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「海つばめ」ダイジェスト

労働の解放をめざす労働者党機関紙「海つばめ」の掲載記事を紹介します。
政治・経済・社会問題について、マルクス主義の立場から分析、労働運動や社会主義への闘いを提起します。

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誰に一番責任があるか――徴用工をめぐる日韓の争い/『海つばめ』ダイジェスト1月12日号

2019/01/12

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誰に一番責任があるか――徴用工をめぐる日韓の争い
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 戦争中の朝鮮労働者の強制徴用の件で日韓がもめている。

 補償金を徴用工の動員と利用に手を染めた三菱などの日本の大企業が払うのか、1965年の日韓の同意に基づいて韓国政府が支払うのかといった、対立である。

 もちろん純粋に法的な観点からいうなら、安倍政権にも道理がないこともない。朴政権は朝鮮国民を慰撫し、バラまきのカネ欲しさに、いい加減なところで妥協したかどうかは知らないが『請求権』を放棄したのは事実だからである。

 しかし日韓間で今本当に問題になっているのは、そうした法律上のことではない。

 安倍政権やそれを支持する国家主義勢力や反動派や『復古派』は、常にいつも一貫してこの間、日本の朝鮮に対する植民地支配や慰安婦問題=若い朝鮮人女性や徴用工といった事実等々はなかったと言いはやし、歴史や真実を否定し、しつこく朝鮮人らは嘘をついていると侮辱し、恥ずべき態度を取り続けてきたということである。

 彼らはそのことで怒り、憤慨しているのであって、つまり安倍政権が続く限り、日韓の関係改善は望むべきもないということである。

 反動と国家主義派と自国ファーストの政権はそれ自体、他国の国家主義や自国ファーストを挑発し、かくして諸国家の対立や闘争を煽り立て、戦争の時代の幕を開き、そんな時代につながって行くのである。

 日韓の関係改善はまず、国際的に恥ずべき存在である、安倍政権の一掃から始まるといって決して言い過ぎではない。(H)

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【飛耳長目】
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 共産党の志位が野党共闘に苦労している。志位が野党共闘の笛をやかましく吹きならしても、自由党の小沢や社民党や市民派のような小勢力しか踊らず、肝心の立憲民主や国民民主はそっぽを向いたまま。

 沖縄では自由党のフリージァーナリストがいて何とか野党共闘の形が整ったが、山梨県知事選では志位のヤキモキ顔も知らぬかに、立憲と国民の2党は共産党外しでさっさと候補者を擁立、共産党はやむを得ず独自の候補者を担ぎだし、見事な野党分裂選挙となっている。保守派も分裂しており、県政を手にする絶好のチャンスだというのに。

 そもそも勝つ気がないなら、彼らが何をしようと我々には無関係だが、しかし彼らは県政を勝ち取ることに大きな意義を認めるのではないのか。しかも統一地方選でも野党共闘をつみ重ねていかないで、いかにして参院選でそれを成功に導けるのか。

 野党共闘を必死においかけてはいても、志位のやっていることは、それに反することばかりだ。例えば彼は野党ならどの党でも、彼らのいう『戦争法』の廃棄に賛成するはずだと決め込み、そんな要求は自明だというのだが、それは志位という、珍奇な民族主義的平和主義者の独断ということに気が付かない。

 そんな面倒なドクマチストの連帯を好んで求める人や党派が一体どこに、どれだけいるのか。少なくとも我々はそんな観念的で、愚昧な人々との付合いはご免だ。(鵬)

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創刊日:2010-12-05  
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