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本シェルジュ達が、オススメのビジネス書を、
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会話文で読みやすく紹介しています。

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【本シェルジュ】どうしたらおもしろい人間になれますか?

発行日:12/26

こんにちは。本シェルジュの松林栄一です。
クリスマスが終わって、一気に年末ムードが高まってきましたね。
大掃除、年賀状作りなど、新年を迎える準備にお忙しい方も多いかと存じます。
(私もその2つと年内に片付けるべき仕事で、いわゆるテンパっております。)

さて、今月は「ヒト」をテーマに、各メンバーからお勧め本をご紹介しています。
部下のモチベーションアップなど、組織やリーダーシップの本にすることも考えましたが、「自分というヒトを見つめ直してみたい」と思いつつ書店へ行った際に目に付いた、ヨシモトブックスの「どうしたらおもしろい人間になれますか?」を選びました。

といっても、タイトルや「お笑いの吉本」のイメージに反し、中身はいたって真面目です。「“あいつはおもしろいヤツだ”と言われるためのツボをお笑いの人から学ぼう」という動機から手に取ると、やや拍子抜けするかもしれません。
(実は私自身がそうでした。(^^);)

この本は、「よしもとクリエイティブカレッジ」で企画、脚本、広告、映像製作などを教える第一線のクリエイター達による、カレッジでの授業の内容を収録したものです。
読み進めてみると、この本が単なる「エンタメ業界の入門書」ではないことが分かります。
姿勢、発想、表現、コミュニケーションなど、およそどんな業種や業態でも重要で、自分のやりたいことを実現していくためのエッセンスが詰まった一冊となっています。
読む側の捉え方によって、自己啓発本にもビジネス書にもなるでしょう。

...と書くと何だか重たそうですが、一流クリエイターの授業が基なだけあって、とても分かりやすく表現されています。
「2012年はもっとクリエイティブな人間になるぞ!」というあなた、お正月休みに手に取ってみませんか?


<目次>
1)今日のオススメの一冊
2)付箋
3)今日の気づき
4)本書の目次

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 1)今日のオススメの一冊                   〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

どうしたらおもしろい人間になれますか? 〜よしもと式クリエイター養成講座の現場から〜
よしもとクリエイティブカレッジ (編集) 
ワニブックス (2011/2/25) 195ページ
amazonURL http://amzn.to/trf7Zq

今回の登場人物紹介
■松林:クリエイティブさが課題な経営コンサルタント。「白い恋人」が好き。
■Y子:いちおう経済学部卒な専業主婦。福山雅治の大ファン。北海道の土産ならロイスのチョコレート派。

−−−−−
松林:ただいま〜。はい、大阪出張のお土産。

Y子:お疲れさま。あ、「面白い恋人」!。「白い恋人」から訴えられたって、新聞で見たよ。

松林:そうそう。「白い恋人」と間違えて買った人から苦情が来たっていうし、吉本は「面白い恋人」の商標まで取ろうとしたそうだ。

Y子:反社会的勢力とどうたらっていう話もあったし、吉本って何だかお騒がせなイメージがあるわ。

松林:そうだね。でも、「COUNTDOWN JAPAN」などの音楽イベントや、お土産の企画力などを見ると、優秀な人がたくさんいると思うよ。芸人さんの声が聞けるキーホルダーなんて、つい手に取ってしまいたくなる。

Y子:ふ〜ん、そうなんだ。「面白い恋人」は、ちょっと悪ノリかもしれないけど、そういうノリとか意外性って大事よね。あなたは真面目でいい人だけど、もうちょっと意外性があった方がいいと思うわ。マシャ(注:ファンが福山雅治を呼ぶ愛称)だって、ラジオでは顔から想像できないような下ネタも言ったりするのよ。...(以降、福山の話が延々続く)

松林:……

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〓 2)付箋 〜本書からの内容抽出です              〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・P24より
 自分が「やりたい」と思っていることが、まったく斬新でも個性的でもないことがよくあるのです。
 それとは逆に、自分が「普通にやれる」ことが、以外にも重宝され、評価されることもあるのです。
 だからこそ私は「やりたい」ことだけを追い求めるのではなく、同時に「やれる」ことを増やしてほしいと思うのです。その方法はいろいろあると思いますが、今まで自分が興味を持っていなかったものに目を向けてみるということも、ひとつのやり方です。

・P39より
 商品を作るのは、つくり手の気です。その商品をつくるために、つくり手がどこまで本気で、勇気を持って、元気でいたか、それこそが商品の気になると思っているのです。
 これは技術的に無理……。コスト的にも無理……。つくり手が簡単に諦め、妥協してつくられた商品に気が宿るわけはないのです。心でつくっているからこそ、商品に気が宿るのです。
 (中略)
 商品をつくるときには、お客様の「幸せ」を実現するために、自分は言い訳をしていないか自問してみましょう。
 本気になり、勇気をもって、元気に取り組めば、その商品は必ず売れるはずです。

・P98より
 コミュニケーションをどうとるかで悩んだときは、一歩前にすすんでください。間合いをつめるという努力をしてほしいのです。
 たとえば、大勢の中にいて「ご飯食べに行こうか」と誘われたとき、自分が行っていいのか迷ったら、「私も行っていいですか?」と自分から聞いてみるのです。
 自分は誘われてないから行かない。
 コミュニケーションにおいて、それは後ろに下がるということです。

・P107より
 ベスト100を挙げてみる、というのも脳力を鍛えるのにはもってこいの、いい訓練法です。
 たとえば、味噌汁の具を考えてみましょう。
 パッと思いつくものを挙げてみると、わかめ、じゃがいも、なめこ、とうふ、しじみ、あさり、ねぎ……と最初のうちは比較的スラスラと出てくるかもしれません。
 しかし、これがベスト30とかベスト50とかになったらどうでしょうか?
 (中略)
 みなさんも何でもよいですから、自分の好きなものの「ベスト100」を挙げてみてはいかがでしょうか。
 最低でも20ぐらいは挙げられなければ、「好き」のレベルにはならないでしょう。
 そしてこの数十種類をスラスラと答えられるレベルになれば「オタク」ではなく、さらにその上の「スゴイヤツ」になれます。
 これは自分なりの「尺度」つまり「価値観」を持つことにつながっていきます。
 価値観とは比較から生まれます。その母数が多いほどその価値観は広がりと深みを増していくからです。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 3)今日の気づき                       〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
クリエイティブって、持って生まれた才能のある人が、エイヤっと発想をアウトプットしているイメージがあった。

でも、この本からわかるのは、アイディアを出す力や企画力を鍛えるための習慣というものが、第一線のクリエイター達には備わっているということ。しかもそれを図や文に明確化して他人に講義することができるレベルだということに、改めて気付かされる。

そして、彼らのいう「おもしろい人間」になるためには、アイディアや企画を出せることに加えて、ヒトとしての懐が深くて、チームの中でコミュニケーションが取れることも必要になってくる。

このことは、お笑いやエンターテイメントの世界に限らず、どのビジネスでも大切なことなのだろう。さっそく、この本に書いてあることのいくつかを取り入れてみたい。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〓 4)本書の目次                        〓
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1 仕事にはこうして向き合う
◆様々な角度から人を見ることで、人間関係は豊かになる。
◆必ずめぐってくるチャンスのために、毎日の素振りこそが不可欠。
◆「やりたい」に自分が「やれる」ことをプラスする。
◆仕事は富士山。とりあえず、横へ裾野を延ばしてみる。
◆一流の人と仕事をするには、自分が一流でなければいけない。

2 自分を表現して売り込むために
◆自分の「怒り」や「不満」に気づくことが、新しい自己表現につながる。
◆企画はひと回り大きく、タイトルはネオンサインのように魅せる。
◆否定されたときこそ、「もっといいものをつくるチャンス」。
◆チャンスに備え、「こんなんが好き」「こんなんがやりたい」をたくさん用意する
◆自分という「商品」を定番にしてもらうことを考える。

3 コミュニケーション力を磨く
◆「質問力」がコミュニケーションを深める。
◆目に見えない作業にこそ、モノづくりの本質がある。
◆仕事をする上では、まずは自分が「お客さまのプロフェッショナル」になる。
◆無用な誤解をなくすために、迷ったときは間合いを詰める。

4 必要とされる発想力と考え方
◆「なんかおもしろい」をどれだけ蓄積しておけるかが勝負。
◆広い視野で一歩突っ込んで考えれば、企画でもトラブルでも笑いが取れる
◆飛び抜けた武器がなければ、小さなものをかけあわせてみる。
◆実際は、99%の才能と1%の努力。だけど、この1%の努力を惜しんではいけない
◆5W1Hではなく、 「6W2H」+「1W1H」で考えてみる。
◆常識と非常識の中間にあるツボを探せば、人に受け入れられる。

5 エンタメ業界を知る
◆クリエイトは、「媒体特性」を知ることからはじまる。
◆ヒットコンテンツはメディアに最適化することで生まれる
◆お金の流れを把握してこそ、アイデアや発想は具現化する。
◆企画と環境と価格がぴったりはまって、初めてモノは爆発的に売れる。
◆「目的」をブレさせず、全体を俯瞰で見る「視野」が必要。
◆「ネタ」はセールス

どうしたらおもしろい人間になれますか? 〜よしもと式クリエイター養成講座の現場から〜
よしもとクリエイティブカレッジ (編集) 
ワニブックス (2011/2/25) 195ページ
amazonURL http://amzn.to/trf7Zq

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【ご挨拶】
メルマガ「本シェルジュが勧める今日の一冊」は、年内の発信は今回までです。
今年1年、ご愛読いただき誠にありがとうございます。
東日本大震災、円高、欧州金融危機と大きな変化が続きましたが、皆様にとってはどんな年だったでしょうか?
来る年が皆様にとってよりハッピーでありますよう、メンバー一同お祈りいたします。
本メルマガの新年第1弾は、1月2日にお届けする予定です。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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