語学・言語学

文章力が身に付くメモ

文章が簡単に上手くなるちょっとしたTips集

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文章力が身に付くメモ_第11回

2012/10/06

例文:私はイヌが嫌いだ。ちゃんとしつけていない飼い主が実に多い。なので、イヌの散歩道はさけるようにしている。結果、やっぱし余計な時間がかかって困る。
改善案:私はイヌが嫌いだ。きちんとしつけていない飼い主が実に多い。それで、イヌの散歩道は避けるようにしている。その結果、やはり余計な時間がかかって困る。

「ちゃんと」を「きちんと」、「なので」を「それで」、「結果」を「その結果」、「やっぱし」を「やはり」に書き改めたのが改善案です。
このように比べてみると、問題点がいずれも話し言葉だとわかるでしょう。
「ちゃんと」と「やっぱし」は、見た目から話し言葉だと判断できるたぐいのものです。その半面、「なので」と「結果」は少し迷う箇所かもしれません。
通常「苦手なので」「調査した結果」というように、「なので」「結果」の前に語句を置きます。あるいは、前の文全体を受け止め、「それなので」「その結果」と、代名詞をつけた形にします。
同じ例を見てみましょう。

- いろんな → いろいろな、さまざまな
- けど → 〜けれど
- 〜じゃない → 〜ではない
- すごく → とても、非常に
- 〜してる → している
- 〜なんて → 〜などは、〜とは
- 〜みたい → 〜のよう

また、話し言葉として用いられるうちに、意味が変質したものもあります。これらを不用意に使うと、文意がおかしくなります。

- 濃い(新しい意味:充実したさま。きわだっている)
- ディープ(新しい意味:深くはまり込んでいるさま)
- 大丈夫(新しい意味:よろしい)

「大丈夫」とは肯定の意味でも使われますが、「大丈夫ですか」とたずねる場合は、不具合でもありそうなときに確かめる表現です。ここは通常「よろしいですか」とすべきでしょう。

補足:「話すように書け」をうのみにしない
明治時代、二葉亭四迷が「言文一致体」を唱えてから、文章も話すのとそれほど変わらない表現で書くようになりました。しかし、「話すように」との説をうのみにしてはいけません。かつての「文語」と「口語」ほどの差はないにしても、今でも「書き言葉」と「話し言葉」にはさまざまな違いがあります。
怪しいなと思ったら、こまめに辞書にあたり、きちんとした「書き言葉」を使いましょう。





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創刊日:2012-09-19  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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