自然科学一般

ASTRO Sci-Tech NEWS

宇宙・航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術ニュースを分かり易く解説します!! 
中高生からオタクまで、幅広く楽しんで下さい!

全て表示する >

Astro Sci-Tech NEWS VOL.6-11 2017.05.30

2017/05/30

□━・・・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・━□ 
   A S T R O  S c i−T e c h  N E W S    
□━━・━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・━━□ 
                           2017.5.30 VOL.6-11
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ 
┌                                    ┐ 
  宇宙技術を中心に航空・先端研究・最新技術など、世界中から夢ある科学技術
  ニュースを分かり易く解説します!! 幅広い方々にお楽しみ頂けます!! 
└                                    ┘
┌                                    ┐
  ブログHPでは動画リンクしています!! 是非訪問下さい。
       http://npoastro.blog.shinobi.jp/
└                                    ┘
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ 
 目 次   
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□ 

 ◆宇宙技術

  超小型衛星キューブサット市場ヒートUP!! 打上げロケット次々参入!!  

 ◆宇宙技術

  キューブサットの次はキューブローバー?! 誰でも月にマイローバー?!  

 ◆天文科学

  テラフォーミングに新手が参上?! 奇抜と言えば奇抜なアイデア2つ?!  


〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 


 ▼超小型衛星キューブサット市場ヒートUP!! 打上げロケット次々参入!!
  
  
  マイクロロケットともミニロケットとも呼ばれる、超小型衛星の打上げロケットの
  開発がヒートアップ、スペースベンチャーが参入している。
  
  米ベクター・スペース社、開発中のベクターRは、全長13m、直径1.1m程で
  数10kg、更に150kg程度の衛星を軌道へ打ち込むベクターHも開発中だ。
  
  エンジン部品に3Dプリンター製造部品を使い、タンクもカーボンコンポジットを
  利用する等、意欲的な取組みをしている。
  
   <ベクター・スペース社の技術試験機 P−19H>
    http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/09/vector_r/images/001.jpg
   <ベクターR構成 エンジン燃料噴射装置・燃料タンク等がコンポジット>
    https://3dprintingindustry.com/wp-content/uploads/2017/05/vector-r-expanded-view-1024x864.png
  
  そして、米スペースフライト社が進めるエレクトロン。こちらは全長17m、直径
  1.2mという同サイズ。ペイロードも150kgという完全な競合だ。  
  
   <スペースフライト社の発射準備中のエレクトロン>
    http://cdn.parabolicarc.com/wp-content/uploads/2017/05/electron_launch_pad.jpg  
   <複数のチタン合金3Dプリント部品を用いたエンジン>
    http://idarts.co.jp/3dp/wp-content/uploads/2016/03/Rocket-Lab-Electron-4.jpg
  
  これまで、ニュージーランドのロケットラボ社が開発してきたが、最近、スペース
  フライト社に買収された。同じくカーボンコンポジット部品採用、取組みは最新だ。
  
  これらのロケットはシェアライド方式、即ち 150kgのペイロードに、幾つかの
  超小型衛星が相乗りする。1個10kgとすれば、15個一緒に打上げだとなる。
  
  日本では、ホリエモンこと堀江貴文氏が設立したインターステラ・テクノロジー社
  が高度100km以上の宇宙空間へ、試験機器を打上げるロケットを開発中だ。
  
   related blog link
    http://npoastro.blog.shinobi.jp/61-%20astro%20news-%20space%20tech/%E2%96%BC%E3%83%9B%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%A2%E3%83%B3%E7%8E%87%E3%81%84%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E6%89%93%E3%81%A1%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%EF%BC%81
  
   <宇宙到達に必要な エンジン120秒燃焼実験に成功>
    http://www.hokkaido-nl.jp/data/39615/img3.jpg
  
  超小型衛星を軌道に乗せるまではいかないが、弾道弾飛行で宇宙空間に達し、試験
  機器や実験機器を宇宙空間に到達させ、パラシュートで回収する。
  
  こちらはやや小ぶり、全長9.9m、ペイロード20kg程度となっており、弾道弾
  飛行による微小重力状態も、260秒ほど継続でき、一つの売りだ。
  
   <インターステラ・テクノロジー社のロケット MOMOの弾道弾軌跡>
    http://sorae.jp/wp-content/uploads/2016/06/20160601nro2.jpg
   <MOMO>  
    https://cdn.camp-fire.jp/media/filter/l/img/573b3744-79c8-458d-9c76-29750aaf828e.png
  
  この後、超小型衛星を軌道投入できるロケット開発も計画にある。手初めてとして
  確実なところから参入を狙っている。
  
  
  まだまだ多くのスペースベンチャーが凌ぎを削る超小型衛星を取り巻く世界。勝ち
  残りには、更なる技術が必要だ。日本も、せめてバックアップできる施策が欲しい。
  
  
  日本語情報
   http://news.mynavi.jp/articles/2017/05/09/vector_r/
   https://news.infoseek.co.jp/article/mynavi_1624572/?p=3
   http://idarts.co.jp/3dp/rocket-lab-electron/
   http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0400609.html
  英語情報
   http://www.space.com/36710-vector-space-test-launch-success.html
   http://www.space.com/36877-rocket-lab-mini-launcher-maiden-flight-nears.html
   http://www.floridatoday.com/story/tech/science/space/2017/05/19/electron-rocket-nears-test-launch-new-zealand/101890456/
  
  
  ベクター・スペース社
   http://www.vectorspacesystems.com/
  スペースフライト社HP
   http://www.spaceflight.com
  ロケットラボ社HP
   https://www.rocketlabusa.com/
  インターテスラ・テクノロジー社
   http://www.istellartech.com/
  
  
  動画:米TV報道 ベクター・スペース社工場(2分半)
   https://youtu.be/tadkLmfUAd0
  
  動画:ロケットラボ社 プロモーション(1分半)
   https://youtu.be/yEOCq6KcwXo
  
  動画:ロケットラボ社 エレクトロン発射準備状況(2分)
   https://youtu.be/xKb7AH9GfiI
  
  動画:ロケットラボ社 ラザフォードエンジン試験状況(3分強)
   https://youtu.be/Ngvow6egisg
  
  動画:インラーステラ社 エンジン噴射試験(3分)
   https://youtu.be/mEn7dWq41A8


 
 ▼キューブサットの次はキューブローバー?! 誰でも月にマイローバー?!
 
  
   related blog link
    http://npoastro.blog.shinobi.jp/61-%20astro%20news-%20space%20tech/%E2%96%BC%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%9C%EF%BC%A8%EF%BC%A1%EF%BC%AB%EF%BC%B5%EF%BC%B4%EF%BC%AF%20%EF%BC%B8%EF%BC%B0%EF%BD%92%EF%BD%89%EF%BD%9A%EF%BD%85%E4%B8%AD%E9%96%93%E8%B3%9E%EF%BC%81%EF%BC%81%E3%80%80%EF%BC%92%EF%BC%90
  
  月面探査を目指すローバーの開発、グーグルのXプライズ月面探査プロジェクトの
  影響もあり、各国で盛んに進められている。
  
  その中の一つ 宇宙ベンチャーの米アストロボティク・テクノロジー社は、NASA
  から 2kgという超小型の月面探索車 CubeRover の開発を受託した。
  
   <開発中の月面着陸機 Griffin とローバー Andy>
    https://au-hakuto.jp/lineup/assets/img/6/article_image04.jpg  
  
  パートナーのカーネギーメロン大学は、2015年に、30cm立方サイズ、質量
  10kgというCubeRoverを開発しており、それがベースとなる。
  
   <カーネギーメロン大学の CubeRover Tetramorph:左 折畳時 右 活動時>
    https://static1.squarespace.com/static/54554c16e4b0a993e0db77d2/t/553e7b99e4b0388b76873fe4/1430158235544/?format=1000w
  
  小型化により、惑星や衛星表面を汲まなく調査したり、詳細に事象にあたれる事で、
  これまでよりも密度の濃い情報を期待できる。
  
  更には低コスト化により 超小型衛星 CubeSat が宇宙開発のハードルを下げた様に、
  宇宙開発の裾野を広げる可能性がある。惑星探査のゲームチェンジャーを狙う訳だ。
  
  
  同じく日本のチームHAKUTOもチャレンジを続ける。ファイナリスト5チーム
  の一つに選ばれ、12月末に打上げ予定だ。宇宙開発の広がりは、ここにもある。
  
   <HAKUTOのローバー Xプライズ参戦 最終モデル SORATO>
    https://team-hakuto.jp/img/history/history_fm.jpg
  
  
  日本語情報
   http://news.mynavi.jp/articles/2017/02/22/sorato/
  英語情報
   https://room.eu.com/news/will-cuberover-revolutionise-planetary-surface-exploration
   http://www.parabolicarc.com/2017/05/05/astrobotic-develop-cuberover-standard-planetary-surface-mobility/
   http://lunar.cs.cmu.edu/updates/2015/4/27/cube-rover
  
  アストロボティク社 HP
   https://www.astrobotic.com/peregrine
  チームHAKUTO HP
   https://team-hakuto.jp/
  
  
  動画:探査船 月着陸までのイメージCG(1分強)
   https://youtu.be/7OByTDFTe14
  
  動画:CNETニュース Xプライズに向けての開発状況(4分)
   https://youtu.be/ER3Nn_2mTjI
  
  動画:Tetramorph展開状況(14S)
   https://youtu.be/qBNBkeyNCrA
  
  動画:Tetramorph移動状況(1分強)
   https://youtu.be/OKkTkQjhkzQ
  
  動画:HAKUTOのローバー(3分)
   https://youtu.be/XZjL5l4ji0Q
 


 ▽テラフォーミングに新手が参上?! 奇抜と言えば奇抜なアイデア2つ?!
  
  
  テラフォーミングという言葉、聞かれた事もあるだろう。SFアイデアがスタート
  だが、1960年頃より、専門家も研究している惑星環境の地球化の事だ。
  
  最近話題の火星は、その筆頭。これまでも多くの映画等で取り上げられているが、
  化学的な方法で、大気環境を地球環境へ改造するものが殆どだった。
  
  一方、もっとドラスティックなアイデアが示されている。火星を動かし、地球軌道
  へ移す事で、地球同等の太陽光を得る事で環境改造を促進するアイデアだ。
  
   <地球軌道上に火星を移す 熱くもなく寒くもなく>
    −地球軌道上=太陽系ハビタブルゾーン−
    http://i.gzn.jp/img/2017/04/27/move-mars-to-habitable-zone/cap00007_m.jpg
  
  どのように という疑問が起きるが、その方法があるという。巨大人工衛星を使い、
  重力牽引するというのだ。超遠大な方法ではあるが、理論的には可能と言う。
  
   <重力牽引アイデア>
    http://i.gzn.jp/img/2017/04/27/move-mars-to-habitable-zone/cap00002_m.jpg
  
  只、仮に成功したとしても、太陽系のバランスを崩す事にもなりかねず、他の惑星
  が弾き出されるなどのリスクがあり、非常に危険な方法でもある。
  
  軌道変更もなく、化学的な方法でもない、より良いアイデアも出てきた。そもそも
  火星に大気がないのは、太陽風により吹き飛ばされたから。それを防ぐアイデアだ。
  
   <太陽風により火星大気が吹き飛ばされる様子>
    http://i.gzn.jp/img/2017/03/08/make-mars-habitable/004_m.jpg
  
  太陽風を防ぐと言えば、地球磁場により作られるバンアレン帯だ。同じモノを火星
  にも作りだせば良い。それを特殊宇宙船を配置して、人工磁場を創り出そうという。
  
   <磁場発生宇宙船による火星保護帯の形成:左 火星 右L1宇宙船>
    http://www.newsweekjapan.jp/stories/2017/03/07/save/takamori0307a.jpg
  
  これにより、火星に大気が戻り気温上昇、暖かくなって、極部の二酸化炭素の氷を
  溶かし、温室効果が働いて、人が棲み易い環境に近づく訳だ。
  
  
  どちらにしても、実行は孫子の代まで持ち越される事だろう。人類が今すべきは、
  テラフォームの技術が必要ない地球を実現すべく、立ち上がる事が重要だろう。
  
  
  日本語情報
   http://gigazine.net/news/20170427-move-mars-to-habitable-zone/
   http://gigazine.net/news/20170308-make-mars-habitable/
   http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/03/nasa-3.php
  英語情報
   http://www.sciencealert.com/nasa-wants-to-launch-a-giant-magnetic-shield-to-make-mars-habitable
  
  軌道移動関係論文[arXiv] link
   https://arxiv.org/abs/astro-ph/0102126
  人工磁場関係資料
   https://www.hou.usra.edu/meetings/V2050/pdf/8250.pdf
  
  
  動画:重力牽引プロモーションCG(2分弱)
   https://youtu.be/LSKFRuWuRKo
  
  動画:太陽風が火星大気を吹き飛ばすCG(1分強)
   https://youtu.be/gX5JCYBZpcg
  
  動画:地球の磁場について(1分半)
   解説は火星軌道移動案を提唱したタイソン博士
   http://www.nationalgeographic.com.au/videos/cosmos-a-spacetime-odyssey/explaining-the-earths-magnetosphere-5032.aspx
  
  動画:映画トータルリコールより火星テラフォーミング(1分半)
   https://youtu.be/kF5Qwjelz60
 
    
〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 
<発行にあたり> 
--------------------------------------------------------------------------- 

  このメルマガは、NPO法人 ASTROがお贈りする、宇宙を始めとする
  世界中の最先端の科学や技術の情報をご紹介するものです。

  日本では、あまり報道されない、面白いネタニュースを探して、分かり易く
  説明・解説し、科学技術の楽しさや大切さを伝えていきたいと思っています。

  ご意見、ご感想もお待ちしております。宜しくお願いします。

〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 

 <まぐまぐ>
 ◇マガジンID 0001502650  購読者数(00045)
 ◇本メールはインターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。 
      発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
 ◇本メールの配信中止・アドレス変更・新規登録は、下記「登録・解除」ボタン 
  からお願いします。        http://archive.mag2.com/0001502650/index.html
        ・・バックナンバーも、ここにあります。・・
 <メルマ!>
 ◇マガジンID 195104    購読者数(00059)
 ◇本メールはメルマガスタンド[メルマ!]を利用して発行しています。 
      発行システム:http://melma.com/
 ◇本メールの配信中止・アドレス変更・新規登録は、下記「登録・解除」ボタン 
  からお願いします。        http://melma.com/backnumber_195104/
     ・・バックナンバーも、ここにあります。(Vol.1-25より) ・・

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 
    End 17.05.30 VOL.6-11 End 17.05.30 VOL.6-11 End 17.05.30 VOL.6-11 End 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2012-09-24  
最終発行日:  
発行周期:月刊以上目標  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。