語学・言語学

文章力が身に付くメモ

文章が簡単に上手くなるちょっとしたTips集

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文章力が身に付くメモ_第14回

2012/10/09

例文:忙しい現代、わずかなプライベートな時間も自由にならない。
改善案:私はとても忙しいので、わずかなプライベートな時間も自由にならない。

本来、この回の内容は一番最初に書くべきものであったかもしれませんが、あまりに当たり前と思い、書きませんでした。
しかし、最近は、こうしたこともおろそかになりがちなようで、遅くはなりましたが、文章の基本中の基本としてとらえてください。

さて、例文には主語がありません。主語のない文は、内容が不明確です。「忙しい現代」と冒頭にあるので、すべてを時代のせいにしてしまい、現代人はみなプライベートな時間さえ奪われていると言いたげです。
しかし、「プライベートな時間」が「わずか」なのかどうかは、人によって違います。
仮に「わずか」であっても、「自由になる」かならないかも人によって異なります。この筆者は、現代人はみな同じだと見ているようです。

主語を明確に出すことは、その文が何について書かれたか、その範囲を示すことです。
「私が」と書けば、私のことについて何かを書くと宣言しテイルのです。助詞の「は」「が」で示す主題・主語は、その1文が誰の(何の)、動作・状態・属性・意見などを表すのかを示します。
ビジネス文書、契約文書などでは、各文の主語をはっきりさせないと、トラブルの原因になりかねません。

例文:あのころはうれしいにつけ、悲しいにつけ、歌をよくうたったものだ。
改善案:あのころの私たちはうれしいにつけ、悲しいにつけ、歌をよくうたったものだ。

主語を表す際には、正確さにも気をつけましょう。たとえば、「鉛筆が折れた」と「鉛筆の芯が折れた」では事実が違います。
「ボールペンが切れた」も不正確で、「ボールペンのインクが切れた」が正確です。そうすることで、何について何を言いたいかがはっきりするはずです。

また、何のどんなことについて書くのかをはっきりさせるのは、主語だけにかぎりません。
目的語についても同じことが言えます。

エアコンを入れた。

こんな文があったら、その意味をどうとりますか。「それまでエアコンなしで済ませていた部屋に、エアコンを入れた」という意味にもとれますし、「エアコンのスイッチを入れた」ともとれます。あるいは「空いているスペースにエアコンを収納した」と解釈する余地もあります。
会話であれば、状況や様子から簡単に判断できることも、文章ではそうした情報がない分、より確かな書き方が要求されます。




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創刊日:2012-09-19  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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