される為、切り立った崖から突き落とされるように景気が悪化する可能性を示唆した表現。

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