読書

本シェルジュがオススメする今週のビジネス書

本シェルジュ達が、オススメのビジネス書を、
中小企業診断士の視点から紹介していきます。

会話文で読みやすく紹介しています。

ビジネス書が中心になりますが、
時々ビジネスの視点で役に立つ小説やマンガも含みます。

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【本シェルジュ】知的戦闘力を高める 独学の技法

2017/12/18

みなさん、こんばんは。本シェルジュの石川です。

今年も残すところ、あと僅か…。来年に向けて、「FPの資格取得に向けて勉強をスタートしよう!」「今まで気になっていたカラーコーディネートについて、独学で学んでみよう!」など、ビジネスや趣味の分野で、新たな“知識の貯金”を考えている方も多いと思います。

その一方で、「…で、独学で勉強した後はどうするの?」「資格取得後、それをどんな場面で活かすの?」と、“知識の活かし方”について考えて迷うことも、少なくないのではないでしょうか?

かくいう私も、新たな年を迎えるにあたり“知識の貯金”を考えているところです。そんな中で、「この先、新たな学びを何に活かそうか?」と、悶々としていた時にこの本と出逢いました。

著者は、(ご本人いわく)「専攻と縁遠いキャリア」を歩んできた山口周さん。この本は、「独学で学ぶこと」「使える知識の身に付け方」に集中して書かれていて、日々の仕事の場面にも活かせる一冊だと思います。

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 1)本日紹介する書籍
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『知的戦闘力を高める 独学の技法』
ダイヤモンド社 (2017/11 第1刷発行) 312ページ
山口 周(著)
AmazonURL:  http://amzn.asia/9TUVWyc
  
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 2)本書を選んだ理由    どんな人が読むべき?
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「独学で使える知識を高めるには、どうすればいいの?」「このご時世、知識を身に付けても、あっ!という間に時代遅れになってしまうんじゃないか…」
時代の流れに応じて、その時々でビジネスにおいても「旬のテーマ」が変わっていきます。

この本は、時代変化の波に流されない「ブレない知識の磨き方」について、一見ビジネスとは縁遠いように見える「リベラルアーツ」の視点からも書かれています。

「いったいこの先、何を学べばいいのか?」と迷う人に、ぜひ読んで欲しい一冊です。

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 3)付箋 〜本書からの内容抽出です
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■P.33より
先述した通り、独学は大きく、「(1)戦略」→「(2)インプット」→「(3)抽象化・構造化」→「(4)ストック」という流れによって形成されます。

■P.60 より
独学の戦略とは、一言でいえば、「何について学ぶか」という大きな方向性を決めるということです。これは逆に言えば「何を学ばないかを決める」ということでもあります。
…(中略)… 独学に使える時間は無限ではありません。独学の戦略を考察するにあたって、依って立つ最大の立脚点がこの認識ということになります。
 
■P.63 - P.64より
言い方を変えれば、「テーマが主で、ジャンルが従」ということになります。
…(中略)… なにが言いたいのかというと、独学をするとなると、では「哲学を学ぶ」とか「歴史を学ぶ」とかいったように、ジャンルの設定から入ってしまいがちなのですが、大事なのはむしろ、自分が追求したい「テーマ」に方向性を持つということです。

■P.105より
「読書は短期目標でいい」という指摘を別の言葉で表現すれば、「無目的なインプットこそが大事」ということになります。なぜかというと「無目的なインプットをやってこなかった人は、肝心要の時期にアウトプットできなくなる」からです。

■P.188より
重要なのは、よく言われるような「常識を疑う」という態度を身に付けることではなく、「見送っていい常識」と「疑うべき常識」を見極める選球眼を持つことです。そしてこの選球眼を与えてくれるのがまさに「厚いストック」なのです。
 
■P.229 - P.230より
リベラルアーツを、社会人として身に付けるべき教養、といった薄っぺらいニュアンスで捉えている人がいますが、これはとてももったいない。リベラルアーツのリベラルとは自由という意味です。アートとは技術のことです。つまり「リベラルアーツ」というのは、「自由の技術」ということです。

■P.238 より
リベラルアーツはまた、専門領域の分断化が進む現代社会の中で、それらの領域をつないで全体性を回復させるための武器ともなります。

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 4)今日の気づき
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 ここ最近、「新たな知識をどうやって実践で活かすか?」について、考える機会が多くなりました。1日24時間、すべての人たちに同等に与えられている条件の中で、どうやって、これからを生き抜くための、ブレのない「活かせる知識」を身に付ければいいのか? その答えは、ビジネスや趣味に関係なく、どんな分野であれ、「ピン!ときたことを、とにかく知ろうとする意欲」なのだと思います。

山口周さんの著書を読むのは、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』に継いで2冊目です。今回の本と併せて、「リベラルアーツって、実はビジネスでも重要なんだ…」と、社会人になってだいぶ時間が経った今頃、やっと分かってきました。

学生時代を振り返り、一般教養の授業を取りつつも、あまり真剣に受けていなかったことを後悔しています。新しい年は…オン・オフ関係なく、興味を持ったことは「とにかく面白がって、学んでみる!」をテーマにしたいと思います。
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 5)本書の目次
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はじめに
序章 知的戦闘力をどう上げるか?
第1章戦う武器をどう集めるか?
第2章生産性の高いインプットの技法
第3章知識を使える武器に変える
第4章創造性を高める知的生産システム
第5章なぜ教養が「知の武器」になるのか?
おわりにかえて

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『知的戦闘力を高める 独学の技法』
ダイヤモンド社 (2017/11 第1刷発行) 312ページ
山口 周(著)
AmazonURL:  http://amzn.asia/9TUVWyc
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創刊日:2010-08-05  
最終発行日:  
発行周期:週1回  
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