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TNLFオフィシャルメールマガジン ノーザンライツ

トーキョーノーザンライツフェスティバル(TNLF)が発行する、オフィシャルメールマガジン。北欧の映画を中心に、アート、カルチャーetc.の最新情報&レビューをお届けします! また、ノーザンライツフェスティバルに関する情報も、このメールでチェックして下さい。

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TNLF2013会期決定のお知らせ、TAMA CINEMA FORUMで『シンプル・シモン』上映

2012/11/15

北欧映画etc.の最新情報&レビューをお届け!
TNLF オフィシャルメールマガジン
[ノーザンライツ]    創刊号

お待たせいたしました!
遅れておりましたが、いよいよ「ノーザンライツ」創刊号の刊行です。


==Contents=============================
■*News*■ 北欧映画・アートスクランブル
ノーザンライツフェスティバル2013開催のお知らせ/第22回映画祭TAMA 
CINEMA FORUMで『シンプル・シモン』上映/「フィンランドのくらしとデザイ
ン ムーミンが住む森の生活展」開催中
■*Review*■ 北欧映画クロスレビュー
『The Black Power アメリカの光と影』/『マンモス』
■*Special*■ 第25回東京国際映画祭にみる北欧
■*What's Next?/From Editor*■ 創刊号予告/編集後記
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■*News*■‥‥北欧映画・アートスクランブル‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(このコーナーでは、北欧映画や北欧に関連する文化・芸術に関するイベント
等について、幅広くご紹介します。)

□ノーザンライツフェスティバル2013開催のお知らせ
来年の「トーキョーノーザンライツフェスティバル2013」ですが、会期が決定
いたしました。映画は2月9日から15日まで、渋谷・ユーロスペースにて、北欧
の作品を中心に新作・話題作・日本未公開作など盛りだくさんでお送りします!
期間:2013年2月9日(土)〜15日(金)
会場:東京渋谷・ユーロスペース

さらに今年は映画のほか、音楽やアートなど関連のイベントも多数開催予定で
すので、ご期待下さい!
みなさまのご来場を心よりお待ちしております!
イベント情報やチケットの販売、上映作品・スケジュールについては、本メー
ルマガジンで最新情報をご紹介してゆく予定です。
また、トーキョーノーザンライツフェスティバル オフィシャルサイト(www.
tnlf.jp)、ツイッター(@tnlfes)、フェイスブック(www.facebook.com/
tnlfes)もご覧ください。

□第22回映画祭TAMA CINEMA FORUMで『シンプル・シモン』上映
今年で22回目を迎える映画祭、TAMA CINEMA FORUMで、今年の「トーキョーノー
ザンライツフェスティバル2012」で上映した『シンプル・シモン』が上映され
ます。アスペルガー症候群の青年、シモンが主人公のラブコメディですが、ノー
ザンでの上映時には多数のお客さまにご来場いただいた作品です。見逃された
方もこの機会にぜひご覧下さい。上映後には作家・大野更紗さんのトークも予
定されています。なお、映画祭ではこのほかにも多くの作品の上映や豪華ゲス
トによるトークなどが予定されまていますので、興味のある方はぜひ公式サイ
トをご覧下さい。

スウェーデン発―アスペルガー症候群から描いた独自の世界―
11月17日(土)
会場:ヴィータホール(京王線「聖蹟桜ヶ丘駅」(西口)から徒歩1分)
※映画祭のメイン会場、パルテノン多摩とは場所が違いますのでご注意下さい。
11:00-12:23  『シンプル・シモン』上映
12:23-13:10  トーク(予定)
 トークゲスト:大野更紗氏(作家)

チケット料金
一般:前売1,200円 当日1,400円
子ども(4歳〜小学生):前売800円 当日900円
 Lコード:31683
>公式ページ:http://www.tamaeiga.org/2012/program/026.html
>TAMA CINEMA FORUM公式サイト:http://www.tamaeiga.org/2012/

□「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展」開催中
現在、「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活展」が
2012年4月7日からの青森県立美術館を皮切りに現在全国巡回中です。その第
1会場である青森県立美術館での展示会の様子のレポートします。

今回の展覧会は日本でも馴染み深い、フィンランドの妖精「ムーミン」。トー
ヴェ・ヤンソンの原画の展示と共に、「ムーミン」シリーズを通してフィンラ
ンドのライフスタイルを紹介しようという、日本初の大規模なフィンランド展
です。そのためムーミンだけでなく、アアルトの家具や、イッタラのカイ・フ
ランクデザインの食器、マリメッコのテキスタイルなど20世紀のデザイン・プ
ロダクトも多数展示されています。
また、フィンランドの神話的叙事詩「カレワラ」を題材に描いた画家のアクセ
リ・ガレン=カレラや建築家エリエル・サーリネンの作品を通じて、モダンデザ
インの原点を知ることができます。さらに、エコハウス・プロジェクトやコミュ
ニケーション・デザインも紹介されています。
展覧会に合わせて青森市内と弘前市内では「北欧フェア」が開催され、カフェ
では北欧にちなんだお菓子やコーヒー、お寿司屋さんではノルウェーサーモン
の手巻き寿司と言ったメニューが期間限定で提供されたりなど、町中が盛り上
がっていました。

展覧会はその後、宇都宮美術館、静岡市美術館を巡回、現在長崎県美術館で開
催中です。この次は兵庫県美術館での開催が予定されいます。日程は以下のと
おりです。
10月19日(金)〜12月24日(月・祝) 長崎県美術館
2013年1月10日(木)〜3月10日(日) 兵庫県立美術館

この機会にぜひ、フィンランドという国の風土やライフスタイルを学び、日本
でも「グッド・デザイン」による「持続可能な社会」の実現を模索していきま
しょう。
>展覧会公式サイト:http://www.finland-design.com/

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■*Review*■‥‥北欧映画クロスレビュー‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
(このコーナーでは、ノーザンライツフェスティバル有志が劇場公開新作を中
心に、北欧映画のクロスレビューをお届けします。レビューと評価の星の数は
メンバー独自の判断によるものです。個性豊かな評者それぞれの評価の違いを
楽しむもよし、作品ご鑑賞の際の参考にするもよし、ぜひお読みになってくだ
さい!)

『ブラックパワー・ミックステープ アメリカの光と影』(The Black Power 
Mixtape 1967-1975/2011)
監督:ヨーラン・ヒューゴ・オルソン(Goran Hugo Olsson)/出演:マーティ
ン・ルーサー・キング(Martin Luther King, Jr.)、マルコムX(Malcolm X)、
ストークリー・カーマイケル(Stokely Carmichael)ほか/制作国:スウェー
デン・アメリカ/スウェーデン語・英語/92分
@全国巡回上映中
※2013年2月6日、DVD発売予定(販売元:アメイジングD.C.)
>公式サイト:http://www.curiouscope.jp/BLACKPOWER/

【ストーリー】
スウェーデンの公共放送局SVTの倉庫に眠っていた、アメリカ公民権運動の歴史
的フィルム。偶然その膨大な映像を発見した本作の監督が編年で要所を紡ぎ、
一本のドキュメンタリー映画として甦らせた。フィルムは、キング牧師、マル
コムX、アンジェラ・デイヴィス、ストークリー・カーマイケルら、当時の黒
人指導者たちの映像に、現在の彼ら自身や新しい世代のアフリカ系アメリカ人
たちへのインタビューを交え、公民権運動の表と裏を生々しく再現する。

【レビュー】
◇なぜ元になった映像の数々が30年間もお蔵になってたのかは謎だけど、『黒
いジャガー』や『スーパーフライ』といった、ブラックスプロイテーション映
画の源泉であるに違いない黒人公民権運動の本質が客観的な視点により語られ
ている。しかし、アメリカ史上初の黒人大統領も今やなんの違和感もない光景
になったとはいえ、それから40年が経った今でも、結局アメリカは大して変わっ
てないと思うと、少しブルーな気分になってしまった。★★★☆☆(栗)
◇特にスウェーデン的であるようなポイントはなかったが、かつての映像と現
代のインタビューを交えた構成がおもしろく、見応えがあった。★★★★☆(
細)
◇恥ずかしい話、本作をみるまでアメリカの黒人公民権運動というと、キング
牧師とマルコムXくらいしか知らなかった。時系列で指導者たちの姿とインタビュー
を綴っていて、歴史年表を眺めているようでもあり、ブラックパワー入門編と
してよくできている。だがなぜこれだけの記録が、アメリカの3大ネットワーク
(当時)でなくヨーロッパの小国(失礼)のテレビ局にあるのか、そこに問題
の本質がみてとれるように思えるのは自分だけだろうか。★★★★☆(塩)

『マンモス 世界最大のSNSを創った男』(Mammoth/2009)
監督:ルーカス・ムーディソン(Lukas Moodysson)/出演:ガエル・ガルシア・
ベルナル(Gael Garcia Bernal)/ミシェル・ウィリアムズ(Michelle Williams
)/トーマス・マッカーシー(Thomas McCarthy)/マリフェ・ネセシト(Marife 
Necesito)/制作国:スウェーデン・デンマーク・ドイツ/英語・タガログ語・
タイ語/121分
※レンタル・セルDVD(販売元:(株)トランスフォーマー)
>公式ページ:http://www.transformer.co.jp/products/TMSS_198.html

【ストーリー】
人気ゲームサイトの創始者として成功をおさめ、今や契約書にサインするため
だけに世界中を飛び回るレオ、外科医でER勤務に忙殺される妻のエレン、ふた
りには7歳の娘がいる。夫婦はともに忙しすぎて愛する娘とゆっくり過ごす時間
もない。フィリピンから出稼ぎに来ているグロリアが娘の養育を引き受けてい
るが、そのグロリアにも故郷に残してきた幼い息子たちがいる。ストレスと哀
しみが募っていくなか、それぞれの葛藤は深まっていく。

【レビュー】
◇TNLF2011で特集したムーディソン監督の最新作。(日本では劇場未公開)02
年の『リリア4-ever』以降、パッとしないという評判のムーディソンだが、実
はこんな映画を撮っていた。自分と自分を取り巻く世界との齟齬を子供の眼差
しを通して繊細に描いてきたムーディソンが、今作では、大人もまた社会の中
で自らの在り方に翻弄され、迷い続けながら生きるしかないことを描く。ハッ
ピーエンドに混じった苦みにムーディソンの憂鬱が見え隠れしている。(雨)

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■*Special*■‥‥第25回東京国際映画祭にみる北欧‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

今年で25回目を迎えた東京国際映画祭が開催され、今年のグランプリはイスラ
エルとパレスチナの問題を背景にしたフランスのロレーヌ・レヴィ監督による
家族ドラマ『もうひとりの息子』が受賞しました。北欧の作品としてはデンマー
ク作品『シージャック』がコンペに出品されたものの、惜しくも受賞は逃して
います。それだけでなく、当編集部がみた作品の中には、若干こじつけもあり
ますが、「北欧つながり」とでもいうのか、北欧に関係する作品がちらほら見
受けられました。そんな作品の中からいくつかご紹介します。

『シージャック』(Kapringen, 2012)
本作は日本でも自衛隊を派遣している北アフリカ、ソマリア沖の海賊を取り上
げたもの。デンマークは世界有数の海運大国で、そのためもあってか再三にわ
たって海賊の被害に遭っている。デンマーク人にとって、決して他人事ではな
いテーマだろう。そんな背景もあってか、シージャックをドキュメンタリー・
ドラマ形式で再現したこの作品、淡々としてはいるものの、そこがかえってリ
アリティを醸しだしているように感じられた。監督はトビアス・リンホルム(
Tobias Lindholm)で、彼は今年のカンヌ国際映画祭で主演男優賞などを受賞し
たトマス・ヴィンターベア監督作品『偽りなき者』(Jagten, 2011:来春日本
公開予定)の脚本を監督とともに担当している。

『メイジーの知ったこと』(What's Maisie Knew, 2012)
もう一本、コンペに出品された本作だが、この作品にスウェーデンの俳優、ア
レキサンダー・スカルスガルド(Alexander Skarsgard)が出演している。離婚
した両親の間で翻弄される少女の災難と、それに巻き込まれる離婚夫婦両方の
再婚相手を描いた作品で、アメリカ生まれでイギリスの作家、ヘンリー・ジェ
イムズによる同名の小説を映画化した。原作はヴィクトリア朝時代のロンドン
が舞台だが、それを現在のニューヨークに置き換え、少女と大人たちの間で生
じるドタバタや悲喜交々を、うまく描写している。監督は『綴り字のシーズン』
のスコット・マクギー(Scott McGehee)、デヴィッド・シーゲル(David 
Siegel)のコンビで、スカルスガルドは離婚した妻の再婚相手、リンカーン役
を演じる。なお、原作の邦訳は「ヘンリー・ジェイムズ作品集」第2巻(国書刊
行会刊)に収録されている。

『ゴミ地球の代償』(Trashed, 2011)
もう一本はキャンディダ・ブラディ(Candida Brady)監督によるアメリカのド
キュメンタリー作品。TOYOTA Earth Grand Prixで、審査員特別賞を受賞した。
ベトナム戦争中に米軍が散布した枯葉剤に含まれ、プラスチックの焼却で生じ
るダイオキシンの問題や、プラスチックによる海洋汚染の実態などを、イギリ
ス人俳優ジェレミー・アイアンズ(Jeremy John Irons)が世界中をかけめぐっ
てレポートする。この中でアイスランドのダイオキシン汚染の問題をレポート
していた。アイスランドに建設されたゴミ焼却場に隣接する農家で、焼却場の
稼動後にダイオキシン汚染がみつかったため、牛乳や畜産物が出荷できなくなっ
てしまったのだそうだ。環境大国というイメージのアイスランドだが、こんな
問題が存在するのだ。この作品、ほかにもいろいろ盛り込みすぎの感はあるが、
プラスチック汚染の実態をよくとらえている。

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■*What's Next?/From Editor*■‥‥次号予告/編集後記‥‥‥‥‥‥‥

□TNLF2013作品紹介
□その他イベント最新情報


□編集後記
最初にお詫びしなければなりません。月一で最新情報をお届けしますなどと謳っ
ておきながら、まったく実行できませんでした。これはひとえに私の不徳のい
たすところであります。どうもすいません。ということで、せっかくの創刊号、
ボリュームアップでお送りしたつもりではあるものの、0号で予告した内容とは
大幅に異なって(あるいは大幅に遅れて)しまいました。ご容赦下さい。
ただ、来年のノーザンライツフェスティバルにつきましては、随時号外という
形もとりながら、最新の情報や公式のチラシやウェブサイトではご紹介しきれ
ないことなども取り上げていきたいと思っておりますので、ご期待下さい。
今後ともよろしくお願いいたします。

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創刊日:2012-05-25  
最終発行日:  
発行周期:月刊  
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