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Astro Sci-Tech NEWS VOL.6-12 2017.06.13

発行日:6/13

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   A S T R O  S c i−T e c h  N E W S    
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                           2017.6.13 VOL.6-12
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  宇宙技術を中心に航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術
  ニュースを分かり易く解説します!! 幅広い方々にお楽しみ頂けます!! 
└                                    ┘
┌                                    ┐
  ブログHPでは動画リンクしています!! 是非訪問下さい。
       http://npoastro.blog.shinobi.jp/
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 目 次   
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 ◆宇宙技術

  新世代スペースプレーンとは?! ミリタリー主導 XS−1の未来は?!

 ◆宇宙技術

  プラネタリー・デフェンスに着実な一歩!! 小惑星を回転させる意味とは?!

 ◆天文科学

  木星観測衛星ジュノーの初期成果!! こんなに違う木星の素顔!!


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 ▼新世代スペースプレーンとは?! ミリタリー主導 XS−1の未来は?!
  
    
  米国では軍事用の宇宙開発も行われ、余り表に出てこないが密かに実験されている。
  最近、X37Bと呼ばれる無人シャトルが、2年の軌道実験を終え帰還している。
  
   <X37B>
    https://media.defense.gov/2010/Dec/02/2000374857/670/394/0/100330-O-1234S-001.JPG
  
  このX37Bでは、主なる用途を宇宙での実験としていたが、軍事衛星の打上げを
  狙って、新しいプログラムが発表された。実験用スペースプレーン XS−1 だ。  
  
   <XS−1 Phantom Express >
    http://www.aerotechnews.com/wp-content/uploads/2017/05/boeing-darpa1.jpg
  
  構想そのものは、2013年頃より出ているが、この度 その共同開発先が決まり、
  航空宇宙の雄 ボーイング社 がそれを勝ち取った。
  
  その役割は、マッハ10超の速度で10日間の飛行が可能とする無人シャトルで、
  1.3トン程の人工衛星を、1回当たり5億円以下の低コストで軌道投入する。
  
  ロケットでもなく飛行機でもないハイブリット機という。本体シャトルは、宇宙圏
  の入り口まで弾道飛行し、背負ったブースターが衛星を軌道へ投入する。
  
  本体シャトルは、その後 大気圏に再突入し、地上の滑走路へ戻ってくる。そして、
  直ぐに次の衛星投入の準備に掛かり、数時間で離陸していく。
  
  なんとロケットエンジンは、スペースシャトルのメインエンジンだったAR−22
  の改良版という。スペースシャトルでの実績を重視し、選定されたとの事だ。
  
   <AR−22>
    http://spaceflight101.com/wp-content/uploads/2017/03/C7oMZizX0AAg_nn-412x512.jpg  
  
  完成すれば軍事用途だけでなく、民間でも大いに期待できる。飛行速度マッハ10
  というが実現すれば、旅客用途なら、東京−NYを1時間ほどで飛行できる。
  
   <民間で開発が進むマッハ10旅客機 Skreemr >
    http://d2kwcz501vadsp.cloudfront.net/p/news/wp-content/uploads/2016/03/Ipad-Skreemr-4-696x492-450x317.jpg
  
  
  宇宙へ行くには、やはりビジネスと繋げる事が重要だ。軍事技術ではあるが、発展
  の可能性がある基礎部分は、米国の航空産業もボトムアップし、ビジネスへ繋がる。
  
  
  日本語情報
   http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/13/x37b/
   http://japanese.engadget.com/2017/05/25/darpa-xs-1/
  英語情報
   https://www.darpa.mil/news-events/2017-05-24
   http://www.space.com/34633-x-37b-military-space-plane-surprising-facts.html
   http://www.parabolicarc.com/2017/05/24/aerojet-rocketdyne-selected-main-propulsion-provider-xs1-vehicle/
   http://www.parabolicarc.com/2017/05/24/darpa-picks-boeing-xs1-program/
   http://spaceref.biz/company/boeing-darpa-to-design-build-test-new-experimental-spaceplane.html
   http://www.mag2.com/p/news/161939
  
  
  動画:DARPA プロモーションCG(1分弱)
   https://youtu.be/tEZDWoJdC7w
  
  動画:X37B(2分半)
   https://youtu.be/0yeD8PjaWO4
  
  動画:NASA スペースシャトルのエンジン紹介(8分)
   https://youtu.be/cn4MVoIEJvU
  
  動画:GeoBeats報道 Skreemr (1分)
   https://youtu.be/jrJ2ppe5SLs
  

 ▼プラネタリー・デフェンスに着実な一歩!! 小惑星を回転させる意味とは?!
    
   related blog link
    http://npoastro.blog.shinobi.jp/61-%20astro%20news-%20space%20tech/%E2%96%BC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B2%E3%83%89%E3%83%B3%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%B8%E7%AC%AC%E4%B8%80%E6%AD%A9%EF%BC%9F%EF%BC%81%E3%80%80%E5%9C%B0%E7%90%83%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%86%E5%B0%8F%E6%83%91%E6%98%9F%E5%8D%B1
 

  小惑星衝突の危機に向けて、欧州がリードプロジェクトを進めている。まだ、緒に
  ついた印象だが、アイデアだけの世界から、リアルな防御技術へ向けた一歩だろう。
 
  当然思い付くのは破壊やコース変更だが、まだその規模の算出ができない。つまり、
  どの程度のエネルギーをぶつければ、どんな結果になるかが予測できないのだ。
 
  結果として派手な技術となるだろうが、それまでには地道な研究が必要だ。例えば、
  まず小さなモノをぶつけて、その影響を計測する、そんな過程が必要だ。
 
  この5月、日本で開催されたプラネタリー・ディフェンス・カンファレンスという
  専門家会議で、NEOTωist(小惑星回転)プロジェクトなる発表があった。

   <プラネタリー・ディフェンス・カンファレンスのロゴ>
    http://www.neoshield.eu/wp-content/uploads/PDC2017.png
 
  この計画は、その名の通り、小惑星にインパクトを与えて回転させて、その影響を
  測定しようというアイデアだ。
 
   <NEOTωistイメージ図>
    https://s3-eu-central-1.amazonaws.com/centaur-wp/theengineer/prod/content/uploads/2017/05/15112130/Neotwist.jpg
 
  同じ質量のインパクトでも、回転だと、質量中心からできるだけ外側に当てる事で
  大きな回転モーメントを与えられる。実は、この回転の方が測定しやすいのだ。
 
  測定手法に起因する。距離が離れると、前後や上下などの小さな距離変位の測定は
  難しいが、回転による反射光の変化、光の変化の方が測定し易いという訳だ。
 
   <インパクトにより小惑星の輝度周期が変化する>
    http://www.neoshield.eu/wp-content/uploads/3LightCurve.jpg
 
   <NEOTωistに関連する実衛星の配置>
    http://www.neoshield.eu/wp-content/uploads/ImpactorSubunitChaser.jpg 
 
  
  日頃のニュースよりも小粒な印象だが、技術開発は地道さが大切。小さな人工衛星
  でも充分対応できる、こういうところにこそ、日本も技術で貢献したいものだ。  
 
 
  日本語情報
   http://tocana.jp/2017/05/post_13259_entry.html
  英語情報
   http://www.neoshield.eu/science-technology-asteroid-impact/neo-angular-momentum-spin/
   https://www.theengineer.co.uk/space-experts-meet-to-discuss-asteroid-deflection-technologies/
   http://www.spacedaily.com/reports/Twisting_an_Asteroid_999.html
  
  当該論文(arxiv) pdf
   https://arxiv.org/pdf/1601.02103v2.pdf
  論文 隕石落下のリスク評価(2014年) pdf
   http://www.spaceguard.or.jp/RSGC/results/ASTEROID_23_4/Vol.23-99-103.pdf
  解説 天体の地球衝突問題とその対応(2017年) pdf
   http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/2017_110_02/110_85.pdf
  プラネタリー・ディフェンス・カンファレンス関連講演会のポスター pdf
   http://planetary.jp/PDC/assets/images/PDC_leaflet.pdf
  
  
  動画:A Relatively Inexpensive Kinetic Impactor Demonstration Mission
     Concept(スタート 2h22m53s)専門家会議より
   https://youtu.be/y1N_eOnQx0U?t=2h22m53s
 
  動画:Design Study of a Kinetic Impactor Demonstration Mission Featuring
     NEO Spin Change and Observer Sub-Spacecraft(スタート 2h37m36s)同上
   https://youtu.be/y1N_eOnQx0U?t=2h37m36s
 
  動画:小惑星調査 Asteroid Impact Mission のイメージCG(6分半)
   https://youtu.be/h4lpu8HbpFY
 
  動画:NASA 恐竜絶滅時の小惑星衝突の再現実験(4分弱)
   https://youtu.be/bfrHoGlFLwk
 

 ▽木星観測衛星ジュノーの初期成果!! こんなに違う木星の素顔!!
     
  
  近接映像とは、かくも違うものか。世界の研究者が驚いた 木星観測衛星 ジュノー
  の観測映像。そこには、これまで見えなかった世界が展開されていた。
  
  例えば南極、そもそも地球からは見えないず、こんなに渦が多く発生しているとは、
  誰も想像していなかった。大赤斑のような大きな渦の中にも、多数の渦が見られる。
  
   <木星南極  5.2万km地点:最大直径1千kmものサイクロンが写る>
    http://www.americaspace.com/wp-content/uploads/2017/05/02_scott_2.jpg
   <木星北極 19.5万km地点:南北で随分とイメージが異なる>
    http://www.astronomy.com/-/media/Images/News%20and%20Observing/News/2016/08/jupiternorthpold.png?mw=600
   <大赤斑 中には小さな渦が無数に見られる>
    https://d2xkkdgjnsfvb0.cloudfront.net/Vault/Thumb?VaultID=8842&Interlaced=1&Mode=R&ResX=960&OutputFormat=jpg&Quality=90&t=1496264366
    − 参考:ボイジャー1号の大赤斑 撮影映像 −
    http://spaceinfo.jaxa.jp/files/15527.jpg
  
  そして新たな謎も生まれた。これらの渦、簡単に言えば台風 又は サイクロンは、
  安定しているか、直ぐ消えるか、また 何故 南極・北極で見た目が違うのか 等だ。
  
  マイクロ波計測では、雲の層構造を観測、赤道付近では、下方まで到達しているが、
  他の緯度・縞では、違う構造に進化していると事も分かってきた。
  
   <あきらかになった木星の構造図>
    http://www.americaspace.com/wp-content/uploads/2017/05/03_scott_3.jpg
   <雲の層断面 赤道部とそれ以外に違いが>
    http://www.americaspace.com/wp-content/uploads/2017/05/04_scott_4_fix_noon_may_24_use.png
  
  また、磁気観測でも新しい事実が出て来ている。木星磁場は、太陽系で最大である
  事は知られるが、その想定よりも大きく、均一ではなく強弱がある結果だった。
  
  
  地球と比べ直径11倍、質量317倍、太陽系で最大惑星の木星。そのイメージは、
  根底から覆り、あらたな研究対象となった。やはり、宇宙探査は重要なテーマだ。
  
  
  日本語情報
   http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/9143_jupiter
   http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/17/040300121/?P=1
   https://www.cnn.co.jp/fringe/35101796.html
  英語情報
   http://www.spacedaily.com/reports/A_whole_new_Jupiter_with_first_science_results_from_Juno_999.html
   http://www.americaspace.com/2017/05/26/a-stormy-turbulent-world-new-science-results-from-juno-reveal-whole-new-jupiter/
  
  
  動画:NASA講演 木星観測衛星 ジュノー の成果(1時間8分)
   https://youtu.be/6o9FiTf1vZE
  
  動画:ジュノーによる木星近接の連続映像(2分弱)
   https://youtu.be/iryExfFgrqI
  
  動画:ジュノーによる木星赤外線探査(1分半)
   https://youtu.be/0EH293DuwcE
  
    
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