政治・経済

真悟の時事通信

 常に国家国益を考える政治家 西村真悟のメールマガジンです。
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真悟の時事通信(平成24年12月31日号)

2012/12/31


大晦日に国家の危機をご報告、そして飯舘村のこと
No.804 平成24年12月31日(月)

 本日も早朝に、仁徳天皇陵に参拝。
 冷たい風が吹いているので体感温度は昨日よりも十度近く低い。
 参拝していつも祈ることは、
 「御皇室の彌榮と日本国の安泰」

 民主党政権が崩壊して迎える大晦日そして明日からの新年は、まことにすがすがしい。
 これが、平成二十三年三月十一日に東日本を襲った巨大地震と巨大津波の国難と中国の尖閣に対する軍事攻勢を目の当たりにした日本国民の選択だった。
 もはや日本国民は、三年四ヶ月前に民主党の「生活第一」に踊らされた有権者はなかった。
 この度の、師走の総選挙において、国民は、「国家の危機」を肌身で感じた上で有権者としての選択をした。
 自分の生活を第一に考えていたのは、民主党という泥船とそこから逃げだしたネズミだけだった。日本国民ではなかった。
 彼等は、「生活第一」の代わりに、それと似たような「原発廃止」に飛びついた。そして、消滅した。
 国民は、国家レベルの視点から選択し、
三年前に生活第一で議席にありついた徒党だけが、
もはや通用しない「自分の生活第一」という反日・反国家的な選挙をしていたのだった。

 そして、私は、この国家の危機を肌身で感じた国民によって議席を与えられたのだ。
 天を仰いで感謝するとともに、身の引き締まる思いがする。
 何故なら、この議席の任期の内に、我が国に対する軍事的攻勢を軍事力によって撃退する事態に我が国は遭遇するからだ。
 
 その意味で、本日大晦日の産経新聞産経抄は秀逸である。
 それは、寺田寅彦の「半分風邪を引いていると風邪を引かぬ話」という随筆を引用して、中国が反日運動を仕掛け尖閣諸島の挑発活動を繰り返すようになったのは、日中関係が「風邪を引く」のを恐れるあまり、民主党政権が「友好」に前のめりになりすぎた結果だとすれば合点がいく、と書く。
 この産経抄の秀逸さは、国家が安泰を維持する為の方策を適格に把握し、寺田寅彦の随筆を引用してまことに短文で分かりやすく、さりげなく書いていることにある。
 
 国家間の衝突は、「風邪を引くのを恐れる者達」が作り出す。
 この度、国民が感じている国家の危機は、中国の軍事大国化に尽きる。
 それは歴代自民党政権の日中友好に基づく長年に及ぶ巨額の経済援助(ODA)の土台の上に三年半の民主党政権によって竣工したグロテスクな暴力装置である。
 チャーチルは、第二次世界大戦を作ったのは、「平和主義者」だと回想録で書いている。チャーチルは、第二次世界大戦は防げた戦争だったと嘆いている。
 独裁政権(ナチスドイツ)にミュンヘンで宥和することによって平和を維持しようとした平和主義者たちが、ドイツのポーランド侵攻(第二次世界大戦)を呼び込んだのだ。
 
 そこで、現在、我が国周辺で同様のことが起こりつつある!
 つまり、平和主義者(風邪を引くのを恐れる者達)が、独裁政権(中共)の軍事攻勢を呼び込んでいる。
 このまま放置すれば、独裁政権はシステムの当然の結果として、軍事的行動によって目的を達しようとする。
 
 では、そのシステムを如何にして停止させるのか。
 
 チャーチルと寺田寅彦は、同時期に同じことを言っている。
 寺田寅彦は、随筆という形で言っていたと産経抄に教えられたが、チャーチルは政治家だからイギリス議会で主張していた。
 その主張のため、彼は、「戦争屋」と言われ落選の憂き目もみるが、実は、チャーチルは寺田寅彦と同じように、平和を維持する方策を主張していたのだ。
 即ちチャーチルは言った。
「このまま放置すれば、ドイツ空軍の戦力はイギリス空軍を遙かに上回るようになる。そうなれば、ドイツは、空軍によってイギリスを攻撃できる。
 今からでも遅くはないからイギリス空軍を強化しよう。
そうすれば、ドイツ空軍首脳はイギリスと戦争をしてはならないという判断を確信を持って独裁者ヒットラーに提言できるようになる」

 明日から、平成二十五年の新年が始まる。
 安倍晋三氏は、総理大臣として、デフレ脱却以上に、
チャーチルの「平和主義者が戦争を招いた」という第二次世界大戦の教訓と寺田寅彦の「半分風邪を引いていると風邪を引かぬ話」の意味するところを悟り、
 自民党政権の日中友好とODAそして民主党の卑屈な対中屈服が招き寄せた我が国家の危機を克服するために、
早急で断固とした軍備増強に踏み切り、
中共の独裁者と軍首脳をして、
「対日軍事攻勢は成功しない」、
「対日敗北は共産党政権の崩壊を招く」
という判断に至らしめるよう全力を傾注されたい。

 最後に総選挙によってご報告できなかったことを記しておきたい。それは、飯舘村のことだ。
 総選挙への流れが動き出す一日前の十一月十二日、私は早朝から福島県飯舘村に入った。
 住民は見かけられず警察車両だけが目立った。さっそく、引き返してきて私の車両を職務質問した警察官(大阪府出身、警視庁)によると、空き巣被害が多発しているという。
 私は、昨年菅直人内閣による飯舘村村民総退去の指令を理不尽と思い、六月の村民退去まで二度にわたり飯舘村を訪れ退去実施業務に忙殺される村役場と村内各所を訪れてきた。
 十一月十二日の三度目の飯舘村訪問は、村民退去後初めての訪問だった。
 あの芸術的にも綺麗だった村役場の玄関にも雑草が生えていた。そして、何よりつらかったのは、昨年の美しかった水田に既に草が背丈近く生い茂っている殺伐たる光景だった。その草ぼうぼうの水田を囲む丘陵の紅葉だけが変わらぬ目をみはる美しさを湛えていた。つまり、人のいない「廃村」の光景だった。
 昨年は空き家になった家に置いていかれた犬が、人恋しくて車を追いかけてきたが、本年はその犬たちももういない。

 では、飯舘村はこのような光景にするほど危険だったのか。昨年の村民退去前の放射能は次の通り(天候晴れ)、
村役場前3・44マイクロシーベルト、
細川牧場6・5(以下、同)。
 何も危険ではない。全く安全だ。
 
 そして本年十一月十二日の放射能は次の通り(天候雨)、
村役場前0・60〜0・83〜1・42
細川牧場3・14〜5・50(雨だれ付近)
飯舘中学玄関1・07
綿津田神社2・4〜2・8
伊達市との境界付近1・12
JR福島駅0・17
ちなみに、我が家のある堺市仁徳天皇陵付近の現在(十二月三十一日)の放射能0・17

 昨年も、村の郷社である綿津田神社に参拝し、本年十一月十二日にも参拝した。この美しい村を守り給え、と。
 そして、神社にただ一人居残って生活されている多田宮司にお目にかかりお茶を戴いて退出した。
 民主党政権の理不尽な村民退去から廃村への許せぬ策謀のなかで、村の郷社の神職一人、神々に仕え村を護る。
 あたかも日本を護るが如しだ。

 それから二十日ほど経た十二月四日の衆議院総選挙公示日、
未来のない「未来の党」の滋賀県知事が、脱原発アピールのため村民のいない飯舘村で化粧した顔で第一声という映像に接する。
 これは、飯舘村への冒涜である。
 しかし、この厚化粧知事と随行者とマスコミと空き巣泥棒は、飯舘村は安全だということを実証するために村に立ち入っていたことは確かだ。

 安倍内閣は、「復興」という言葉を使う以上、
具体的に、すばらしい村、日本人一人一人の故郷のような飯舘村をどうするのか直ちに表意せねばならない。
 このまま、日本を弱体化させることが目的のコミンテルンの走狗であった菅直人に追随して廃村にするのか。
 直ちに復旧・復元に入るのか。

 以上、本年最終の時事通信となりました。
 諸兄姉に感謝し、
 御皇室の彌榮と日本国の安泰をともに祈ります。
 諸兄姉、よいお年をお迎えください。 

 

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創刊日:2011-05-10  
最終発行日:  
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  • 名無しさん2013/01/11

    今までの中で、西村先生の最高の一文でした。

  • 名無しさん2013/01/02

    衆議院議員の数を減らす必然性は無いと思

    います。 480人とその秘書数人が一体と

    なって情報を集め真偽をその目で確かめて

    国政に生かせれば、氏の言うように素早い

    復興が可能です。 拉致、諸島領土、核

    推進装備等の解決及び覚悟がこれからの

    日本を真の独立国として存続できる鍵

    です。 氏の活躍に期待します。 雪風

  • 名無しさん2013/01/01

    ・「民族系」論者には「自由社会の存立」に必要な「反共」・「反社会主義」の知識が全く欠落している。「民族系」は南京事件・沖縄集団自決・従軍慰安婦強制連行・百人斬りなど、「左翼」の歴史捏造問題には反撃論陣を張る。これは正しいが、石井731部隊人体実験・シナでの毒ガス作戦などの他の歴史捏造には口を噤む。

      ・「民族系」には歴史の「真実」への関心がない。彼らは観客相手の「売文業者」で、観客のいない問題には関心がなく、知識もない。「観客」とは「旧軍の将兵(退役軍人)たち」だ。「民族系」論者の東京裁判批判は「意味不明な論旨」で、東京裁判史観の拡大宣伝をする日本共産党系学者の「狂説」を目に入れていない。「観客」=退役軍人たちは南京事件・従軍慰安婦等の問題は体験からすぐ分かるので、これらの捏造を糾弾すればすぐに反応がある。「民族系」論者は「花代」欲しさに、捏造歴史問題を一部に限定して声を大にしている。!)ソ連軍の蛮行(満州でのレイプ・殺人・財産奪取)、!)シベリア拉致日本人の悲惨さ、!)南方作戦(餓死から奇跡的な一部が生還)には「何一つ語ろうとはしない」。その理由は、これらの被害はあまりに悲惨で「観客」が思い出したくない、つまり「民族系」の「金にならない」からだ。

     

     ・「民族系」は「保守主義者」ではなく「保守」か否かも疑問だ。「真正保守」ならば、反「極左イデオロギー」闘争を優先し、「国家の永続」を最重視する。「保守」は昭和天皇や吉田茂のように必ず「親米」だ。「反米」は「左翼」・「極左」の特性で、「日の丸」・「天皇」を戴くだけで彼らを「保守」と見なすのは不正確で「危険」だ。「真正保守」の再建には、彼等を「再教育」して「一部を選別するほかない」。

     

     ・「民族系」は過去20年間、「第二共産党」・民主党の政権奪取に貢献してきた。彼らは日本の国を挙げての「左傾化」を阻止しようとはせず、助長した。「民族系」は、「ソ連の脅威の一時的な凍結」を好機として、「反米→大東亜戦争美化論→東京裁判批判→A級戦犯靖国合祀の無謬」を「絶叫する狂愚」に酔い痴れてきた。「大東亜戦争美化論」は日本廃絶論・日本「亡国」待望論で、林房雄、保田與重郎・福田和也の系譜だ。

      ・民主党は「国家解体」に直結する「地方分権」、民族消滅に直結する「日本女性の売春婦化である性道徳の破壊」など、「日本滅亡の革命を嫡流的に後継する政党」だ。だが、「民族系」は、民主党が支持される「土壌づくり」に協力した。

      ・「民族系」が「正気に目覚める」のは「外国人参政権」と「夫婦別姓」の二つに限られ、これ以外では無知で無気力だ。「深刻な出生率低下をさらに低下させる法制度や日本の経済発展を阻む諸制度」に反対せず、関心もない。「財政破綻状態にも、日本人の能力の深刻な劣化問題にも」憂慮しない。「民族系」論客・団体の「知的水準」は低く、民主党批判を展開する「学的教養を完全に欠如」する。

      ・だが、「あきらめるのは、まだ早い」。「十八世紀のバークやハミルトン、二十世紀のレプケやハイエクなど、多くの碩学から」学んで、「日本国の永続」方策を探り、「悠久の日本」のための「国民の義務」に生きる道を「歩み続けるしかない」。

  • 名無しさん2013/01/01

    メルマガありがとうございます。シナの内乱による共産党崩壊のタイミング、韓国朝鮮のパチンコ換金制度廃止による経済破綻崩壊のチャンスが到来した。それは今年だ。極悪強盗匪賊の殲滅は世界の願いである。これができるのは国会議員のみである。その暁に拉致被害者が帰国出来るのであす。頑張ってください。

  • 名無しさん2012/12/31

    最後を締めくくるにふさわしい力のこもった一文です。感動しました。議員活動でお忙しくなると思いますができるだけ時間を割いて書き続けてください。先生の文章は暗がりの中にいるわれわれの進むべき道を照らす松明です。がんばれ、西村眞悟!!

  • 名無しさん2012/12/31

    天皇陛下万歳。日本国万歳。

  • 名無しさん2012/12/31

    我が国が軍事増強をしても中共は侵略の手を緩めることは決してありません。

    中共はアメリカから覇権奪取のためにありとあらゆる手を尽くして侵略攻勢を仕掛けてきます。

    いずれ本格的に衝突する時が来ます。

    戦争という名の衝突が。

    その時のための備えを今から急ピッチで行う必要があります。

    ただ問題はこれだけ平和ボケした大多数の日本国民に中共および支那人と戦う気概があるかどうかです。

    日章旗と皇室のもとに大団結して中共と支那人に立ち向かう必要があります。

    チベットのためにも、東トルキスタンのためにも、南モンゴルのためにも、そして世界のためにも。

  • 名無しさん2012/12/31



    文中で述べておられる「平和主義者」は、お説の通りでありましょう。しかし、



    >この議席の任期の内に、我が国に対する軍事的攻勢を軍事力によって撃退する事態に我が国は遭遇するからだ。



    には、ああ、またもや外交下手の我が国は第二次世界大戦に突入させられた時と同じ様な轍を踏むのかと、実に悔しい思いである。



    戦後永らく自民党が行ってきた中韓への態度・・・南京大虐殺や慰安婦問題に関する証拠を揃えて相手国と世界に示し、その虚偽を明らかにする事をせず、ただただ謝罪をするのみとは、愚の骨頂である。融和が生まれる余地があろうか。



    真実を釈明することこそ、国家間の不信を払拭するのだ。充分な外交を駆使せず、戦争に引きずり込みたい相手の思う壺にに入る知の足りない愚昧な政治に溜怒りを覚える。

     

  • 名無しさん2012/12/31

    西村真悟先生有難うございます。今や西村真悟先生のみが頼り。西村真悟先生のオピニオンだけを頼りに祈る気持ちです

  • 名無しさん2012/12/31

    来年こそ、国民全てが一丸となって国難を克服し日本復興元年としましょう。

  • 名無しさん2012/12/31

    先生は頭が固い。

    福島県は人が住めない地区が多く存在します。 12/3のメールを参照下さい。

  • 名無しさん2012/12/31

    軍需産業の振興すなわち経済再生と国防強化、これを目指すべき。航空機、艦船、ミサイル、諸設備、経済振興の空間があるではないか。昨年石川護国神社で自決した杉田智君の行動の趣旨とう、わかれば書いてください。