哲学・心理学

心の苦痛を軽くする方法

心に苦しみを抱えて毎日を送る人々へ、その苦痛から解放される方法を考察してお送りいたします。

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礼儀作法と罪悪感

2013/06/16

・礼儀作法と罪悪感


罪悪感を刺激すると人を操作するのは容易になる。

ある集団の中で、
嫌がられるとか疎まれるということが
その中に存在することの罪の意識を生む。

日本人は礼儀作法を重んじてきた。
礼儀作法はその特徴と効果を〈狭く限定された集団〉と
いうものに強く依存する。

礼儀作法を守ることは
集団の中で嫌われたり疎まれたり
することを避ける意味合いが強い。
礼儀作法を怠ると、
(現代は少なくなっただろうが)
それに対する制裁をうけたりもする。
良い例が殿様行列で庶民は汚れた地面に
土下座をしていたというものがある。
それを怠ると、
制裁として刀で切りつけられることもある。
幕末の頃、薩摩藩の殿様行列を横切ったイギリス人が
薩摩の侍に切られ殺害されたり
片腕を切り落とされ(生麦事件)、後に薩英戦争という
紛争に発展した例もある。
日本という狭く限定された独特の風習や習慣が
もたらした問題である。
ある閉鎖的な集団の中にいることでのみ通用する
道理とか理屈を顕著にした例だろう。

礼儀作法は、狭い集団の中であればあるほど
その効果は大きくなる。
ある集団をおさめるのに礼儀作法をあれこれ
定めるのは都合が良い。
それに従わないものや馴染まないものに対しては
嫌ったり疎外していくことが制裁となる。
礼儀作法を怠ること、それ自体が罪で悪である
という感じ方を植え付けていく。

そこへ所属するものに対しては、
言動につけ、振る舞いにつけ、表情や視線の送り方
についてさえも礼儀作法を適用し、それを制限したり
非難したり、意のままに矯正したりできる。

そうなるとある集団の中で、画一的な感じ方や
独特の感情を植え付けられることにもつながっていく。
独自の価値観、独自の倫理観、人との距離感も
独特のものにすることができる。
軽いマインドコントロールといったものか。

日本人独特の感じ方は実際ある。
そしてそれは問題として明らかになる。
視線恐怖はその良い例であり、
欧米には見られないものだ。

また対人恐怖症と呼ばれる精神疾患も
日本に所属することで持つ独自の感じ方が
社会的に引き起こす様々な支障が
明らかになりはじめたよい例である。

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創刊日:2012-01-22  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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